パソコンは、仕事や学習、プライベートなど、さまざまな生活シーンで活躍するアイテムです。
しかし、長時間パソコンを使用するケースも多く、毎月どのくらいの電気代が発生しているか疑問に感じる方もいるでしょう。
そこで本記事では、主要なパソコンの種類別に具体的な電気代の目安を紹介し、今日からできる簡単節約術について解説します。
パソコンの電気代を把握したい方や、無駄な電気消費を抑えて賢く節約したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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パソコンの電気代の基本：消費電力と計算方法
パソコンの電気代がどれくらい発生しているか気になる方も多いでしょう。
電気使用量や電気代の計算方法、具体的にどう計算するのか、まずは基本を押さえることが大切です。
ここからは、パソコンの電気代を理解するための基本となる「消費電力」と、具体的な「計算方法」について解説します。
基本的な要素を知ることで、自身のパソコンの電気代を把握しやすくなるでしょう。
パソコンの消費電力とは？目安を知ろう
パソコンの消費電力とは、パソコンが動作するために必要な電気の量を示す値です。
単位は「W（ワット）」で表され、数値が大きいほど消費する電力も多くなります。
パソコンの一般的な消費電力の目安は、次のとおりです。
- ノートパソコン：約4W～45W
- デスクトップパソコン：約40W～200W
- ゲーミングパソコン：約800W
ただし、パソコンの機種や性能、使用状況により、消費電力は大きく変動します。
自身のパソコンの消費電力を知りたい方は、製品の仕様書やメーカーのWebサイトで確認してみてください。
【補足】正確な消費電力を調べる方法
より正確な消費電力を知りたい場合には、「ワットチェッカー」という機器の使用がおすすめです。
ワットチェッカーとは、コンセントとパソコンの電源プラグの間に接続するのみで、リアルタイムの消費電力を測定できる機器のことです。
数千円程度で購入でき、パソコンのみでなくほかの家電製品にも利用できるため、一家に一台あると家全体の節電意識を高めるのに役立つでしょう。
パソコン電気代の計算方法
パソコンの電気代は、次の計算式で簡単に求められます。
電気代（円）＝消費電力（W）÷1,000× 使用時間（h） × 電力量料金単価（円/kWh）
まずは、パソコンの消費電力を「W」を1,000で割り「kW（キロワット）」に変換します。
消費電力に使用時間（h）を掛けあわせることで、総消費電力量（kWh）がわかります。
総消費電力量に契約している電力会社の電力量料金単価（1kWhあたりの料金）を掛ければ、電気代の算出が可能です。
たとえば、消費電力が50Wのパソコンを1日8時間、30日間使用した場合、電力量料金単価を31円/kWhとすると、1か月の電気代は約372円となります。
【種類別】パソコンの電気代はいくらかかる？1時間/1か月/1年で比較
次の表は、代表的な「ノートパソコン」「デスクトップパソコン」「ゲーミングパソコン」について、それぞれの電気代の目安を比較したものです。
| 種類 | 想定消費電力 | 1時間あたり | 1か月あたり（30日） | 1年あたり |
|---|---|---|---|---|
| ノートパソコン | 45W | 約1.39円 | 約334円 | 約4,073円 |
| デスクトップパソコン | 200W | 約6.2円 | 約1,488円 | 約18,104円 |
| ゲーミングパソコン | 800W | 約24.8円 | 約5,952円 | 約72,416円 |
※電気料金単価は31円/kWhで計算
パソコンの種類により消費電力は大きく異なるため、電気代にも差が出ます。
ここからは、パソコンの種類別の電気代について詳しく解説します。
ノートパソコンの電気代
ノートパソコンはバッテリー駆動を前提として設計されており、省電力性が重視されているため、消費電力は低い傾向にあります。
一般的なノートパソコン（消費電力45Wと想定）の場合、電気代の目安は次のとおりです。
- 1時間あたり：約1.39円（45W÷1000×1時間×31円/kWh）
- 1か月あたり：約334円（45W÷1000×8時間×30日×31円/kWh）※1日8時間使用した場合
- 1年あたり：約4,073円（45W÷1000×8時間×365日×31円/kWh）※1日8時間使用した場合
ノートパソコンは、ほかのパソコンと比較して電気代を抑えやすいことが特徴です。
外出先での使用が多い方や、少しでも電気代を節約したい方に適しているでしょう。
ただし、高性能なモデルや画面サイズが大きいモデルは、上記の目安よりも消費電力が高くなる場合もあります。
デスクトップパソコンの電気代
デスクトップパソコンは、一般的にノートパソコンよりも消費電力が高い傾向にあります。
高性能なCPU（処理装置）や大型のモニターなどを搭載していることが多く、各パーツを動かすためにより多くの電力が必要となることが理由です。
一般的なデスクトップパソコン（消費電力200Wと想定）であれば、電気代の目安は次のようになります。
