東北電力は一般送配電事業者のひとつで、東北電力株式会社が運営している大手電力会社です。
東北電力は東北地方に住んでいる方に馴染み深い電力会社ですが、最近では「東北お得電力」も注目されています。
どちらも名前が似ているため、同じ電力会社と勘違いされることもありますが、東北電力と東北お得電力はまったく異なる会社です。
東北電力と東北お得電力には、どのような違いがあるのか疑問に感じる方も多いかもしれません。
そこで本記事では、東北お得電力と東北電力の違いについて解説します。
両社のプランや電気料金、サービス内容を徹底的に比較するため、どちらの電力会社が適しているか知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
東北お得電力と東北電力の違いとは?

東北お得電力と東北電力は、どちらも東北地方に関連する電力会社です。
しかし、創業の経緯や事業モデル、サービス内容には大きな違いがあります。
ここからは、それぞれの会社概要とプランを紹介します。
東北お得電力の会社概要
東北お得電力は、株式会社 Qvouが運営する新電力サービスです。
東北お得電力の会社概要は次のとおりです。
会社名 | 株式会社 Qvou |
---|---|
所在地 | 東京本社〒111-0034 東京都台東区雷門2丁目3番11号 神戸本店〒651-0087 兵庫県神戸市中央区御幸通6丁目1番20号 |
電話番号 | 0120-11-5555 |
営業時間 | 9:00〜18:00 ※日曜、祝日、夏季休業、年末年始を除く |
会社設立年月日 | 2005年3月24日 |
事業内容 | ・新電力事業 ・太陽光発電事業 ・不動産事業 ・リノベーション事業 ・生命保険事業 ・損害保険代理店事業 ・通信販売事業 |
代表者 | 代表取締役 久保 龍太郎 |
供給エリア | 主に東北地方 |
東北お得電力は新電力会社のひとつで、地域に特化したプランや料金設定の提供を目的とした会社です。
主なメインターゲットは、電気代の削減を目指す家庭や、中小企業などが該当します。
東北地方の消費者に「お得」な電気料金プランを提供し、定期的にキャンペーンを開催することで、急激に顧客を増やしています。
東北電力の会社概要
東北電力は、東北電力株式会社が運営する一般送配電事業者です。
東方電力の会社概要は次のとおりです。
会社名 | 東北電力株式会社 Tohoku Electric Power Co.,Inc. |
---|---|
所在地 | 〒980-8550 仙台市青葉区本町一丁目7番1号 |
電話番号 | 022-225-2111 |
営業時間 | 9:00〜17:00 ※土日祝、年末年始を除く |
設立年 | 1951年5月1日 |
事業内容 | ・発電および販売事業 ・送配電事業 ・建設事業 |
代表者 | 取締役社長 樋口 康二郎 |
供給エリア | 東北地方全域および新潟県 |
東北電力は、発電、送電、配電の総合電力会社で、発電から小売まで自社で実施しています。
一般家庭や企業、大規模工場、自治体など、幅広い顧客をターゲットにしていることが特徴です。
料金プランの違いはほぼない
東北お得電力では、東北電力が展開する大半のプランと同等のプランを用意しています。
東北お得電力の対応プランは次のとおりです。
- 従量電灯B
- 従量電灯C
- よりそう+eねっとバリュー
- よりそう+ファミリーバリュー
- よりそう+シーズン&タイム
- よりそう+ナイト12
- よりそう+ナイト&ホリデー
- よりそう+サマーセーブ
- よりそう+ナイト8
- よりそう+ナイト10
- 低圧電力
- よりそうB総合高稼動
- よりそうB季節別電灯
- よりそうB季時別電力
- よりそうC スノー&ホーム
- 時間帯別電灯A
- 時間帯別電灯B
- 季節別高負荷率電灯
- 低圧季節別時間帯別電力(主開閉器契約)
- ピークシフト季節別時間帯別電灯
なお、基本料金と電力量料金は、東北電力よりも安く設定されています。
そのため、上記のプランを契約中の方は、東北お得電力に切り替えることで電気代を節約できる可能性があります。
東北お得電力と東北電力の電気料金の違いは?

