ドラム式洗濯機は、洗濯から乾燥までを1台でこなす利便性の高さから、多くの家庭で使用されています。
一方で、「毎月の電気代は一体どのくらいかかるのだろうか」と疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、ドラム式洗濯機の使用にかかる1か月あたりの電気代の目安や、乾燥方式による違いなどを詳しく解説します。
電気代が高くなる原因や今すぐ実践できる節約術、さらに電気代を根本から抑えるための新電力への切り替えについても紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
- ドラム式(ヒートポンプ)の電気代は1か月約976円
- 節水効果が高く、縦型よりトータルコストは安い
- ただし、使い方だけでは電気の「単価」は下がらない
ドラム式洗濯機の電気代は1か月いくら?乾燥方式別に比較

ドラム式洗濯機の1か月の電気代は、搭載されている乾燥機能の種類によって大きく異なります。
ドラム式洗濯機の乾燥機能は、主に次の2種類です。
- ヒーター式
- ヒートポンプ式
ここからは、電気代の計算方法とそれぞれの乾燥機能における1か月の電気代の目安を解説します。
電気代の計算方法と最新の電気料金単価
洗濯機の電気代は、消費電力(W)をもとに算出できます。
具体的な計算式は、次のとおりです。
洗濯機の種類ごとに消費電力は異なるため、取扱説明書などを確認しながら計算式にそれぞれの数値を当てはめて、実際の電気代を計算してみてください。
なお、電気料金単価の目安(31円/kWh)は、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が定めている「新電力料金目安単価」を参考にしています。
参照元:無理のない省エネ節約 – 経済産業省 資源エネルギー庁
ヒーター式ドラム式洗濯機の1か月の電気代
ヒーター式ドラム式洗濯機の1か月の電気代(毎日1回使用)は、洗濯のみで約172円、乾燥のみで約1,055円が目安です。
| 想定消費電力 | 1か月(30日)あたりの電気代 | |
|---|---|---|
| 洗濯のみの場合 | 185W | 約172円 |
| 乾燥のみの場合 | 1,135W | 約1,055円 |
※電気料金単価は31円/kWhで計算
ヒーター式は、内蔵された電熱ヒーターで空気を直接温め、その熱で衣類の水分を蒸発させる方式です。
ドライヤーで乾かすような仕組みであるため、乾燥能力が高くスピーディーに仕上がる点がメリットといえます。
しかし、空気を温めるために大きな電力を消費するため、電気代が高くなりやすい特徴があります。
本体価格は比較的安価な傾向にありますが、毎日のように乾燥機能を使う家庭では、長期的なランニングコストの負担が大きくなる点に注意が必要です。
ヒートポンプ式ドラム式洗濯機の1か月の電気代
ヒートポンプ式ドラム式洗濯機の1か月の電気代(毎日1回使用)は、洗濯のみで約180円、乾燥のみで約976円が目安です。
| 想定消費電力 | 1か月(30日)あたりの電気代 | |
|---|---|---|
| 洗濯のみの場合 | 195W | 約180円 |
| 乾燥のみの場合 | 1,050W | 約976円 |
※電気料金単価は31円/kWhで計算
ヒートポンプ式は、エアコンと同じ仕組みで空気中の熱を集めて温風を作り、同時に除湿しながら衣類を乾かします。
効率よく熱を利用できるため省エネ性能が非常に高く、ヒーター式と比較して消費電力を大幅に抑えられる点が最大のメリットです。
低温の風で乾かすため衣類が傷みにくく、縮みを防ぎやすい利点もあります。
本体価格はヒーター式よりも高額になりがちですが、毎日乾燥機能を使うのであれば、数年間の電気代の差額で初期費用の元が取れるほど、コストパフォーマンスに優れた方式です。
