auでんきはauユーザー限定の特典が用意されているため、とくにauユーザーの方のなかには「オール電化の自宅をauでんきに切り替えたい」と考えている方も多いでしょう。
しかし、ネット上では「auでんきはオール電化に向いていない」という評判もあり、不安を感じている方もいるのではないでしょうか。
結論から述べると、auでんきはオール電化専用プランを提供しておらず、既存のプランもオール電化住宅には最適とはいえません。
本記事では、auでんきがオール電化に不向きな理由や、現在の契約内容や安心感はそのままに、電気代のみを賢く節約できる具体的な代替案まで詳しく解説します。
家庭に最適な電力会社を見つけるために、ぜひ参考にしてみてください。
【結論】auでんきはオール電化プランを提供していない

「auのスマートフォンを使用しているから、オール電化の自宅もauでんきにまとめたい」と考えている方も多いでしょう。
しかし、auでんきではオール電化専用プランを提供していないため、現在の電力会社でオール電化住宅向けのプランに加入してる場合、auでんきに切り替えると料金が割高になる可能性があります。
ここでは、auでんきのオール電化プランに関する現状と、それでもなぜ電力会社の見直しを検討すべきなのかについて解説します。
auでんきのオール電化プランの現状
auでんきでは、オール電化住宅向けの料金プランの提供がありません。
過去には東京電力のエリアでのみ提供されていた時期もありましたが、現在は新たな契約ができない状況です。
auでんきの公式サイトでも、オール電化住宅の方がauでんきに切り替えると電気料金が高くなる恐れがあることが明記されており、切り替えは推奨されていません。
そのため、これから電力会社を切り替えようと考えているオール電化住宅にお住まいの方は、auでんきが契約の選択肢に入らないと認識しておきましょう。
参照:オール電化を利用していますが申し込みは出来ますか?|よくあるご質問|auでんき
「オール電化プラン」以外ならauユーザーはメリットあり
auでんきには、オール電化向けプラン以外に「でんきM」「でんきL」などの一般的な料金プランがあります。
これらのプランは、auやUQ mobile、auひかりなどとセットで契約することで、毎月の電気料金に応じてPontaポイントが還元されるメリットがあります。
Pontaポイントはau PAY残高にチャージできるほか、au Pay カードへの充当やPonta加盟店での利用が可能なため、auユーザーにとっては魅力的な特典といえるでしょう。
しかし、上記の通常プランは、夜間に電気を多く使用するオール電化住宅のライフスタイルにあわせて料金が割引される仕組みにはなっていません。
そのため、ポイント還元を考慮しても、結果的に電気代が割高になる可能性には注意が必要です。
それでも電力会社の見直しをおすすめする理由
auでんきのオール電化プランに申し込めないと知って、がっかりした方もいるかもしれません。
しかし、これを機に電力会社全体を見直すことは、家計の節約にとってとてもよい機会となります。
近年、大手電力会社を含む多くの電力会社で電気料金の値上げが続いており、とくに電気使用量の多いオール電化住宅はその影響を大きく受けます。
電力自由化によって登場した多くの新電力会社の中には、現在よりもお得な料金プランを提供している会社が存在します。
何もしなければ高い電気代を支払い続けることにもなりかねないため、一度自身の契約内容を見直してみましょう。
auでんきがオール電化に不向き・ダメといわれる3つの理由