東北お得電力と東北電力のプラン内容を比べると、違いはほぼありません。
しかし、料金設定は異なり、東北お得電力のほうが全体的に安く設定されています。
ここからは、東北お得電力と東北電力の電気料金の違いを紹介します。
お得電力の電気代が安い理由についても解説するため、よりお得な電力会社を探している方はぜひ参考にしてみてください。
電気料金を比較
次の表は、東北お得電力と東北電力の電気料金を比較したものです。
【30A従量電灯Bプランの場合】
東北お得電力 | 東北電力 | |
---|---|---|
基本料金 | 1,075円54銭 | 1,108円80銭 |
電力量料金 ~120kWh | 28円73銭 | 29円62銭 |
電力量料金 120kWh~300kWh | 35円28銭 | 36円37銭 |
電力量料金 300kWh~ | 39円11銭 | 40円32銭 |
最低月額料金 | 348円18銭 | 358円95銭 |
従量電灯Bとは、一般家庭用の電気料金プランのことです。
二人暮らしまでの場合は30Aが一般的なアンペア数のため、従量電灯Bプランで30Aを契約した場合の電気料金を比較してみました。
東北お得電力のほうが、基本料金が約30円、電力量料金が約1円、最低月額料金は約10円ずつ安いことがわかります。
電気の使用量が多い家庭ほどお得感は強まるでしょう。
お得電力の電気代が安い理由
東北お得電力と東北電力の電気料金を比較すると、東北お得電力のほうが全体的に安いことがわかりました。
東北お得電力の電気代が安い理由として、主に次の要素が挙げられます。
- 小規模設備による運営
- 太陽光発電事業での自社発電
- 設備投資や人件費が不要
東北お得電力は、ターゲット層を絞ることで必要な電力量を減らし、小規模設備による運営を実現しています。
管理する範囲が狭く済む分、管理費や人件費などのコストが抑えられ、電気料金を安く提供できる仕組みです。
また、東北お得電力の運営会社である株式会社Qvouは、太陽光発電事業も展開しています。
自社発電を可能にすることで、外部から電力を購入する費用を削減し、他社よりも低コストで電気を共有しています。
東北お得電力と東北電力の料金以外の違い

東北お得電力と東北電力には、料金以外にもさまざまな違いがあります。
料金以外の主な違いは次のとおりです。
- ガスセットプランの有無
- 解約時の手数料
ここからは、東北お得電力と東北電力の違いを3つの項目ごとに解説します。
ガスセットプランの有無
東北電力には、電気とガスを組み合わせたセットプランがいくつかあり、それぞれのプランで割引やポイント還元などが受けられます。
一方の東北お得電力には、ガスセットプランがありません。
電気代とガス代を一つにまとめて節約したい場合は、東北電力のほうが適しているでしょう。
ただし、東北お得電力は自社コストを抑えることで、東北電力よりも安い料金で電気を提供しています。
東北電力よりも電気料金が安くなる可能性が高いことを考慮すると、ガスセットプランがない点は必ずしも大きなデメリットとはいえません。
電気料金そのものを抑えたい方であれば、東北お得電力は魅力的な選択肢となるでしょう。
解約時の手数料
東北電力を解約する場合、原則として解約手数料や違約金は発生しません。
東北お得電力へ切り替える際も、自身のタイミングで安心して解約できます。
一方で、東北お得電力の場合は、解約時に事務手数料として3,300円(税込)がかかります。
東北お得電力から東北電力に切り替える際には、解約料が発生することに注意が必要です。
東北お得電力への申し込み方法
東北お得電力への申し込み方法には、インターネットと電話の2つがあります。
ここからは、東北お得電力への申し込み方法について詳しく解説します。
東北お得電力への切り替えを考えている方は、事前に大まかな流れをチェックして、スムーズに申し込み手続きを進めましょう。
インターネットの場合
インターネットの申し込み手順は、次のとおりです。
- 契約に必要な情報の用意
- 公式サイトの専用フォームから必要情報の入力
- 手続き完了メールを確認
- 利用開始
契約に必要な情報は「供給地点特定番号」「お客様番号」「契約中のプラン」の3つです。
これらの情報は電気の検針票に記載されていますが、検針票が手元にない場合は、契約中の電力会社に問い合わせて確認しましょう。
必要情報が用意できたら、東北お得電力公式サイトの申し込みフォームにアクセスし、契約中の電力会社と契約内容を入力します。
インターネットでの申し込みが完了したあとは、手続き完了メールが届くため、必ず内容を確認しましょう。
電話の場合
切り替えを急いでいる方や契約に関する質問がある方は、電話での申し込みがおすすめです。
インターネットでの申し込みと同様、電話の場合も「供給地点特定番号」「お客様番号」「契約中のプラン」の3つの情報を用意します。
必要情報の用意が完了したら、0120-11-5555に電話をかけましょう。
営業時間は9:00〜18:00 ですが、日曜、祝日、夏季休業、年末年始は対応していないことに注意が必要です。
東北お得電力以外におすすめの新電力会社2選

