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しろくま電力(ぱわー)は怪しい?口コミ・評判からわかるメリット・デメリットを解説

電力自由化により多くの新電力会社が登場し、電力会社を乗り換える方が増えています。

しろくま電力も新電力の1つですが「なぜしろくま電力が怪しいといわれているのか」「どの新電力でも電気代が安くなるのか」など、疑問を抱いている方もいるでしょう。

過去に新電力の倒産や撤退が相次いで発生した事例があるため、新電力に不信感を抱くのも無理はありません。

しろくま電力は、独自の料金制度を採用しており、電気料金の算出方法が複雑なため怪しいといわれている可能性もあります。

本記事では、しろくま電気が怪しいといわれている原因やメリット、デメリット、おすすめの新電力会社などについてまとめました

新電力を契約して電気料金を節約したい方は、本記事を参考に自身にあった新電力を見つけてみてください。

目次

しろくま電力(ぱわー)が怪しいといわれる理由

しろくま電力が「怪しい」といわれる原因は、料金高騰準備金が採用されているためと推測できます。

料金高騰準備金とは、しろくま電力の独自制度で、電気の市場単価が低いときに電気料金の一部を確保し、高騰した際に半額返還する仕組みです。

他社に料金高騰準備金の制度が導入されておらず、怪しいと感じる方も多いですが、電気単価の高騰時に役立つ制度のため、この点から怪しいとはいえないでしょう。

しろくま電力のプランや制度を詳しく確認し、自身がお得に利用できるのか検討してみましょう。

しろくま電力とは?

しろくま電力は、環境にやさしい電気の供給をおこなっている新電力会社で、CO2を出さない発電技術が強みです。

個人で利用する場合は、市場連動型プランではなく固定単価プランを採用しています。

市場の電気単価の変動の影響を受けにくく、新電力をはじめて契約する方にもおすすめです。

使用する方により、電気料金が安くなる可能性もあります。さらに詳しくしろくま電力の特徴を紹介します。

環境にやさしいクリーン電力に特化

しろくま電力は、発電の際にCO2を排出しない実質的な再生可能エネルギーを活用しています

大手電力会社から乗り換える場合、電気代を最大19%も抑えられるうえに、環境にも優しい電力会社です。

エコや環境に興味関心がある方におすすめできます。

運営会社の概要

しろくま電力の運営会社は、しろくま電力株式会社です。

以前は株式会社afterFITでしたが、事業拡充、変更に伴い2024年3月1日からしろくま電力株式会社に変更されました

しろくま電力株式会社は、発電から電力の供給までを一貫しておこなっている会社です。

電力事業のみでなく、メガソーラーの開発やAIを活用したデータ解析やクラウドバッテリーシステムの開発などによる、グリーン電力の弱点の克服にも挑戦しています。

法人への電力の供給もおこなっており、安心できる運営会社です。

口コミ・評判から判明!しろくま電力のメリット

しろくま電力には、料金や導入の手軽さなどの面でさまざまなメリットがあります。詳しく確認しましょう。

大手電力より電気代が最大19%節約

しろくま電力の最大のメリットは、電気代の節約効果です。

大手電力会社を契約している方であれば、最大19%の節約につながる可能性があります

安くなる理由は、基本料金と電力量料金が安く設定されているためです。

たとえば、東京電力の従量電灯Bの20Aの基本料金は623.50円(税込)ですが、しろくま電力のしろくまプランは580.00円(税込)です。

どの程度安くなるかは、契約するアンペアや電気の利用量により変動しますが、大手電力会社よりも最大19%安くなるのは、節約したい方に大きなメリットといえます。

工事不要で申し込みが簡単

しろくま電力を契約する際は、特別な工事は不要です。契約手続きはオンラインで完結し、面倒な手続きなしで利用を始められます。

現在の住所で電力会社を切り替える場合も、しろくま電力によりそれまで契約していた電力会社への解約の申し込みが代行されるため、自身で解約手続きをおこなう必要はありません

