加湿器は冬の乾燥対策に欠かせない家電です。
一方で「電気代が気になる」という声も多く、とくにスチーム式は高いといわれていますが、実際にはどれくらいの差があり、安い方式と比べてどのようなメリットがあるのでしょうか。
結論として、加湿器の電気代は方式によって大きく異なりますが、衛生面や加湿能力とのバランスで選ぶことが重要です。
本記事では、各方式の電気代比較やスチーム式のメリット、さらに政府支援策を反映した実質負担額について解説します。
快適な湿度環境と家計の節約を両立したい方は、ぜひ参考にしてください。
【方式別】加湿器の電気代比較!やばいと言われる理由と真実

加湿器には大きく分けて4つの方式があり、それぞれ電気代が大きく異なります。
ここでは、各方式の仕組みと消費電力の違い、そして実際に1か月使用した場合の電気代の目安を比較します。
【電気代の違いに関する3つのポイント】
- 4つの加湿方式(スチーム・気化・超音波・ハイブリッド)の仕組みと違い
- 各方式を1か月使った場合の電気代比較
- スチーム式を選ぶメリットと実際のコスト感
それぞれの内容を具体的に解説します。
加湿器の4つの方式と電気代の特徴
加湿器の電気代は、水をどのように空気中へ放出するかという仕組みによって決まります。
主な方式は、スチーム式、気化式、超音波式、ハイブリッド式の4種類です。
【各方式の特徴】
- スチーム式:ヒーターで水を加熱して蒸気を出す
- 気化式:水を含ませたフィルターに風を当てて気化させる
- 超音波式:超音波振動で水を微細なミストにする
- ハイブリッド式:加熱と気化、または加熱と超音波を組み合わせる
電気代に最も大きく影響するのは、ヒーターによる加熱の有無です。
なかでも、水を沸騰させるスチーム式や、温風を使うハイブリッド式(温風気化式)は消費電力が高くなる傾向にあります。
一方、ヒーターを使わない気化式や超音波式は消費電力が低く、電気代を抑えやすい点が特徴です。
1か月の電気代シミュレーション比較表
実際に各方式の加湿器を1か月使用した場合、電気代にどれくらいの差が出るのかを比較します。
ここでは、一般的なリビング用の加湿器を想定し、1日8時間使用した場合の電気代を試算しました。
電気代単価は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価である31円/kWhで計算しています。
【方式別1か月の電気代目安】
| 方式 | 消費電力目安 | 1時間の電気代 | 1か月の電気代 |
|---|---|---|---|
| スチーム式 | 300W〜985W | 約9.3円〜30.5円 | 約2232円〜7320円 |
| ハイブリッド式(温風気化) | 150W〜400W | 約4.7円〜12.4円 | 約1128円〜2976円 |
| 気化式 | 4W〜20W | 約0.1円〜0.6円 | 約24円〜144円 |
| 超音波式 | 20W〜40W | 約0.6円〜1.2円 | 約144円〜288円 |
表を見ると、スチーム式と気化式では月額で数千円単位の差が出ることがわかります。
とくにスチーム式は消費電力が高いため、長時間使用すると電気代への影響が大きくなりがちです。
ただし、これはあくまで目安であり、再エネ賦課金や燃料費調整額などの変動要因によって実際の請求額は変わります。
スチーム式が「やばい」のは本当?メリットとのバランス
スチーム式加湿器の電気代が高いことは事実ですが、それでも多くの家庭で選ばれているのには明確な理由があります。
最大のメリットは、水を煮沸することで得られる高い除菌効果です。
加熱によって雑菌の繁殖を抑えられるため、衛生面を重視する家庭、とくに赤ちゃんや小さな子どものいる家庭では非常に人気があります。
また、温かい蒸気が出ることで室温が下がりにくく、暖房の補助的な役割を果たしてくれる点も冬場には大きな利点です。
電気代というコストのみでなく、家族の健康や快適さなどのメリットも含めて総合的に判断するとよいでしょう。
【2026年最新】政府支援策を反映した実質負担額の独自試算

2026年の冬は、政府による電気・ガス料金支援策がおこなわれる予定です。
この支援策によって、加湿器の電気代負担が実際にどれくらい軽減されるのかを試算します。
支援の仕組みを正しく理解し、冬のピーク時の電気代リスクに備えましょう。
【政府支援策のポイント】
- 2026年1月〜3月の期間限定で行われる支援策の概要
- 支援適用後の加湿器電気代の変化
- 支援だけではカバーしきれない電気代高騰への対策
ここからは、各項目について詳しく見ていきます。
2026年冬の電気代補助金の仕組み
経済産業省資源エネルギー庁の発表によると、物価高騰対策の一環として電気・ガス料金支援がおこなわれます。
対象期間は2026年1月使用分から3月使用分までで、家庭向けの低圧電力では1kWhあたり最大4.5円の値引きがおこなわれる予定です。
| 対象 | 1月・2月使用分 | 3月使用分 |
|---|---|---|
| 電気(低圧) | 4.5円/kWh | 1.5円/kWh |
| 電気(高圧) | 2.3円/kWh | 0.8円/kWh |
| 都市ガス | 18.0円/㎥ | 6.0円/㎥ |
この支援を受けるために特別な申請手続きは必要ありません。
契約している電力会社を通じて、自動的に料金から値引きされる仕組みです。