東北お得電力以外にも、お得な新電力会社は多くあります。
なかでもおすすめの新電力会社は、「市場電力」と「のむシリカ電力」です。
ここからは、それぞれの新電力会社の特徴とおすすめポイントを紹介します。
ライフスタイルや電気使用量にあわせて、最適な電力会社を選ぶ際の参考にしてください。
市場電力
市場電力は「市場連動型」を採用した電力サービスで、電気代は市場価格に応じて変動します。
1kWhあたりの最安値は0.01円で、市場価格が安い時間帯に電気を使用すれば電気代を節約できます。
電気の使い方を工夫できる方や、積極的に節電に取り組みたい方に適しているでしょう。
また、市場電力の基本料金は、アンペア数にかかわらず無料です。
使用した分のみに電気代がかかるため、料金体系がシンプルでわかりやすく、毎月の電気料金を把握しやすい点もメリットといえます。
のむシリカ電力
のむシリカ電力は、話題のシリカ水「のむシリカ」が提供する電力サービスです。
大手電力会社よりも電気代が安く設定されており、年間の電気代を大幅に削減できる可能性があります。
また、初回契約時と更新時には、のむシリカがプレゼントされる点も大きな魅力です。
更新時は電気代に応じてのむシリカがプレゼントされるため、電気を多く使う方ほどお得感は強まるでしょう。
電気代を節約しながら健康にも気を配りたい方には、のむシリカ電力がおすすめです。
東北お得電力や東北電力に関するよくある質問

最後に、東北お得電力や東北電力に関するよくある質問を3つ紹介します。
とくに東北エリアに住んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
そもそも電力自由化とは?
電力自由化とは、すべての消費者が電力会社や料金プランを自由に選択できる制度のことです。
電力自由化により幅広い新電力事業者が参入したことで、電気料金の選択肢が増え、個々のライフスタイルや電気使用量に適したプランを選べるようになりました。
また、さまざまな企業が電気小売業に参入した結果、競争原理によりコスト削減が進み、消費者の電気料金が安くなる可能性が生まれた点もメリットです。
東北お得電力が怪しいといわれる理由は?
東北お得電力は、一部で「怪しい」ともいわれています。
東北お得電力が怪しいといわれる理由は、比較的新しい会社であることです。
サービス開始からの日が浅く、ブランドイメージが確立されていないため、信頼性に疑問を持つ方も少なくありません。
しかし、東北お得電力は電気事業法に基づき、経済産業大臣の登録を受けた小売電気事業者です。
法令を遵守しており、決して怪しい電力会社ではありません。
東北エリアは電気代が高い?
東北エリアの電気代は、全国的に見ても高い傾向にあります。
東北地方は冬の寒さが厳しく、暖房器具の使用が不可欠なため、電気消費量が多くなりがちです。
また、暖房器具のみでなく、電気毛布やコタツなどの使用も増える傾向にあります。
電気代を節約するためには、電力会社や料金プランを定期的に見直すことが大切です。
まとめ

東北お得電力と東北電力は、名前が似ているため同じ電力会社と勘違いされやすいですが、実際はまったく異なる会社です。
どちらも同等のプランを提供しているものの、電気料金は東北お得電力のほうが安く設定されています。
電気代を少しでも抑えたいと考えている方には、東北お得電力が適しているでしょう。
しかし、東北お得電力以外にも、お得な新電力会社は多数存在しています。
よりお得な電力会社やプランを選びたい方は、本記事で紹介した市場電力、のむシリカ電力も候補に入れてみてください。