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オール電化をやめたい理由とは?やばいと悩む人向け対策や電気代削減のコツを解説

オール電化住宅は、光熱費の一本化や火を使わない安全性から、多くの家庭で選ばれている選択肢です。

しかし、近年の電気代高騰を受け、このままオール電化で大丈夫か、使い勝手や災害時に不安があるといった悩みを抱える方も少なくありません。

結論として、オール電化の電気代に関する悩みは、電力会社の見直しで安くなる可能性があります。

本記事では、オール電化の電気代が高騰する理由から、ガスに変更する場合の費用、そして最も効果的で現実的な電力会社の見直し方までを、具体的なシミュレーションや体験談を交えて解説します。

正しい知識を得ることで、自身の状況に合った最適な解決策がわかります。

オール電化をやめたいと考えている方、光熱費を根本的に見直したい方は、ぜひ参考にしてください。

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  • Webで申し込みOK!面倒な手続きもなし!
目次

【結論】オール電化をやめたい一番の理由は電気代の高騰

オール電化をやめたいと感じる背景には、さまざまな理由があります。

調理の火力や災害時の不安といった声もありますが、やはり最も大きな原因は、近年の電気代の高騰でしょう。

ここでは、オール電化の電気代が高くなっている根本的な理由から、自身の電気代が平均と比べてどうなのかを客観的に把握する方法まで、次の3つのポイントで解説します。

  • なぜオール電化の電気代が高騰しているのか
  • とくに冬場の電気代が非常に高くなるといわれる仕組み
  • 自身の電気代は平均より高い?世帯別の料金比較

各項目を詳しく解説します。

なぜオール電化の電気代が高騰しているのか

【図解】電気料金の仕組み

毎月の電気代 = ①基本料金 + ②電力量料金 ± ③燃料費調整額 + ④再エネ賦課金

① 基本料金
契約アンペア数に応じて決まる固定料金。
② 電力量料金
実際に使用した電力量に応じてかかる料金。
③ 燃料費調整額
火力発電の燃料費の変動を調整する料金。近年高騰の主な原因。
④ 再エネ賦課金
再生可能エネルギーの普及のために集められる料金。

オール電化の電気代が高騰している主な原因は、電気料金に含まれる「燃料費調整額」が上昇しているためです。

電気料金は、基本料金や電力量料金のほかに、発電に使う燃料の価格変動を調整するための燃料費調整額などで構成されています。

近年、世界的な情勢の変化により、この燃料の輸入価格が大きく上昇したことが、燃料費調整額を通じて私たちの電気代に直接影響を与えています。

政府による「電気・ガス価格激変緩和対策事業」によって一時的に負担は軽減されてきましたが、今後の動向によっては、再び家計への影響が大きくなる可能性も考えられます。

とくに冬場の電気代が非常に高くなるといわれる仕組み

冬場の電気代がとくに高くなる主な理由は、お湯を沸かす「エコキュート」の効率低下と、暖房器具の使用増加にあります。

エコキュートは、空気の熱を利用してお湯を沸かすヒートポンプという仕組みを採用していることが特徴です。

そのため、外の気温が低い冬場は、お湯を沸かすためにより多くの電力が必要となり、エネルギー効率が落ちます。

また、家庭におけるエネルギー消費のうち、暖房が占める割合は非常に大きいとされています。

エアコンや蓄熱暖房機などの使用時間が増えることも、冬の電気代を押し上げる大きな要因といえるでしょう。

自身の電気代は平均より高い?世帯別の料金比較

自身の電気代が高いのかどうかを客観的に判断するために、まずは公的な平均データと比較してみることをおすすめします。

総務省統計局の家計調査によると、2024年の二人以上世帯における月々の平均電気代は約12,008円、単身世帯では約6,756円となっています。

世帯人数別の平均電気代(2024年)

世帯人数1か月あたりの平均電気代
1人6,756円
2人以上12,008円
※出典:総務省統計局 家計調査 家計収支編 単身世帯(2024年)
※出典:総務省統計局 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯(2024年)