【メーカー別】人気ドラム式洗濯機の1か月の電気代目安

最新のドラム式洗濯機は、各メーカーの省エネ技術によって消費電力が大きく異なります。
ここでは、代表的な3メーカーのモデルを例に、1か月の電気代目安を比較します。
| メーカー名 | 代表的な機能 | 1回あたりの電気代 (洗濯〜乾燥時) | 1か月の電気代 |
|---|---|---|---|
| パナソニック | はやふわ乾燥 | 約25円 | 約750円 |
| シャープ | 無排気乾燥方式 | 約18.3円 | 約549円 |
| 日立 | 風アイロン | 約35.7円 | 約1,071円 |
※パナソニックはNA-LX129E、シャープはES-12X1、日立はBD-STX130KLを参考に算出しています。
※実際の電気代は使用状況や環境などによって異なります。
それぞれの電気代の目安を詳しく見ていきましょう。
参照元:ドラム式と縦型 水道代の違い – Panasonic
参照元:仕様比較 – SHARP
参照元:洗濯時と乾燥運転時の電気代を教えてください。 – HITACHI
パナソニックの電気代目安
パナソニックのドラム式洗濯機の1か月の電気代は、洗濯〜乾燥まで毎日1回使用した場合、約750円が目安です。
パナソニックの最新モデルでは、効率よく乾燥させる独自のヒートポンプ技術が採用されています。
たとえば、NA-LX129Eにおける洗濯から乾燥までの消費電力量は約800Whで、1回の電気代に換算すると約25円となり、30日間使用した場合は約750円となります。
省エネモードを活用すれば、さらに消費電力を抑えることも可能です。
参照元:ドラム式と縦型 水道代の違い – Panasonic
シャープの電気代目安
シャープのドラム式洗濯機の1か月の電気代は、洗濯〜乾燥まで毎日1回使用すると約549円が目安です。
シャープでは、業界最高水準の省エネ性能を誇る機種が多くラインナップされています。
たとえば、ES-12X1はの洗濯から乾燥までの消費電力量は約590Whに抑えられており、1回あたりの電気代は約18.3円と非常に低コストです。
初期費用はかかりますが、電気代の高騰に備え、とにかく毎月のランニングコストを最小限に抑えたい方にとって強力な選択肢となるでしょう。
参照元:仕様比較 – SHARP
日立の電気代目安
日立のドラム式洗濯機の1か月の電気代は、洗濯〜乾燥まで毎日1回使用した場合、約1,071円が目安です。
日立の洗濯機は、高速の風でシワを伸ばしながら乾かす「風アイロン」機能などが人気です。
大風量を生み出すために消費電力がやや高くなる傾向があり、代表的なモデルのBD-STX130KLでは洗濯から乾燥までの消費電力量は約1,150Whとなっています。
1回の電気代に換算すると約35.7円で、電気代は少し高めですが、アイロンがけの手間を大幅に削減できる家事の時短効果を考慮すれば、十分に見合う価値があるといえます。
参照元:洗濯時と乾燥運転時の電気代を教えてください。 – HITACHI
縦型洗濯機とドラム式洗濯機のランニングコストを比較

洗濯機の買い替えで迷うことが多い「縦型」と「ドラム式」ですが、電気代と水道代を含めたトータルコストには明確な差があります。
それぞれの比較ポイントは、主に次の2つです。
- 電気代の差
- トータルコストの差
それぞれの内容を具体的に解説します。
洗濯時と乾燥時の電気代を比較
電気代のみを比較すると、洗濯時も乾燥時も、縦型洗濯機よりもドラム式洗濯機の方が安く抑えられます。
縦型洗濯機とドラム式洗濯機にかかる電気代の目安は、次のとおりです。
洗濯のみの場合
| 想定消費電力 | 1か月(30日)あたりの電気代 | |
|---|---|---|
| 縦型洗濯機 | 495W | 約460円 |