インターネットの口コミやレビューなどで「auでんきはオール電化に不向き」「ダメ」という評判を目にして、不安に感じている方もいるのではないでしょうか。
auでんきに対して上記のような声が上がっているのは、いくつかの明確な理由が存在します。
auでんきがなぜオール電化住宅に向かないといわれるのか、具体的な3つの理由を掘り下げて解説します。
オール電化向けの料金体系ではないため
一般的なオール電化向け料金プランの最大の特徴は、エコキュートのような電気給湯機でお湯を沸かす夜間の電気料金が安く設定されている点です。
多くのオール電化家庭では、夜間割引をうまく活用することで電気代を節約しています。
しかし、auでんきが現在提供している標準的な料金プランには、このような時間帯別の割引がありません。
そのため、夜間の電気使用量が多いオール電化住宅で契約すると、夜間割引の恩恵を受けられず、結果的に電気代が以前より高くなってしまう可能性があります。
ライフスタイルと料金プランのミスマッチが、auでんきはオール電化住宅に不向きといわれる大きな理由です。
口コミや評判で「高い」といわれるため
「auでんきにしたら電気代が高くなった」という口コミや評判が見られる背景には、料金体系のミスマッチが大きく影響しています。
とくに、何も知らずにオール電化住宅でauでんきの通常プランを契約してしまったユーザーから、不満の声が上がっているケースが少なくありません。
また、多くの新電力と同様に、auでんきも燃料費調整額に上限が設けられていない点も一因です。
燃料費調整額に上限が設けられていなければ、燃料価格が高騰した際に電気代が大幅に上がるリスクがあることを意味します。
上記の要因が組み合わさり、結果として「高い」「ダメ」という評判につながっていると考えられます。
そもそも申し込みができない状況だから
auでんきがオール電化に不向きとされる最も根本的な理由は、これまで説明してきたとおり、オール電化専用プランが提供されていないことにあります。
auユーザーの方でポイント還元に魅力を感じていたとしても、契約の入り口が閉ざされているため検討すること自体ができません。
公式サイトから手続きを進めようとしても、オール電化住宅の契約は対象外となってしまいます。
申し込みができないという物理的な条件が、オール電化住宅にお住まいの方にとってauでんきが選択肢となり得ない最大の理由といえるでしょう。
【賢い選択】大手電力会社と同じ安心感で電気代を節約する方法

オール電化住宅の電気代を節約するためには、電力会社の切り替えが効果的です。
電力会社を切り替えることにより、電気代の根本を見直すことができます。
無理なく安心して電気代を削減するための考え方と、新電力選びで失敗しないためのポイントを解説します。
無理な節約ではなく電力会社の切り替えが効果的
コンセントをこまめに抜いたり、使用していない部屋の電気を消したりなど日々の節約努力は大切ですが、その効果には限界があります。
電気代を根本から見直すためには、電力会社を切り替えて電気料金の単価そのものを下げることが最も効果的です。
2016年の電力自由化以降、多くの企業が新電力として参入し、ライフスタイルにあった電力会社を自由に選べるようになりました。
とくに、毎月の電気使用量が多いオール電化の家庭ほど、より安い料金プランに切り替えることによる節約効果は大きくなります。
無理な我慢をすることなく、賢く固定費を削減できる最善の方法といえるでしょう。
新電力選びで失敗しないための3つのポイント
新電力選びで失敗しないための主なポイントは次の3つです。
- 料金体系がシンプルでわかりやすいか
- 会社の信頼性や供給の安定性は十分か
- 申し込み手続きが簡単でサポート体制が整っているか
新電力へ切り替える際に失敗しないためには、上記の3つのポイントを確認することが重要です。
なかには、市場の電力価格に料金が連動する「市場連動型プラン」のように、価格が急騰するリスクのある複雑なプランも存在します。
市場連動型プランも上手く利用すれば電気代を節約できる可能性はありますが、オール電化住宅の場合は夜間に電気代が安くなるシンプルなプランのほうが向いているでしょう。
また、会社の経営体力やサポート体制も、長く安心して利用するうえでは欠かせない要素です。
料金の安さのみで判断するのではなく、上記の点を総合的に比較検討し、自身の家庭にあった信頼できる電力会社を選ぶようにしましょう。
現在の契約内容を変えずに料金のみ安くする選択肢もある
「新電力は数多くあって比較が大変そう」「サービス品質が落ちることが不安」と感じる方もいるかもしれません。
東京電力や関西電力などの大手電力会社と全く同じ品質、同じような料金プランのままで、電気代のみを安くする方法が存在します。
どの電力会社を選んでも電気を送るための送配電網は共通のものを使用するため、供給の安定性や品質は変わらないという仕組みに基づいています。
また、新電力の中には、大手電力会社と同じようなプランを提供しているサービスもあり、このような会社を選べばプランが大きく変わる心配もありません。
「安心感はそのままに、お得にはなりたい」と考えている方は、ぜひ次の章で紹介する新電力をチェックしてみてください。
オール電化の電気代を安くするならお得電力がおすすめ
「大手電力会社からサービス内容は変えずに、電気代のみを安くしたい」という方におすすめの新電力がお得電力です。
auでんきはオール電化プランを提供していないため、安心感と節約の両方を重視する方にとって、お得電力は最適な選択肢となるでしょう。
お得電力がなぜおすすめなのか、シンプルな料金体系や安さの理由、手続きの簡単さについて具体的に解説していきます。
大手電力会社のプランからそのまま切り替わるシンプルな料金体系
お得電力の最大の魅力は、シンプルな料金体系にあります。
現在契約中の東京電力や関西電力など大手電力会社の料金プランと同等のプランが提供されているため、そのまま引き継ぐ形で契約ができます。
これまで利用していたオール電化向けの夜間割引プランも、内容を変えることなく継続することが可能です。
基本料金や電力量料金の単価設定は大手電力会社よりも安く設定されているため、生活スタイルを一切変えることなく、電気代のみが安くなる可能性があります。
複雑なプラン比較は一切不要な点が、多くの方に選ばれている理由です。
お得電力が大手電力会社より安くなる理由
お得電力が大手電力会社よりも安く利用できる理由として、運営会社である株式会社Qvouの徹底したコスト削減の仕組みが関係しています。
お得電力は、テレビCMなどの大規模な広告をおこなわず、ターゲットを絞った小規模な運営体制を採ることで、運営にかかる経費を大幅に抑えています。
また、運営会社が太陽光発電事業も手掛けており、そのノウハウを活かして効率的な電力調達をおこなっていることも理由のひとつです。
このように、企業努力によって削減したコストを利用者の電気料金に直接還元しているため、サービスの品質や安定供給を維持したまま、低価格を実現しています。
申し込みは最短5分で完了!工事や連絡も不要
お得電力の申し込みは公式サイトから最短5分で完了し、手続きはすべてWeb上で完結します。
手元に現在の電力会社の検針票を用意しておけば、入力もスムーズに進みます。
さらに、現在契約している電力会社への解約連絡は、お得電力が代行するため不要です。
自宅の電気メーターが旧式の場合、スマートメーターへの交換工事がおこなわれることがありますが、工事も原則無料で、立ち会いの必要もありません。
手間をかけずに切り替えられる手軽さも、お得電力の大きな魅力です。
お得電力への切り替えに関するQ&A

