Qvouで働く人たち

以前働いていた会社の農業部門は多忙で、ハードな仕事内容だったため体調を崩し、転職することを決意しました。Qvouで働く友人から声をかけてもらい、新事業である農業事業部の立ち上げに携わることになりました。
幼い頃から、自分が農家になって、自分が作った野菜をお客様に届けたいという思いがあったこともあり、入社を決めました。また、ソーラーシェアリング（太陽光パネルの下で農業を行うこと）で、太陽光発電の収益を確保しつつ野菜を生産することにも魅力を感じました。農業は季節や天候に左右されるため、収益が不安定ですが、太陽光発電の収益を出すことで、畑では想定した生産量より少ない場合も利益につながるようになっています。経済的に余裕を持って、農業へ取り組むことができるのは大きな魅力だと思っています。また、耕作放棄地を農地として買い取り、農業をすることに対しても共感する部分があり、入社してこの事業に関わっていきたいと思いました。

年間を通してお客様に野菜セットをお届けするのが目標であり、業務です。
１〜12月までコンスタントに野菜が届けられるように、生産計画を立て、圃場の整備を行いながら、野菜を育てています。野菜に含まれる栄養素が少なくなっていると言われている昨今、農薬や化学肥料を使わずにじっくりと育てることで野菜本来の旨味と栄養を育てていけるよう、データの集計や計測が欠かせません。少しずつ色々な準備を経て、お客様にたっぷりの栄養とおいしさを蓄えた野菜を届けるため、準備を進めています。2024年以降から本格的に野菜の定期便をお届けできるよう、邁進しております。

露地栽培の経験がなく初めて取り組むため、これまで農家さんがこういった形で野菜を育てていたのか！という、ひとつひとつの発見や学びがモチベーションになっています。野菜の原理を知ることで、化学肥料を使用しなくても、必要なタイミングに必要なモノを与えれば、おいしい野菜を育てられるということがわかりました。こういった経験が、やりがいにつながっています。年間を通して色々な野菜を育てる事ができるので、様々な野菜の栽培メソッドを知る事ができて勉強にもなりますし、これから試してみたいこともまだまだたくさんあります。

これからチームとして仕事を進めるようになると、自ずと仕事量が増えていくと思っています。多くの仕事を進めていく中でも、何が必要で何が不必要なのかを見極め、最短のルートでベストな道を探れるように、資材集めから栽培計画に至るまで考えていきたいと思っています。栽培についても今はまだ、「野菜の成長を観察する目」を養っている最中です。だからこそ、野菜の成長の様子から、何が足りていないのか考え、小さな変化も見逃さずに観察し、必要なものを必要な時に気づく力を磨いています。

一から事業を積み上げていっているので、ここまで考えなければいけないんだ！と気付かされることが多々あります。前職は、言われたことをやればよかった仕事でしたが、Qvouでは何を考えればいいのか？何をすればいいのか？を自分で考えて判断することが試されます。単に作物を育てるだけではなく、耕作放棄地を農地として買い取るといった過程から、近隣住民の方々や行政との関わりまでもが農業に含まれます。仕事の進め方はもちろん、人とのつながりをどう活かすのかということも考えるいい経験と機会になっています。

言われた仕事だけをただするのではなく、こういう目標があるからこういう仕事につきたいんだ、という明確なビジョンや野心を持っている方にはぴったりだと思います。 自分で考えて行動する事が多いので、人の話に耳を傾けて、自分で考え、判断できることも大切だと思います。