| ドラム式洗濯機(ヒーター式) | 185W | 約172円 |
| ドラム式洗濯機(ヒートポンプ式) | 195W | 約180円 |
※電気料金単価は31円/kWhで計算
乾燥のみの場合
| 想定消費電力 | 1か月(30日)あたりの電気代 | |
|---|---|---|
| 縦型洗濯機 | 1,220W | 約1,134円 |
| ドラム式洗濯機(ヒーター式) | 1,135W | 約1,055円 |
| ドラム式洗濯機(ヒートポンプ式) | 1,050W | 約976円 |
※電気料金単価は31円/kWhで計算
縦型洗濯機は大量の水を攪拌して洗うためモーターの力が必要となり、洗濯のみの1か月の電気代は約460円かかります。
一方、ドラム式は衣類を持ち上げて落とす「たたき洗い」のため、約172円〜180円で済みます。
さらに、乾燥機能については差が顕著で、縦型洗濯機に搭載されている乾燥機能はヒーター式が主流であり、1か月約1,134円の電気代がかかります。
ドラム式のヒートポンプ式乾燥(約976円)と比較すると、乾燥を頻繁におこなうほどドラム式の方が電気代の節約につながることがわかります。
水道代を含めたトータルコストの比較
電気代に水道代を加えて比較すると、節水効果の高いドラム式洗濯機の経済的な優位性がさらに際立ちます。
縦型洗濯機は衣類をたっぷりの水に浸してもみ洗いするため、1回の洗濯で約100リットル以上の水を使用します。
対してドラム式洗濯機は、少量の水でたたき洗いをする構造のため、水の使用量を半分近くまで減らすことができます。
※料金はすべて目安であり、使用状況により変動します。
このように、本体価格の差はあっても、毎日使用した場合のランニングコストはドラム式洗濯機の方が経済的といえるでしょう。
ドラム式洗濯機と浴室乾燥機などほかの乾燥方法を比較

衣類を乾燥させる方法は、ドラム式洗濯機以外にも複数あるため、それぞれのコストと特徴を比較して最適な選択肢を見つけましょう。
ドラム式洗濯機以外に衣類を乾燥させる主な方法は、次のとおりです。
- コインランドリー
- 浴室乾燥機
- 衣類乾燥機
自身のライフスタイルに適した方法や経済的な方法を見つけるために、ぜひ参考にしてみてください。
コインランドリーとの電気代比較
コインランドリーを頻繁に利用する場合、ドラム式洗濯機を自宅で稼働させるよりも圧倒的にコストが高くなります。
| 乾燥方法 | 1回あたりの費用 | 1か月(30日)あたりの費用 |
|---|---|---|
| コインランドリー | 約300~500円 | 約4,500~7,500円 |
| ドラム式洗濯機 (ヒーター式) | 約35円 | 約1,055円 |
| ドラム式洗濯機 (ヒートポンプ式) | 約32円 | 約976円 |
※電気料金単価は31円/kWhで計算
コインランドリーの乾燥機はガス式が多く、乾きが早いという利点がありますが、10分で約100円が相場です。
1回の乾燥に30〜50分かかると想定すると、1回あたり約300〜500円の出費となります。
週に3〜4回(月に15回)利用した場合、1か月で約4,500〜7,500円にも達します。
ドラム式洗濯機(ヒートポンプ式)の1か月の乾燥電気代が約976円であることを踏まえると、経済面でも洗濯物を運ぶ手間を省く面でも、ドラム式洗濯機を導入するメリットは大きいといえます。
浴室乾燥機との電気代比較
自宅の浴室乾燥機を毎日のように使用するよりも、ドラム式洗濯機の乾燥機能を使った方が電気代を安く抑えられます。
浴室乾燥機は、浴室という広い空間全体を温めて衣類を乾かす仕組みです。
そのため消費電力が大きく、1時間あたりの電気代は約46円かかります。
| 乾燥方法 | 1時間あたりの費用 | 1か月(30日)あたりの費用 |
|---|---|---|