新電力会社を契約したいものの、手続きが面倒と感じている方にもおすすめです。

解約金・違約金が不要

しろくま電力を解約しても、基本的には解約金や違約金は発生しません。

しかし、キャンペーン適用の上で契約した方は、解約金が設定されている場合もあるため、キャンペーン内容を確認してから解約しましょう

転勤や引っ越しが多い家庭にとって、解約金や違約金なしで契約できる点は嬉しいポイントです。

ただし、未払いの電気料金がある場合は、残額を一括して支払うことが条件になっているため注意が必要です。

環境問題に貢献できる

しろくま電力の利用は、環境問題への間接的な貢献につながります。

しろくま電力は実質的な再生可能エネルギーを利用して発電する仕組みを採用しており、発電の際にCO2を排出しません

CO2が増加すると、地表や大気が温められ、地球の平均気温が上昇したり気候が変化したりして、地球温暖化が進行するとされています。

しろくま電力と契約することで、環境問題への貢献も期待できます。

口コミ・評判から判明!しろくま電力のデメリット

しろくま電力のメリットについて解説してきましたが、反対にデメリットもいくつかあります。

具体的なデメリットについて解説するため、自身が契約するべき電力会社なのか考えてみてください。

電気料金が高くなる場合がある

大手電力から乗り換えると安くなると公式サイトに記載されていますが、場合により電気料金が高くなるケースもあります。

しろくま電力が導入している独自の仕組みの電源調達調整費が原因です。

しろくま電力の電気料金は、基本料金+電力量料金+再生可能エネルギー発電促進賦課金+電源調達調整費で決まります

電源調達調整費は、電気の市場単価により変動する仕組みで、電気の単価が高騰した場合に大手電力会社よりも電気料金が高くなる可能性が高いです。

大手電力会社にも、燃料調整単価の名目で費用が設定されています。たとえば、東京電力の2025年3月分の燃料調整単価は反映後で−8.83円/kWhです。

一方、しろくま電力の2025年2月分の電源調達調整費は東京で+7.54円(税込)とされています。

しろくま電力を契約する際は、電気料金が高くなるリスクがある点を理解した上で、契約しましょう。

料金高騰準備金が必要

しろくま電力では、料金高騰時に備えた料金高騰準備金が徴収されます。

料金高騰準備金とは、電気の市場単価が高騰した影響により電源調達調整費が上がり、電気料金が大幅に高騰しないための制度です。

電気の市場単価が安いときに料金高騰準備金を徴収し、高騰した際に徴収した額を半額ずつ還付する仕組みを採用しています。

しかし、電源調達調整費が高くなっても、設定されている料金高騰還付基準単価を上回らない限り還付されません。

料金高騰準備金が徴収されても、場合によっては還付を受けられないとわかると、デメリットに感じる方も多いでしょう。

ガスとのセット割引がない

しろくま電力には、他の電力会社が提供している電気とガスのセット割引がありません。

セット割引とは、電気とガスを同じ会社で利用すると適用される割引で、新電力会社のなかでは、CDエナジーやLooopでんきが提供しています。

割引額は会社により異なりますが、電気の単価から割引されるケースが多く、たとえばLooopでんきは電気の単価から1円(税込)割引されます。

セット割の適用を考えている方は、他社の電力会社を検討してみてください。

しろくま電力と大手電力の電気料金単価を比較

しろくま電力の利用を検討している方の多くが気になっているのは「乗り換えたらどの程度安くなるのか」ではないでしょうか。

一例として、しろくま電力と東京電力の従️量電灯Bの料金を比較します。

スクロールできます
しろくまプラン東京電力従️量電灯B
基本料金
10A290.00円311.75円
15A435.00円467.63円
20A580.00円623.5円
30A870.00円935.25円
40A1160.00円1247.00円
50A1450.00円1558.75円
60A1740.00円1870.50円
電力量料金
120kWh以下24.7円29.8円
120kWh超~300kWh以下36.40円
300kWh超40.49円
最低月額料金240.72円328.08円
※料金はすべて税込表記です。