ただし、この数値はあくまで全国の平均です。

給湯や調理も電気でまかなうオール電化住宅の場合は、この平均額よりも高くなる傾向があります。

もし自身の電気代がこの数値を大幅に上回っている場合は、何らかの対策を検討するべきタイミングといえるでしょう。

電気代だけじゃない!オール電化でよくある後悔の声

電気代のほかにも、オール電化をやめたいと感じる理由はいくつか存在します。

ここでは、実際にオール電化住宅に住む方からよく聞かれる、具体的な後悔の声を紹介します。

調理の火力が物足りない…IHクッキングヒーターへの不満

IHクッキングヒーターはガス火と比べて火力が弱く、「炒め物がおいしく仕上がらない」「鍋を振って調理できないのがストレス」などの声が聞かれます。

火を使わない安全性や掃除のしやすさは魅力ですが、調理方法によっては、こうした不満を感じる方がいるのも事実です。

とくに料理にこだわりがある方にとっては、日々のストレスにつながる可能性があります。

お湯切れが心配…エコキュートの給湯に関する悩み

来客時など、お湯をたくさん使う日は湯切れしないか心配になる、シャワーの水圧が少し弱い気がする、といった悩みもあげられます。

エコキュートは、夜間の安い電力でお湯を沸かし、タンクに貯めておく仕組みです。

そのため、想定以上にお湯を使用すると、日中に追加で沸き増しが必要になり、割高な電気代がかかる、あるいは湯切れを起こすリスクがあります。

停電したら何もできない…災害時のリスクへの不安

大きな地震で停電したとき、調理も給湯もできなくなると思うと怖い、という不安の声もあります。

電気にすべてのライフラインを依存しているオール電化は、停電時に機能が停止してしまうという脆弱性がデメリットの一つです。

この点は、ガス併用住宅と比較した場合の大きなデメリットとして、不安を感じる方が少なくありません。

【徹底比較】ガスに変更?電力会社を見直す?コストを検証

オール電化への不満を解消するために、ガス併用への変更を考える方も多いでしょう。

しかし、その前に、もう一つの選択肢である電力会社の見直しと、かかるコストやメリットを比較することが重要です。

ここでは、具体的なモデルケースを用いて、どちらが現実的な選択肢なのかを検証します。

シミュレーション条件

  • 家族構成:4人家族(東京電力エリア)
  • 電気使用量:月間600kWh(冬場の平均的な使用量を想定)
  • 現在の電気代:約24,000円

ケース1:ガス併用に変更した場合

オール電化からガス併用(都市ガス)に変更する場合、専門的な工事が必要となり、高額な初期費用が発生します。

コストとメリットの比較

スクロールできます
項目詳細
初期費用約50万〜100万円以上(ガス管引き込み、給湯器設置、コンロ交換など)
月々の光熱費
(目安)
電気代 約16,000円 + ガス代 約6,000円 = 合計 約22,000円
メリット・ガス火での調理が可能になる
・停電時もガスが使えれば調理は可能
デメリット・初期費用が非常に高額
・ガス代も高騰しており、必ず安くなるとは限らない

ガス併用への変更は、初期費用の負担が非常に大きいことが現実です。

ケース2:お得電力に切り替えた場合

一方、電力会社を「お得電力」に切り替える場合、初期費用は一切かかりません。

必要なのは、Webや電話での簡単な申し込み手続きのみです。

コストとメリットの比較

項目詳細
初期費用0円
月々の光熱費
(目安)
電気代 約23,000円(年間で約12,000円の節約効果)
メリット・初期費用なしで、すぐに電気代を安くできる
・手続きが簡単で、工事も不要
デメリット・IHやエコキュートの仕様はそのまま

【結論】まずは電力会社の見直しからはじめるのが賢明

項目 ケース1:ガス併用に変更 ケース2:お得電力に切り替え
初期費用 約50万~100万円以上 0円
月々の光熱費(目安) 約22,000円 約23,000円
メリット ・ガス火調理が可能
・停電時のリスク分散
・初期費用なしですぐに節約
・手続きが簡単
デメリット ・初期費用が高額
・ガス代も高騰リスクあり
・IHやエコキュートの仕様はそのまま

シミュレーションの結果からわかるとおり、高額な初期費用をかけてガスに変更するよりも、まずは費用無料ではじめられる電力会社の見直しを検討する方が、はるかに現実的で効果的といえるでしょう。