| 浴室乾燥機 | 約46円 | 約1,395円 |
| ドラム式洗濯機 (ヒーター式) | 約35円 | 約1,055円 |
| ドラム式洗濯機 (ヒートポンプ式) | 約32円 | 約976円 |
毎日1時間の使用で1か月で約1,395円となり、ドラム式洗濯機(約976円〜1,055円)よりも割高です。
ただし、浴室乾燥機には「シワになりにくい」「型崩れさせたくないデリケートな衣類を干せる」といった独自のメリットがあります。
普段の衣類はドラム式で、おしゃれ着や布団などは浴室乾燥機で、と目的によって上手に使い分けるのがおすすめです。
衣類乾燥機との電気代比較
独立型の衣類乾燥機とドラム式洗濯機を比較した場合、最新のドラム式洗濯機の方が電気代が安い傾向にあります。
洗濯機の上に設置するタイプの衣類乾燥機は、ヒーター式を採用しているものが多く、消費電力が大きめです。
1時間あたりの電気代は約39円、1か月(毎日1時間使用)で約1,171円の電気代がかかります。
| 乾燥方法 | 1時間あたりの費用 | 1か月(30日)あたりの費用 |
|---|---|---|
| 衣類乾燥機 | 約39円 | 約1,171円 |
| ドラム式洗濯機(ヒーター式) | 約35円 | 約1,055円 |
| ドラム式洗濯機(ヒートポンプ式) | 約32円 | 約976円 |
※電気料金単価は31円/kWhで計算
ドラム式洗濯機のヒートポンプ式であれば1か月で約976円に抑えられるため、コスト面ではドラム式に軍配が上がります。
また、独立型は設置スペースを取るうえに、洗濯機から乾燥機へ衣類を移し替える手間も発生するため、これから新たに導入するのであれば一体型のドラム式洗濯機が便利でしょう。
ドラム式洗濯機の電気代が上がった?高くなる3つの原因

ドラム式洗濯機を購入したあとに「電気代が急に上がった」と感じる場合、使い方や環境に原因が潜んでいます。
電気代が高くなったと感じられる主な原因は、次の3つです。
- 洗濯や乾燥の回数が多い
- 乾燥フィルターの掃除が不十分で効率が落ちている
- 契約中の電気料金プランが生活スタイルにあっていない
それぞれの原因について詳しく解説します。
1.洗濯や乾燥の回数が多い
電気代が高くなる最も単純かつ直接的な原因は、洗濯機を稼働させる回数そのものが多いことです。
少量の衣類であっても、洗濯機を1回動かせば電力と水が消費されます。
たとえば、本来は1回で洗える量の洗濯物を、色柄物と白い服を分けるために毎日2回に分けて洗ったり、家族それぞれのタイミングで何度も稼働させたりすると、電気代は単純計算で倍増してしまいます。
衣類の傷みを防ぐための分別は大切ですが、コストを抑えるためには、洗濯機が推奨する適正容量(7〜8割程度)まである程度溜めてからまとめて洗うなどの工夫が必要です。
2.乾燥フィルターの掃除が不十分で効率が落ちている
乾燥フィルターの掃除を怠り、ホコリが詰まっていると、乾燥時間が長引いて無駄な電気代が発生します。
ドラム式洗濯機は温風を循環させて衣類を乾かしますが、フィルターが目詰まりを起こすと空気の通り道が塞がれ、本来なら2時間で終わる乾燥が3時間、4時間と長引いてしまいます。
乾燥機能は消費電力が大きいため、稼働時間が延びることは電気代の高騰に直結します。
電気代の無駄を防ぎ、洗濯機を長持ちさせるためにも、乾燥機能を使った後は毎回必ずフィルターのホコリを取り除くようにしましょう。
3.契約中の電気料金プランが生活スタイルにあっていない
洗濯機を使用する時間帯と、契約している電気料金プランの設定があっていないと、割高な電気料金を支払うことになります。
たとえば、夜間の電気代が安くなる「夜間割引プラン」を契約しているにもかかわらず、在宅勤務などで昼間にドラム式洗濯機の乾燥機能を毎日使っていると、最も単価の高い時間帯に電力を大量消費している状態になります。