基本料金と電力量料金を比較すると、アンペアや電気の利用量にかかわらずしろくま電力の方が安いです。

しかし、しろくま電力の電気料金は基本料金と電力量料金のみでなく、再生可能エネルギー発電促進賦課金と電源調達調整費もプラスされます。

とくに、電源調達調整費は時期により変動があり、利用量が多いほど高くなるため、基本料金と電力量料金のみで判断しないようにしましょう

電源調達調整費は、電源調達調整費単価×電気の利用量で算出されます。

電源調達調整費単価は、しろくま電力の公式サイトで確認できるため、過去の単価を参考にしてお得に利用できるのかを判断してみてください。

しろくま電力をおすすめできる・できない方

しろくま電力は、すべての方に適しているわけではありません。

おすすめできる方とおすすめできない方を紹介するため、自身にあっている電力会社なのかがわからない方は、契約前に確認しましょう。

おすすめできる方

しろくま電力がおすすめできるのは、次のような方です。

  • 環境に配慮した電力会社を利用したい方
  • 契約期間の縛りがない会社を利用したい方
  • 面倒な手間なく乗り換えたい方

しろくま電力は、地球の温暖化や環境汚染に興味、関心がある方におすすめです。

発電の際にCO2を排出しない実質的な再生可能エネルギーを活用している電力会社であり、環境にやさしい電気を利用できます

また、手間をかけずに手軽に電力会社を乗り換えたい方にも適しています。Web上ですぐに乗り換えられるため、手続きが面倒な方も安心です。

おすすめできない方

次のような方にはしろくま電力はおすすめできません。

  • 乗り換えれば電気代が安くなると思っている方
  • ガス料金のセット割引を希望する方
  • 独自の料金体系を理解できない方

しろくま電力の基本料金や電力量料金は、大手電力会社よりも安く設定されているため、乗り換えると安くなると考えている方も多いでしょう。

しかし、しろくま電力の電気料金は、基本料金や電力量料金以外に再生可能エネルギー発電促進賦課金と電源調達調整費が加算されます。

とくに、電源調達調整費は時期により変動する調整費であり、結果的に乗り換え前の電力会社よりも電気代が高くなる可能性もあります。

しろくま電力独自の料金体系を理解していないまま契約するのは、おすすめできません。

しろくま電力の申し込み・解約方法

しろくま電力の申し込みや解約の手続きは非常にシンプルです。具体的な手続きの手順を解説します。

申し込み方法

しろくま電力の申し込み方法は、Webからの申し込みに限定されています。

しろくま電力の公式サイトにアクセスし、クレジットカード情報や供給地点特定番号、契約中の電力会社のお客様番号を入力して申し込みます。

供給地点特定番号や契約中の電力会社のお客様番号は、検針票や契約中の電力会社のマイページなどで確認しましょう

現住所でしろくま電力を契約する場合は、しろくま電力への申し込みのみで完了しますが、引越し先で契約する場合は、契約中の電力会社を解約する必要があります。

解約方法は契約している電力会社により異なり、多くの場合、電話やWeb上での解約を受け付けています。

電力会社により、契約期間や解約の申し込み期限が定められている場合があるため、事前に確認し、損しないタイミングで解約しましょう。

解約方法

しろくま電力の解約方法は、状況により次のように異なります。

現住所で電力会社を
変える場合
解約の申し込みは不要
引越しに伴い
解約する場合
1:引越し先で利用する電力会社と契約
2:しろくま電力に解約の申請

引越しに伴う解約の場合は、しろくま電力に解約の連絡をする必要があります

解約は、お問い合わせフォームからの申請、カスタマーサポート(0570-071-515)への電話でおこないましょう。

しろくま電力と比較検討したい新電力会社3選

ここでは、しろくま電力の契約を検討している方におすすめの新電力会社を3社紹介します。

それぞれに独自の特徴があるため、自身に向いている新電力を選んでみてください。

お得電力

お得電力
おすすめな方
  • 大手電力会社から乗り換えを検討中の方
  • 電気料金の節約をしたい方
  • 切り替え手続きが面倒な方

電気代シミュレーション

現在の電気料金
月額 約7,423 円
条件(例):東京電力 従量電灯B 30A
月間平均電気使用量 200kWh

お得電力に切り替えると…
年間の電気代:2,665円お得!
5年間の電気代:13,324円お得!
※消費税込み
※燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金は含んでおりません

お得電力は、大手電力会社を利用している方におすすめの新電力会社です。全国に対応しており、地方に住んでいる方も契約できます。

新電力会社は、多くの場合で市場連動型プランを採用していますが、お得電力は固定単価プランを採用しています。市場連動型プランの電気単価の変動が不安な方も安心です。

ターゲットを絞り、小規模の設備で運営しているため、基本料金と電力量料金が安く抑えられています。

また、自社で太陽光発電事業も展開しているため、低コストで電気を仕入れることができ、安い料金での電気の供給を実現しています。

運営会社は、創業39年の歴史がある株式会社Qvouです。

過去に新電力会社が倒産した事例もありますが、お得電力は、歴史ある会社が運営しているため安心して利用できるでしょう。

市場電力

市場電力
おすすめな方
  • 市場連動型を検討している方
  • 市場価格が安い時間帯に電気を使う方
  • 切り替え手続きが面倒な方

電気代シミュレーション

現在の電気料金
月額 約4,849 円
条件(例):Looopでんき スマートタイムONE(電灯)