お得電力への切り替えを検討するにあたり、さまざまな疑問や不安な点を感じている方もいるでしょう。
ここでは、多くの方が気になるであろう質問と回答をまとめました。
安心して第一歩を踏み出せるよう、ぜひ参考にしてみてください。
賃貸住宅やマンションでも申し込めますか?
賃貸住宅やマンションにお住まいの方でも、電力会社と個別に契約を結んでいれば、お得電力に申し込むことが可能です。
自身の名義で電力会社から検針票や請求書が届いていれば、問題なく切り替えられます。
ただし、建物全体で電力会社と一括契約を結んでいる「高圧一括受電」のマンションは、残念ながら対象外となります。
自身の契約形態がわからない場合は、一度マンションの管理会社や大家さんに確認してみることをおすすめします。
停電が増えたり電気の質が変わったりしませんか?
電力会社を切り替えても、停電が増えたり電気の品質が落ちたりすることは一切ありません。
お得電力に切り替えたあとも、家庭に電気を届けるための電線や設備は、これまでと同じ地域の大手電力会社の送配電網をそのまま利用します。
電気の通り道は今までと全く変わらないため、電力会社を変えたからといって、供給が不安定になったり電圧が変わったりする心配はありません。
安全性はこれまでと変わらずに、料金のみがお得になる可能性があります。
本当に電気代は安くなりますか?
お得電力は、各エリアの大手電力会社が提供する主要な料金プランよりも電気代が安くなるように料金設定がされています。
そのため、多くの場合で電気代の削減が期待できるでしょう。
ただし、毎月の料金に含まれる燃料費調整額は、燃料価格の変動によって変わるため、すべての状況やすべての月で必ず安くなることを保証するものではありません。
まずは公式サイトを確認して、自身の家庭の電気使用状況で年間どの程度のメリットがあるのかを確認してみることをおすすめします。
まとめ:auでんきの現状を理解し最適な電力契約を見つけよう

本記事では、auでんきのオール電化プランの現状と、オール電化住宅に向かないといわれる理由、代替案としておすすめのお得電力について解説しました。
auでんきは過去に東京電力エリアでのみオール電化プランを提供していましたが、現在は新規受付を停止しており、オール電化にお住まいの方は申し込むことができません。
そのため、auユーザーであっても、より賢く電気代を節約するためには、他の選択肢を検討する必要があります。
現在の契約内容や品質はそのままに、料金のみけを安くしたいという方にはお得電力がおすすめです。
お得電力は大手電力会社と同等のプランを提供しており、電気の品質も変わらないため、電気代の節約を希望している方はぜひ検討してみてください。