このような状況では、どんなに省エネ性能の高い洗濯機を使っていても電気代は下がりません。
電気代が高くて悩んでいる場合は、今の生活リズムにあわせてお得電力のような新電力会社で電気料金のシミュレーションをおこない、契約プランの根本的な見直しを検討してみてください。
今すぐできるドラム式洗濯機の電気代節約術5選

特別な機器を購入しなくても、次のような日々のちょっとした工夫でドラム式洗濯機の電気代を節約できます。
- まとめ洗いで洗濯回数を減らす
- 乾燥フィルターをこまめに掃除する
- 自然乾燥や浴室乾燥も上手に活用する
- 省エネコースやエコモードを選択する
- 夜間電力や市場連動型プランを活用して安い時間帯に運転する
それぞれの方法を詳しく解説します。
1.まとめ洗いで洗濯回数を減らす
洗濯機の稼働回数を減らすことは、電気代のみならず水道代の節約にもつながる最も効果的な方法です。
洗濯物の量が少ないからといって毎日のように回すのではなく、ある程度溜まってからまとめて洗うことを心がけましょう。
洗濯・乾燥を最も効率よく行える目安は、ドラムの容量の7〜8割程度です。
ただし、上限を超えて衣類を詰め込みすぎると、汚れが十分に落ちなかったり、温風が行き渡らず生乾きになったりして、洗い直しや追加乾燥が必要になるリスクがあります。
適度な量を守りつつ、回数を減らすのが節約のコツです。
2.乾燥フィルターをこまめに掃除する
乾燥フィルターのホコリを取り除き、常にきれいな状態を保つことで、乾燥効率の低下を防ぎ電気代を安く抑えられます。
前提として、洗濯機の乾燥フィルターが目詰まりすると風量が落ち、衣類が乾くまでに余計な時間がかかり電気代も高くなってしまいます。
取扱説明書の手順に従い、乾燥機能を使用したあとは毎回ティッシュペーパーなどでやさしくホコリを拭き取る習慣を身につけましょう。
また、乾燥フィルター以外に糸くずフィルター(排水フィルター)も定期的に掃除することで、排水エラーによる運転停止を防ぎ、無駄な電力の消費を回避できます。
3.自然乾燥や浴室乾燥も上手に活用する
ドラム式洗濯機の乾燥機能に頼り切るのではなく、天候や衣類の種類にあわせて自然乾燥を併用するのも有効な節約術です。
天気がよく空気が乾燥している日は、ベランダや庭での外干しを積極的に取り入れて太陽の光で乾かせば、乾燥にかかる電気代は実質ゼロになります。
また、シワになりやすいシャツや縮みが心配なセーターなど、特定の衣類だけを取り出して自然乾燥させ、残りのタオル類だけをドラム式で乾燥させるといった使い分けもおすすめです。
乾燥させる衣類の量が減れば、それだけ稼働時間も短縮できます。
4.省エネコースやエコモードを選択する
汚れが少ない場合や、乾燥を急がない場合は、「省エネコース」や「エコモード」を選ぶことで消費電力を大幅に抑えられます。
資源エネルギー庁の「省エネ性能カタログ」などでも、省エネモードの活用は推奨されています。
また、夏場など水温が高い時期は、汚れが落ちやすいため洗濯の時間を短縮設定にする、すすぎを1回にする対応洗剤を選んですすぎ時間を短くするなど、洗濯機の設定を工夫することでも電気代と水道代を効果的に節約可能です。
5.夜間電力や市場連動型プランを活用して安い時間帯に運転する
契約している料金プランの「電気代が安くなる時間帯」にあわせて洗濯機を稼働させると、ランニングコストを大きく引き下げられます。
「夜間割引プラン」を契約している場合は、電気代が安くなる深夜から早朝にかけてタイマー予約を設定し、朝起きる頃に洗濯・乾燥が終わるようにするのが定番の節約術です。
最近では、卸電力市場の価格に連動する「市場連動型プラン(市場電力など)」を活用し、太陽光発電などで市場価格が0.01円/kWhと極端に安くなる「昼間」を狙って洗濯機を回す、新しいアプローチも注目されています。