市場電力に切り替えると…
年間の電気代:約1,360円お得!
5年間の電気代:約6,800円お得!
※消費税込み
※2024年4月時点
※再生可能エネルギー発電促進賦課金は含んでおりません

株式会社Qvouが運営する市場電力は、市場連動型プランを採用している新電力会社で、電気の利用方法を工夫して電気料金を抑えたい方におすすめです。

とくに、1日の中でも日中の電気料金が安くなるため、日中に電気を多く利用する方は、今よりも電気料金を安くできる可能性が高いです。

最安値では、0.01円/kWhで電気を利用できます。

利用料金に上乗せされるサービス料も安く設定されている点が魅力です。

公式サイトで自身の電気料金をシミュレーションできるため、料金が気になる方は利用してみてください。

のむシリカ電力

のむシリカ電力
おすすめな方
  • お得な特典が欲しい方
  • 大手電力会社から乗り換えを検討中の方
  • 切り替え手続きが面倒な方

電気代シミュレーション

現在の電気料金
月額 約7,423 円
条件(例):東京電力 従量電灯B 30A
月間平均電気使用量 200kWh

のむシリカ電力に切り替えると…
年間の電気代:888円お得!
5年間の電気代:4,440円お得!
※消費税込み
※燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金は含んでおりません

のむシリカ電力は、固定単価プランを採用しており、全国の大手電力会社のプランに対応しています。

運営会社は、先に紹介したお得電力や市場電力と同じで、のむシリカを販売している株式会社Qvouです。

のむシリカ電力を契約する最大のメリットは、契約時に1箱、年間の電気利用料に応じて年1回、のむシリカを無制限に受け取れる点です。

年間5万円(税込)利用するごとに1箱プレゼントされる仕組みで、月に8,400円(税込)以上利用すると2箱、2万1,000円(税込)以上利用すると5箱受け取れる計算です。

電気料金によりどの程度お得になるのかは異なりますが、普段からのむシリカを購入している方には、大きなメリットとなるでしょう。

しろくま電力に関するよくある質問

しろくま電力の契約を検討している方が抱きやすい疑問をまとめました。契約前に確認し、不安を解消しましょう。

最低契約期間はある?

しろくま電力に最低契約期間はなく、いつでも解約金や違約金を支払わずに解約できます

しかし、キャンペーンを適用させて契約する場合、契約期間が定められているケースがあります。

キャンペーンを利用して契約する方は、内容を確認して申し込んでください。

支払い方法は?

しろくま電力の支払い方法は、クレジットカード払いのみです。銀行振込や請求書払いを利用したい方は、他社を契約しましょう。

お得なキャンペーンを実施している?

現在、しろくま電力で実施されているキャンペーンは、ダブルカットキャンペーンのみです。

ダブルカットキャンペーンは、世田谷区民限定のキャンペーンで、しろくま電力への切り替えで5,000円相当の、せたがやPayを受け取れます

キャンペーン期間は2025年3月31日までです。

今後お得なキャンペーンを実施する可能性もあるため、公式サイトをこまめに確認してみてください。

まとめ

しろくま電力が怪しいと言われている原因は、独自制度の料金高騰時に備えた料金高騰準備金にあると推測できます。

電気の市場単価が安いときに料金高騰準備金を徴収し、高騰した際に徴収した額を半額ずつ還付する制度です。

電気料金の高騰による影響を抑えるための制度ですが、他社では採用されていない制度のため、怪しんでいる方が多くいると考えられます

信頼できる新電力を契約したい方には、創業39年の株式会社Qvouが提供しているお得電力、市場電力、のむシリカ電力がおすすめです。

いずれも新電力ですが、信頼と実績がある会社が運営しており、全国に対応しています。

新電力に乗り換えて電気料金を節約したい方は、安心して契約できるお得電力、市場電力、のむシリカ電力を検討してみてください。

<参考>
お得電力
のむシリカ電力

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