電力会社を見直すことで、毎月の電気料金を大幅に下げられる可能性がある点もメリットです。

まずは、現在契約している電力会社のプランと、ほかの新電力会社のプランを比較してみることをおすすめします。

【第三の選択肢】電力会社の見直しが最も効果的な理由

なぜ電力会社の見直しが、オール電化の悩みを解決する最も効果的な一手なのでしょうか。

その理由は、電力自由化の仕組みと、新しい電力会社の選び方にあります。

ここでは、電力会社の見直しが有効な3つのポイントを解説します。

  • なぜ電力会社を切り替えるだけで電気代が安くなるのか
  • オール電化家庭が電力会社を選ぶ際の重要ポイント
  • 切り替え手続きは最短5分で完了、工事や費用は不要です

各項目について、詳しく解説します。

なぜ電力会社を切り替えるだけで電気代が安くなるのか

電力会社を切り替えるのみで電気代が安くなる可能性があるのは、2016年にはじまった「電力自由化」によるものです。

これにより、私たちは従来の地域電力会社のみでなく、多くの「新電力」から自由に電気を買えるようになりました。

新電力は、自社の発電所を持たず、人件費や設備投資などのコストを抑えることで、大手電力会社よりも割安な料金プランを提供できる仕組みです。

どの電力会社から電気を購入しても、電気は同じ送配電網を通って届けられるため、電気の品質や安全性が変わることはありません。

2025年8月8日時点で計776社もの事業者が登録されており、豊富な選択肢の中から自身の家庭に合ったお得なプランを選ぶことが可能です。

参照:登録小売電気事業者一覧|電気事業制度の概要|資源エネルギー庁

オール電化家庭が電力会社を選ぶ際の重要ポイント

オール電化家庭が電力会社を選ぶうえで最も重要なのは、自身のライフスタイルに合った料金プランを見つけることです。

これまでは、夜間の電力が安いプランがオール電化の定番でした。

しかし、在宅ワークの普及などで日中の在宅時間が増えた家庭では、必ずしも夜間割引プランが最適とは限りません。

むしろ、日中の電気代が割安になるプランを選ぶ方が、トータルの電気代を抑えられるケースもあります。

まずはスマートメーターの情報を活用して、家庭の電気使用量が多い時間帯を把握し、それに合ったプランを検討することをおすすめします。

切り替え手続きは最短5分で完了!工事や費用は不要

電力会社の切り替えと聞くと、手続きが面倒だと感じる方もいるでしょう。

しかし、実際の手続きは非常に簡単で、多くの場合、Webや電話から最短5分ほどで完了します。

手続きが簡単な理由は、次のとおりです。

  • 切り替えに伴う工事は一切不要
  • 現在契約中の電力会社への解約連絡も不要
  • 切り替えにかかる費用も原則無料

申し込みの際には、毎月の電気の検針票に記載されている「お客様番号」と「供給地点特定番号」が必要になります。

もし検針票が手元になくても、現在契約中の電力会社に問い合わせれば確認できるため、安心して手続きを進められます。

オール電化の電気代を見直すならお得電力が最適な選択

お得電力
おすすめな方
  • 大手電力会社から乗り換えを検討中の方
  • 電気料金の節約をしたい方
  • 切り替え手続きが面倒な方

電気代シミュレーション

現在の電気料金
月額 約7,423 円
条件(例):東京電力 従量電灯B 30A
月間平均電気使用量 200kWh

お得電力に切り替えると…
年間の電気代:2,665円お得!
5年間の電気代:13,324円お得!
※消費税込み
※燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金は含んでおりません

数ある新電力の中でも、オール電化の電気代に悩みのある方にとくにおすすめしたいのが「お得電力」です。

その理由は、シンプルでわかりやすい料金体系と、全国をカバーする供給エリア、そして運営会社の信頼性にあります。

ここでは、お得電力の3つの魅力について詳しく紹介します。

  • 大手電力会社のプランと比較して安くなるシンプルな料金体系
  • 全国(離島を除く)エリアで切り替えが可能
  • 創業40年の信頼と実績を持つ企業が運営で安心

それぞれのポイントを解説します。

大手電力会社のプランと比較して安くなるシンプルな料金体系

お得電力の最大の魅力は、各地域の大手電力会社が提供する主要なプランと比較して、基本料金と電力量料金の両方が安くなるシンプルな料金設定です。

複雑な条件や時間帯による割引はなく、今の電力会社から切り替えるだけで電気代がお得になるわかりやすさが特徴です。

公式サイトでは、家族構成別の電気代削減額の目安も公開されています。

世帯規模別・電気代削減額目安(東京お得電力の例)