自身の契約プランの特性をしっかりと把握しておくことが大切です。
【地域別シミュレーション】新電力への切り替えで電気代は安くなる

電気代そのものの単価を下げるためには、電力会社の切り替えが有効です。
ここでは、地域によって異なる電気料金の削減効果を見てみましょう。
北海道エリアと東京エリアの1か月のコスト差
同じようにドラム式洗濯機を使っていても、住んでいる地域の電力会社の基本料金や単価設定によって電気代の負担額は異なります。
たとえば、北海道エリアで新電力会社の「お得電力」に切り替えた場合、2〜3人世帯(月間使用量350kWhを想定)では年間で約5,713円の削減(月額約476円相当)が実現できます。
また、東京エリアで2〜3人世帯の方が「お得電力」に切り替えた場合は、年間で約4,811円お得になります。
電気料金の単価は、各地域の電力会社(北海道電力、関西電力など)の管轄によって差があるため、全国一律ではありません。
少しでも家計の負担を減らしたい場合は、現在の地域で利用できる新電力会社の料金シミュレーションをおこない、自身の環境でどれくらい安くなるのかを確認することが節約の第一歩となります。
電気代を根本から見直すおすすめの新電力会社3選
節約術を実践しても電気代が高いと感じるなら、大元の電力会社を見直すタイミングです。
ここでは、おすすめの新電力会社を3つ紹介します。
- お得電力
- 市場電力
- のむシリカ電力
それぞれのサービスの特徴を詳しく解説します。
お得電力:大手電力会社と同等プランで基本料金から安くなる
「お得電力」は、現在契約している大手電力会社と同等のプラン内容のまま、基本料金や電力量料金を約3%安く設定しているサービスです。
複雑な条件やポイント還元ではなく、毎月の請求額そのものをシンプルに下げたい方に適していて、離島を除く全国で利用可能であり、申し込み手続きも簡単です。

ただし、注意点として解約違約金は原則としてかかりませんが、解約事務手数料として3,300円(税込)が発生する点に留意しましょう。
そのため、数か月といった短期での利用ではなく、長期間にわたり同じ電力会社と契約したいと考える家庭におすすめといえます。
市場電力:市場価格に連動し昼間の洗濯で賢く節約
「市場電力」は、日本卸電力取引所(JEPX)の市場価格にあわせて、電気料金の単価(電源料金)が30分ごとに変動する市場連動型プランです。
最大の魅力は、電力の需要が少なく太陽光発電が活発な「昼間」に、電源料金が0.01円/kWhまで下がる可能性があることです。

つまり、タイマーなどを駆使して、電気代が底値になる昼間の時間帯にドラム式洗濯機の乾燥機能を回せば、電気代を劇的に抑えられます。
一方で、市場価格が高騰する夕方から夜間にかけては、電気代が割高になるリスクもある点に気をつけましょう。
「いつ電気を使うか」を賢くコントロールできる方にとって、非常に強力な節約ツールといえます。
のむシリカ電力:健康も意識した特典付きの新しい選択肢
「のむシリカ電力」は、毎日の電気をお得に使いながら、健康志向の天然水をもらえるというユニークな付加価値を持つサービスです。
大手電力会社よりも割安な料金設定をベースとしつつ、最大の魅力は契約時および毎年の契約更新時に、電気料金の金額に応じて霧島天然水「のむシリカ」がプレゼントされる点にあります。

契約時には必ず1箱もらえるため、定期的に飲料水を購入している家庭にとっては、実質的な生活費の節約につながります。
電気代を下げつつ、健康や美容にも気を配りたい家庭におすすめです。
ドラム式洗濯機の1か月の電気代に関するよくある質問

ドラム式洗濯機の1か月の電気代について、よく寄せられる疑問と回答をまとめました。
- ドラム式洗濯機の1回あたりの電気代はいくら?
