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象印加湿器の電気代は高い?ひかえめモードなら安い?1か月の料金や他の加湿方式と電気代を比較

象印のスチーム式加湿器は、手入れの手軽さと衛生的な性能で人気を集めています。

しかし、その一方でスチーム式は電気代が高いこともあり、1か月のランニングコストを懸念する方も少なくありません。

象印の加湿器は他の方式より電気代が高い傾向にありますが、使い方や電力プランの工夫でコストは大幅に抑えられます。

本記事では、具体的な電気代の比較から、ひかえめモードなどの節約術、さらに根本的なコスト削減方法を解説します。

象印の加湿器の購入を検討中の方、すでに利用中の方もぜひ参考にしてください。

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  • あなたの「ライフスタイル」がそのまま節約術に!
  • 夕方~夜間の電気使用を抑えられる方は電気代が安くなるチャンス!
目次

【結論】象印の加湿器の電気代は他の方式より高いが節約は可能

象印が採用しているスチーム式の電気代は、ほかの加湿方式(ハイブリッド式、気化式、超音波式)と比較して高くなる傾向にあります。

なぜなら、スチーム式はヒーターで水を沸騰させて蒸気を発生させる仕組みのため、ほかの方式よりも多くの電力を消費するためです。

はじめにその事実を客観的なデータで確認します。

加湿方式1か月の電気代
(1日8時間使用)
仕組み
スチーム式(象印など)約2,000円〜3,000円ヒーターで水を加熱し蒸気を出す
ハイブリッド式約370円〜750円フィルターに温風をあてて加湿
気化式約60円〜110円フィルターに風をあてて気化させる
超音波式約150円〜190円超音波で水を微細な粒子にして放出
※料金はすべて税込表記です。
※電気料金単価は31円/kWh(税込)で計算しています。(出典:全国家庭電気製品公正取引協議会
※製品の消費電力によって実際の電気代は変動します。

このように、電気代だけを見るとスチーム式は割高に感じられる可能性があります。

ただし、象印の加湿器の電気代は、「使い方の工夫」や「電力プラン見直し」などのアプローチで賢く節約できます。

象印の加湿器(スチーム式)の電気代をモード別に徹底比較

ここでは、象印の加湿器にかかる電気代をさらに具体的に掘り下げます。

1時間あたりの料金から、運転モードによる違い、つけっぱなしで使用した場合まで、気になるコストを詳しくみていきましょう。

  • 1時間・1日・1か月あたりの電気代の目安
  • 運転モード(ひかえめ・弱など)による電気代の違い
  • つけっぱなしで使用した場合の電気代シミュレーション
  • 運転モード以外にもある!3つの簡単節約テクニック

はじめに、多くの方が気になる1時間、1日、1か月あたりの具体的な電気代の目安を解説します。

1時間・1日・1か月あたりの電気代の目安

それでは、実際に象印の加湿器(人気モデルEE-DC50)を例に、具体的な電気代を解説します。

運転モード別電気代の目安

運転モード消費電力1時間1日(8時間)1か月(30日)
しっかり410W約12.7円約101.6円約3,050円
ひかえめ(弱)305W約9.5円約76.0円約2,270円
※料金はすべて税込表記です。
※電気料金単価は31円/kWh(税込)で計算しています。(出典:全国家庭電気製品公正取引協議会
標準的な使い方でも、1か月あたり約3,000円が目安となります。