世帯人数年間削減額(約)5年間削減額(約)
1人世帯2,665円13,324円
2〜3人世帯4,811円24,055円
4〜6人世帯8,553円42,766円
※出典:お得電力 公式サイト

この目安は燃料費調整額や再生可能エネルギー発電促進賦課金を含まない試算ですが、切り替えによるメリットを具体的にイメージできるでしょう。

全国(離島を除く)で切り替えが可能

お得電力は、北海道から沖縄まで、全国(離島を除く)主要な電力エリアに対応しています。

そのため、多くの方が切り替えの対象となります。

サービスは「東京お得電力」や「関西お得電力」のように、地域ごとの名称で展開されています。

これにより、各地域の大手電力会社のプランからスムーズに移行できる体制が整えられています。

お得電力 全国対応エリア一覧

地域名対応する大手電力会社名
北海道北海道電力
東北東北電力
東京東京電力
中部中部電力
北陸北陸電力
関西関西電力
中国中国電力
四国四国電力
九州九州電力
沖縄沖縄電力
※出典:お得電力 公式サイト

創業40年の信頼と実績を持つ企業が運営で安心

お得電力を運営するのは、株式会社Qvouという企業です。

2025年時点で創業40年を迎える歴史と実績があり、安心してサービスを利用できます。

株式会社Qvouは、電力事業のみでなく、太陽光発電事業やミネラルウォーターの「のむシリカ」など、多角的に事業を展開しており、安定した経営基盤を持っています。

新電力の事業撤退などを不安に感じる方にとって、運営会社の信頼性は大きな安心材料となるでしょう。

オール電化や電力会社の切り替えに関するQ&A

ここまで電力会社の見直しについて解説してきましたが、まだいくつかの疑問が残っている方もいるでしょう。

最後に、オール電化や電力会社の切り替えに関してよく寄せられる質問に回答します。

切り替えても電気の品質や停電のリスクは変わらない?

電力会社を切り替えても、電気の品質や安全性、停電のリスクはこれまでと一切変わりません。

どの電力会社と契約しても、電気は各地域の大手電力会社が管理する同じ送配電網を使って届けられるためです。

発電する会社と電気を運ぶ会社、そして私たちに電気を販売する会社の役割はそれぞれ分かれています。

万が一の災害時などに停電した場合の復旧作業も、従来どおり地域の電力会社がおこなうため、新電力だから復旧が遅れるといった心配もありません。

災害時(停電時)の備えはどうすればよい?

オール電化住宅の停電リスクに備えるには、いくつかの対策があります。

エコキュートのタンクに貯まっている水は、非常時の生活用水として利用可能です。

また、カセットコンロやポータブル電源を用意しておくと、調理やスマートフォンの充電などができて安心です。

近年では、太陽光発電システムや家庭用蓄電池を導入し、停電時でも自家発電で電気をまかなう家庭も増えています。

申し込みには何が必要?

申し込みをスムーズに進めるためには、現在契約している電力会社から毎月届く「検針票(電気ご使用量のお知らせ)」を用意してください。

申し込みの際には、この検針票に記載されている次の2つの情報が必要になります。

  • お客様番号
  • 供給地点特定番号

もし検針票が手元にない場合でも、契約中の電力会社のカスタマーセンターなどに問い合わせることで、これらの番号を確認することが可能です。

賃貸住宅でも電力会社の切り替えはできる?

賃貸マンションやアパートに住んでいる場合でも、電力会社との契約名義が自身であれば、原則として自由に電力会社を切り替えることができます。

ただし、建物全体で電力会社と一括契約を結んでいる「高圧一括受電」の物件の場合は、個人で切り替えることはできません。

自身の住まいがどちらの契約形態かわからない場合は、事前に管理会社や大家さんに確認しておくと安心です。

まとめ

本記事では、オール電化をやめたいと感じる原因と、その具体的な解決策について、体験談やシミュレーションを交えて解説しました。

電気代の高騰や使い勝手への不満が主な原因ですが、ガス併用への変更は高額な費用が大きなハードルとなります。

そこで最も現実的で効果的な第一歩となるのは、工事不要ではじめられる電力会社の見直しです。

オール電化の光熱費については、新電力の専門家である本サイトの情報を参考に、最適な判断の参考にしてください。

なかでも「お得電力」は、大手電力会社より安くなるシンプルな料金体系が魅力です。

より詳細な情報は公式サイトで確認するか、サービス名「お得電力」で検索してみてください。

<参考>
お得電力

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