補助金適用で加湿器の電気代はどう変わる?
補助金が適用されると、加湿器の電気代は具体的にどの程度安くなるのでしょうか。
消費電力が高いスチーム式加湿器(消費電力400Wと仮定)を例に試算してみます。
1日8時間使用した場合、1か月(30日)の消費電力量は約96kWhです。
これに4.5円/kWhの補助金が適用されると、1か月あたり約432円の値引きとなります。
【補助金適用による変化】
| 項目 | 適用前(目安) | 適用後(目安) | 差額 |
|---|---|---|---|
| 1か月の電気代 | 約2976円 | 約2544円 | -432円 |
補助金が適用されると負担は軽減されますが、元の電気代がゼロになるわけではありません。
とくに冬場は暖房などで電気使用量全体が増えるため、補助金が適用されても請求額が高くなる可能性があります。
支援策はあくまで一時的な負担軽減措置であり、根本的な電気代削減には別の対策も併せて考える必要があります。

加湿器の電気代を節約する効率的な使い方5選

加湿器の電気代を抑えるためには、単に使用時間を減らすのみでなく、効率的な使い方をすることが重要です。
ここでは、今日から実践できる5つの節約テクニックを紹介します。
【5つの節約テクニック】
- 適正湿度(40〜60%)を維持する設定方法
- 就寝時のタイマー活用と運転モードの選び方
- エアコンとの併用による相乗効果
- 部屋の広さに合わせた適切な機種選び
- 定期的なメンテナンスの重要性
それぞれの内容を具体的に解説します。
湿度を上げすぎない!適正湿度のキープ
部屋の湿度を上げすぎると、カビや結露の原因になるのみでなく、加湿器が無駄に稼働して電気代がかさみます。
厚生労働省がインフルエンザ対策として推奨しているのは、湿度50〜60%を保つことです。
多くの加湿器には湿度センサーや自動運転モードが搭載されています。
これらを活用して、湿度が60%を超えたら運転を弱めたり停止したりするように設定すると、無駄な電力消費を抑えられます。
湿度が低すぎてもウイルス対策になりませんが、高すぎてもデメリットがあるため、適正湿度を目安にコントロールすることが大切です。

就寝時はどうする?タイマーとエコモード
就寝中は加湿器をつけっぱなしにしがちですが、部屋の温度が下がると飽和水蒸気量が減り、結露が発生しやすくなります。
結露の発生を防ぐためには、就寝時はオフタイマーを活用するのがおすすめです。
入眠後の2〜4時間程度で切れるように設定すれば、乾燥を防ぎつつ過加湿と電気代の無駄を回避できます。
また、スチーム式などの消費電力が高い機種を使用する場合は、エコモードや静音モード、湯沸かし音セーブなどの機能を活用しましょう。

エアコン設定温度を下げて加湿で体感温度アップ
加湿器を使う最大のメリットの一つに、体感温度の上昇があります。
人間の体感温度は、湿度が高いほど暖かく感じる性質があります。
そのため、加湿器で湿度を上げることで、エアコンの設定温度を下げても暖かさを維持できます。
環境省のウォームビズでは、暖房時の室温目安として20℃を推奨しています。
加湿器の電気代がかかっても、消費電力の大きいエアコンの電気代を削減できれば、トータルの光熱費を抑えられる可能性があります。
機種選びで迷うなら電力単価を見直そう