- ドラム式洗濯機の水道代は高いって本当?
- 急に電気代が上がったが故障の可能性はある?
ドラム式洗濯機の電気代に関して疑問がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
ドラム式洗濯機の1回あたりの電気代はいくら?
ドラム式洗濯機を1回稼働させたときの電気代は、ヒートポンプ式の場合は洗濯のみで約6円、乾燥込みで約32円が目安です。
ヒーター式の場合は、洗濯のみで約5.7円、乾燥込みで約35円となります。
洗濯のみの場合
| 想定消費電力 | 1回あたりの電気代 | |
|---|---|---|
| ドラム式洗濯機 (ヒーター式) | 185W | 約5.7円 |
| ドラム式洗濯機 (ヒートポンプ式) | 195W | 約6円 |
※電気料金単価は31円/kWhで計算
乾燥のみの場合
| 想定消費電力 | 1回あたりの電気代 | |
|---|---|---|
| ドラム式洗濯機 (ヒーター式) | 1,135W | 約35円 |
| ドラム式洗濯機 (ヒートポンプ式) | 1,050W | 約32円 |
※電気料金単価は31円/kWhで計算
洗濯のみであれば1回数円程度と非常に安いですが、熱を発生させる乾燥機能を使うと数十円に跳ね上がります。
1回の差は数十円でも、毎日使えば1か月で千円近い差になるため、自分の使っている洗濯機がどちらの乾燥方式なのかを把握して節約の目安にしてみてください。
ドラム式洗濯機の水道代は高いって本当?
ドラム式洗濯機は縦型洗濯機に比べて「水道代が高い」というのは誤解であり、実際はドラム式の方が水道代は安く済みます。
縦型洗濯機は洗濯槽にたっぷりと水を溜めてもみ洗いをするため、多くの水を必要とします。
一方、ドラム式はドラムを回転させて衣類を上から下へ落とす「たたき洗い」を採用しており、少ない水で効率よく汚れを落とすことが可能です。
そのため、1回の洗濯で使用する水量はドラム式の方が少なく、長期間使い続けるほど水道代の節約に大きく貢献します。
急に電気代が上がったが故障の可能性はある?
乾燥時間が以前より極端に長くなり、それに伴って電気代が高騰している場合は、洗濯機本体の故障の可能性があります。
フィルターをきれいに掃除しても生乾きになったり、いつまでも乾燥運転が終わらなかったりする場合、ヒートポンプのコンプレッサーやヒーター部分に不具合が生じているサインかもしれません。
乾燥に長時間を要すると、当然稼働した分の電力を消費し続けます。
もし電気代の高騰に異常を感じた場合は、無駄な電気を消費し続ける前に、メーカーや購入した家電量販店の修理窓口へ相談することをおすすめします。
まとめ:ドラム式洗濯機の電気代を把握して賢く節約しよう

ドラム式洗濯機の電気代は、乾燥方式や使用頻度、使い方により大きく変動します。
ヒートポンプ式の方が電気代は安い傾向にありますが、フィルター掃除やまとめ洗い、省エネコースの活用など、日々の工夫でさらに節約が可能です。
また、ライフスタイルに適した電力会社やプランに見直すことも、電気代削減の有効な手段となります。
電力会社の切り替えを検討している方や、少しでも毎月の電気代を抑えたいと考えている方には、本記事で紹介した3つの新電力会社がおすすめです。
電力会社やプランを見直し、ドラム式洗濯機の使い方を工夫しながら、賢く節約に取り組んでみてください。