運転モード(ひかえめ・弱など)による電気代の違い

上の表からもわかるとおり、運転モードを工夫することで電気代は大きく変わります。

しっかりモードからひかえめ(弱)モードに変更するだけで、電気代を約25%も抑えられます。

部屋の湿度が安定してきたら、こまめに運転モードを切り替えるのが節約の第一歩といえるでしょう。

つけっぱなしで使った場合の電気代シミュレーション

就寝中など、長時間つけっぱなしで使いたい場合もあるでしょう。

もし24時間しっかりモードで運転し続けたと仮定すると、電気代は1日あたり約305円、1か月で約9,151円にもなります。

ただし、象印の加湿器には湿度を自動でコントロールする機能が搭載されているため、実際には常に最大出力で稼働し続けるわけではありません。

そのため、実際の電気代は想定より安くなる可能性が高いでしょう。

運転モード以外にもある!3つの簡単節約テクニック

運転モードの切り替えに加えて、次の3つの工夫でさらに電気代を抑えられます。

  • ぬるま湯(40℃以下)を使う
  • 部屋の置き場所を工夫する
  • 湿度計を活用する

ぬるま湯(40℃以下)を使用すると、湯沸かし時間を短縮でき、起動時の消費電力を抑えられます。

加湿器を部屋の中央やエアコンの風が当たる場所に置くと、効率的に加湿でき運転時間を短縮できるでしょう。

さらに湿度計を活用すると過剰な加湿を防止できるため、電気代も節約できます。適切な湿度は40%〜70%が目安です。

出典:厚生労働省「建築物環境衛生管理基準について」

電気代が高くても象印の加湿器が選ばれる3つの理由

電気代の高さというデメリットがありながらも、多くの方に選ばれるのには明確な理由があります。

本章では、象印の加湿器が持つ3つの魅力を解説します。

  • 圧倒的に手入れが簡単でフィルター掃除が不要
  • 煮沸によるスチームでカビや雑菌の心配が少ない
  • 高い加湿能力で部屋を素早く快適な湿度にする

それぞれの理由を詳しく解説します。

圧倒的に手入れが簡単でフィルター掃除が不要

象印の加湿器が支持される最大の理由は、その手入れの圧倒的な手軽さです。

まるで電気ポットのようなシンプルな構造で、給水口が広く給水しやすいのが特徴です。

ほかの多くの加湿器で必要なフィルターの洗浄や交換が一切不要なため、面倒な掃除の手間から解放されます。

定期的なクエン酸洗浄は必要ですが、それもポットの洗浄と同じ要領で簡単におこなえます。

煮沸によるスチームでカビや雑菌の心配が少ない

衛生面への配慮も、象印の加湿器が選ばれる大きな理由です。

タンク内の水を一度100℃に沸騰させてから蒸気を出すため、カビや雑菌が繁殖する心配が極めて少ないのが特長です。

クリーンな蒸気で加湿できるため、小さな子どもやペットのいる家庭でも安心して利用できます。

高い加湿能力で部屋を素早く快適な湿度にする

スチーム式ならではのパワフルな加湿能力も魅力の一つです。

暖かい蒸気で部屋の温度を下げずに、リビングのような広い空間でも素早く快適な湿度まで引き上げます。

とくに、エアコンなどの暖房で乾燥しがちな冬の室内環境を、力強くサポートします。

根本的な電気代の見直しで加湿器のコストを賢く抑える

日々の使い方を工夫するだけでなく、より根本的な視点から電気代を見直すことで、節約効果は大きく変わります。

本章では、電気代そのものを安くするための新しい考え方を紹介します。

  • 家電ごとの節約術には限界がある
  • 電気の使い方にあわせて料金プランを選ぶという新常識

まず、なぜ根本的な見直しが必要なのか、その理由から解説します。

家電ごとの節約術には限界がある

運転モードの変更やタイマーの活用など、個別の節約術も大切です。

しかし、それだけで電気代を大幅に削減するには限界があるのも事実です。

なぜなら、毎月の電気代は電力量料金単価そのものに大きく左右されるからです。

そこで重要になるのが、電気代の根本原因である電力会社との契約を見直す方法です。

電気の使い方にあわせて料金プランを選ぶという新常識

2016年の電力自由化以降、私たちは自身のライフスタイルにあった電力会社や料金プランを自由に選べるようになりました。

たとえば、電気を使う時間帯に注目することで、電気代を大きく削減できる可能性があります。

とくに、象印のような消費電力が大きい家電を使ううえで、この料金プラン選びは非常に重要な節約戦略となります。

電気の使い方を工夫するなら市場電力が最適

市場電力
おすすめな方
  • 市場連動型を検討している方
  • 市場価格が安い時間帯に電気を使う方
  • 切り替え手続きが面倒な方

電気代シミュレーション

現在の電気料金
月額 約4,849 円
条件(例):Looopでんき スマートタイムONE(電灯)

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年間の電気代:約1,360円お得!
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※消費税込み
※2024年4月時点
※再生可能エネルギー発電促進賦課金は含んでおりません