加湿器の電気代を気にして機種選びに悩むよりも、さらに根本的で効果的な方法があります。
それは、契約している電力会社やプランを見直して、電気代の単価そのものを下げることです。
【電力会社見直しのポイント】
- 買い替えコストとプラン変更の比較
- スチーム式でも安心できる料金設定の仕組み
- 新電力選びで注目すべき基本料金と従量料金
それぞれの内容を具体的に解説します。
買い替えよりも手軽?電力会社見直しのメリット
電気代を節約するために省エネ性能の高い加湿器に買い替える場合、本体価格として数千円から数万円の初期費用がかかります。
一方、電力会社の切り替えは、多くの場合初期費用がかからず無料で手続きできます。
さらに、電力会社を見直すメリットは加湿器の電気代のみにとどまりません。
総務省統計局の家計調査データによると、冬場は暖房の使用などで家庭全体の電気代が跳ね上がることが判明しています。
電力プランを変更して電気の単価を下げられれば、加湿器のみでなく、エアコンや照明、冷蔵庫など、家中のすべての家電の電気代をまとめて削減できるため、節約効果が非常に大きくなります。
スチーム式も怖くない!単価が下がる仕組み
「スチーム式は電気代が高いから使いたくない」と我慢している方もいるでしょう。
しかし、電気代の計算式は消費電力×使用時間×電気料金単価です。
電気料金単価が安いプランを選べば、消費電力が高いスチーム式加湿器を使用しても、請求額の上昇を抑えられます。
とくに注目すべきは従量料金です。
多くの大手電力会社では使用量が増えるほど単価が高くなる段階料金を採用していますが、新電力の中にはこの単価を一律に安く設定しているところがあります。
賢くプランを選べば、衛生的なスチーム式加湿器を罪悪感なく快適に使い続けられます。
おすすめの電力サービス「お得電力」とは
冬の電気代対策としてとくにおすすめな新電力サービスが、株式会社Qvouが運営するお得電力です。
お得電力はシンプルな料金体系で、大手電力会社よりも割安に電気を利用できるサービスとして注目されています。
【お得電力の3つの特徴】
- 基本料金と電力量料金が一律でお得な設定
- 市場価格高騰のリスクがない安心の料金体系
- Web完結で簡単に申し込める手軽さ
それぞれの内容を具体的に解説します。
基本料金も電力量料金も一律でお得に
お得電力の最大の特徴は、基本料金と電力量料金の両方が、大手電力会社と比較して一律で安く設定されている点です。
エリアによって異なりますが、目安として約3%安くなる料金体系になっています。
公式サイトやエリア別削減額レポートなどのデータを見ても、電気を多く使う家庭ほど削減額が大きくなる傾向があります。
加湿器や暖房で電気使用量が増える冬場こそ、そのメリットを最大限に享受可能です。
また、市場連動型プランのように市場価格の高騰によって電気代が急激に上がるリスクもないため、安心して使い続けられます。
冬の電気代を確実に抑えるなら今すぐ検討を
加湿器がフル稼働する冬本番を迎える前に電力会社を切り替えておけば、シーズンを通して電気代削減効果を最大化できます。
お得電力は創業40年以上の実績を持つ株式会社Qvouが運営しており、企業の信頼性も十分です。
申し込みはWeb上で完結し、現在契約中の電力会社への解約手続きも必要ありません。
解約時の違約金はなく、3,300円(税込)の事務手数料のみという設定になっているため、気軽に試すことができます。
電気代を気にせず快適な冬を過ごすために、まずは一度検討してみることをおすすめします。
加湿器の電気代に関するよくある質問

最後に、加湿器の電気代についてよく寄せられる質問に回答します。
【よくある質問】
- 象印のスチーム式加湿器の実際の電気代
- 24時間つけっぱなしにする際のリスク
- 一人暮らしにおすすめの機種
それぞれの内容を具体的に解説します。
象印のスチーム式加湿器の電気代は実際いくら?
象印の人気機種EE-DC50を例に挙げると、立ち上げ時の消費電力は985W、加湿時は410Wです。
これを電気代単価31円/kWhで計算すると、立ち上げ時で1時間あたり約30.5円、加湿時で約12.7円となります。
取扱説明書や公式サイトにも目安が記載されているため、参考にするとよいでしょう。
出典:EE-DC35・50 | 加湿器 | 生活家電 | 商品情報 | 象印マホービン

加湿器はずっとつけっぱなしでいいの?
24時間つけっぱなしにすることは、電気代がかさむのみでなく、過加湿による結露やカビのリスクが高まるためおすすめできません。
在宅時や就寝前の数時間など、必要なタイミングで運転させることが大切です。
どうしても長時間運転したい場合は、湿度センサー付きの機種を選び、適正湿度を超えないように自動コントロールさせることをおすすめします。
一人暮らしにおすすめの電気代が安い加湿器は?
一人暮らしのワンルームなど部屋がそれほど広くない場合は、加湿能力がそこまで高くなくても十分な傾向にあります。
そのため、消費電力が少ない超音波式や気化式の小型モデルがおすすめです。
ただし、超音波式はこまめな手入れが必要になるため、メンテナンスの手間と電気代のバランスを考えて選ぶことが重要です。
自身のライフスタイルに合った機種を選びましょう。

まとめ

本記事では、加湿器の4つの方式ごとの電気代比較や、スチーム式のメリットとデメリット、さらに電気代を節約するための具体的な方法について解説しました。
加湿器の電気代は加熱の有無によって大きく変わり、スチーム式は高くなる傾向がありますが、その分高い除菌効果や暖房補助効果が期待できます。
機種選びにおいては、単に電気代の安さのみでなく、衛生面や使用環境とのバランスを考慮することが大切です。
また、2026年の政府支援策を活用しつつ、根本的な電気代削減を目指すなら、電力プランの見直しも有効な選択肢となります。
電気代を気にせず快適な冬を過ごしたい方は、ぜひ公式サイトで詳細を確認してみてください。
<参考>
お得電力