電気の使い方にあわせて料金プランを選ぶなら、とくにおすすめしたいのが市場電力です。

市場電力の仕組みや、象印の加湿器と組み合わせることでどのようなメリットが生まれるのかを解説します。

  • 市場電力とは時間帯によって電気代が変わるプラン
  • 市場電力で象印加湿器の電気代はこう変わる
  • 市場電力はどのような方におすすめか

まずは、市場電力がどのような仕組みの料金プランなのかを解説します。

市場電力とは時間帯によって電気代が変わるプラン

市場電力とは、電気の料金単価が市場価格に連動して30分ごとに変動する、新しいタイプの料金プランです。

電気の市場価格は、電気の需要と供給のバランスで決まります。

たとえば、多くの方が電気を使う夕方は高くなる一方、太陽光発電の供給が増える昼間などは、価格が非常に安くなる傾向があります。

この価格の変動をうまく活用することで、電気代を賢く節約できるのが市場電力の最大の魅力です。

市場電力で象印加湿器の電気代はこう変わる

象印の加湿器と市場電力の相性のよさについて考えてみましょう。

一般的な電力プランでは、電気を使う時間帯にかかわらず料金単価はほぼ一定です。

しかし市場電力なら、電気代が安い昼間の時間帯を狙って加湿器を使うことで、ランニングコストを大幅に抑えられます。

たとえば、在宅勤務の方や日中に在宅されていることが多い家庭では、タイマー機能を活用して昼間に加湿器を運転させることで、電気代の負担を大きく軽減できるでしょう。

市場電力はどのような方におすすめか

市場電力は、とくに次のような方におすすめです。

  • 日中の在宅時間が長く、電気を使う時間帯を調整できる方
  • ゲーム感覚で楽しみながら、主体的に節電に取り組みたい方
  • 新しいサービスや合理的な選択肢に興味がある方

自身のライフスタイルにあっていると感じた方は、ぜひ一度シミュレーションをしてください。

象印の加湿器に関するQ&A

最後に、象印の加湿器に関して多くの方が抱く疑問点について、Q&A形式で回答します。

  • つけっぱなしでも安全性に問題はない?
  • 製品の寿命はどのくらい?
  • 加湿器本体が安くなる購入時期は?
  • 加湿器はいつからいつまで使うのがおすすめ?

それでは、よくある質問とその回答を一つずつ解説します。

つけっぱなしでも安全性に問題はない?

象印の加湿器は高い安全性を備えています。

チャイルドロック、転倒湯もれ防止構造、空焚き防止といった複数の安全機能が搭載されており、万が一の事態にも備えられています。

小さな子どものいる家庭でも、安心して使用できる設計です。

製品の寿命はどのくらい?

加湿器の寿命は使用頻度やメンテナンス状況によって異なりますが、一般的には約5年が目安とされています。

象印の製品を長く安心して使用するためにも、定期的なクエン酸洗浄などのメンテナンスを心がけましょう。

加湿器本体が安くなる購入時期は?

加湿器を少しでも安く購入したい場合、次の時期が狙い目です。

  • シーズンオフの春先(3月〜4月):在庫処分で安くなる可能性
  • 新モデル発売直前の秋口(8月〜9月):旧モデルが型落ち品として安くなる
  • 家電量販店のセール時期:年末年始や決算時期

ただし、人気のモデルはシーズン本番になると品薄になる可能性もあるため、購入のタイミングを逃さないようにしましょう。

加湿器はいつからいつまで使うのがおすすめ?

一般的に、加湿器は空気が乾燥しはじめる10月〜11月頃から使いはじめ、湿度が安定してくる3月〜4月頃まで使用するのが目安です。

ただし、住まいの地域や建物の気密性によって最適な期間は異なります。

季節にかかわらず、市販の湿度計で室内の湿度を40%〜70%に保つことを一つの基準にするとよいでしょう。

出典:厚生労働省「建築物環境衛生管理基準について」

まとめ

本記事では、象印のスチーム式加湿器の電気代について、具体的な料金比較からメリット、そして賢い節約術までを解説しました。

電気代は他の方式より高くなる傾向にありますが、手入れの楽さといった大きなメリットがあり、運転モードの工夫や電力プランの見直しでコストは十分に管理可能です。

とくに、電気を使う時間帯を工夫できる市場電力は、当サイトが推奨する有効な選択肢の一つです。

加湿器のランニングコストにお悩みの方は、本記事を参考に、自身のライフスタイルにあった最適な電力プランを検討してみてください。

より詳細な情報は公式サイトで確認するか、サービス名「市場電力」での検索をおすすめします。

<参考>
市場電力

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