- 1時間あたり：約6.2円（200W÷1000×1時間×31円/kWh）
- 1か月あたり：約1,488円（200W÷1000×8時間×30日×31円/kWh）※1日8時間使用した場合
- 1年あたり：約18,104円（200W÷1000×8時間×365日×31円/kWh）※1日8時間使用した場合
ただし、動画編集やデザイン作業など、高い処理能力を必要とする使い方であれば、さらに消費電力が増える可能性があります。
デスクトップパソコンを選ぶときは、性能のみでなく、消費電力にも注目してみるとよいでしょう。
ゲーミングパソコンの電気代
ゲーミングパソコンは、、とくに消費電力が高い種類です。
消費電力が高い主な理由は、高画質な映像表示や複雑な処理を高速で実施するなど、多くの電力を必要とするためです。
一般的なゲーミングパソコン（消費電力800Wと想定）であれば、電気代の目安は次のようになります。
- 1時間あたり：約24.8円（800W÷1000×1時間×31円/kWh）
- 1か月あたり：約5,952円（800W÷1000×8時間×30日×31円/kWh）※1日8時間使用した場合
- 1年あたり：約72,416円（800W÷1000×8時間×365日×31円/kWh）※1日8時間使用した場合
ただし、ゲーミングパソコンの電気代は、ゲームの種類や設定、プレイ時間により大きく変動します。
最新のゲームを高画質設定で長時間プレイする場合には、電気代が高くなることを想定しておく必要があるでしょう。
ゲーミングパソコンの電気代が気になる方は、省電力設定を活用したり、プレイ時間を調整したりするなどの工夫が求められます。
パソコンの電気代を周辺機器・ほかの家電と比較
実は、見落としがちなモニターなどの周辺機器が意外な電気代の落とし穴になっていることもあります。
また、パソコンはほかの家電と比べて「本当に高いのか」と疑問に思う方もいるでしょう。
ここからは、パソコン本体のみでなく、周辺機器にかかる電気代を徹底解説します。
ほかの主要な家電との比較も紹介するので、パソコンの電気代の全体像を明らかにしましょう。
モニターなど周辺機器にかかる電気代
パソコンの電気代を考える際、見落としがちなものがモニターやスピーカーなどの周辺機器です。
とくにモニターは、サイズや種類によって消費電力が大きく異なります。
| サイズ | 想定 消費電力 | 電気代 （1か月あたり） |
|---|---|---|
| 24インチ | 約20～40W | 約149円〜298円 |
| 27インチ | 約30～50W | 約223円〜372円 |
| 32インチ | 約40～70W | 約298円〜521円 |
※電気料金単価は31円/kWhで計算
モニターのほか、プリンターや外付けスピーカーなども、使用していなくても待機電力が発生しています。
パソコン本体のみでなく、周辺機器全体の電気代も意識することが節約のポイントといえるでしょう。
ほかの家電と徹底比較！パソコンの電気代は本当に高い？
家庭にある家電製品と比べて、パソコンの電気代はどのくらいの位置づけなのでしょうか。
次の表は、主要な家電とパソコンの電気代目安を比較したものです。
| 家電製品 | 電気代 （1か月あたり） |
|---|---|
| 冷蔵庫 （400Lクラス） | 約680円〜860円 |
| 照明器具 （LEDシーリングライト） | 約400円 |
| テレビ （50V型液晶） | 約960円 |
| エアコン（冷房） | 約2,400円 |
| デスクトップPC | 約1,488円 |
使用状況によるものの、デスクトップパソコンの電気代はテレビや冷蔵庫よりも高く、決して無視できない金額であることがわかります。
日々の節約や電力会社の見直しが、家計に与える影響は大きいといえるでしょう。
要注意！パソコンの電気代が高くなるタイミングとは？
普段の使い方のなかでも、パソコンの電気代が高くなりやすいタイミングがあります。
どのようなときにパソコンの消費電力が上がるか把握しておけば、無駄な電気代の削減につながるでしょう。
ここでは、パソコンの電気代が高くなりがちな状況について具体的に解説します。心当たりのある方はぜひチェックしてみてください。
パソコン起動・シャットダウン時
パソコンの起動時やシャットダウン時には、一時的に消費電力が大きくなることがあります。
OSの読み込みや終了処理で、CPUやストレージなどの各パーツが最大限に動作するためです。
頻繁に起動とシャットダウンを繰り返すと、その都度大きな電力を消費する分、電気代が上がる原因になります。
ただし、パソコンをつけっぱなしにすることは推奨できません。
パソコンを使用しない時間が90分以内であればスリープを、それ以上であればシャットダウンを選ぶと電力消費を抑えられます。
出典：環境省│使用しない時間帯における事務用機器等の電源の遮断
動画編集・ゲームなど高負荷な処理
パソコンに高い負荷がかかる作業をおこなうと、消費電力は大幅に増加します。
高負荷な処理として代表的なものは、次のとおりです。
- 動画編集やCG制作
- オンラインゲーム
- 大規模なデータ処理や解析
- AIや機械学習の処理
これらの作業時には、CPUやグラフィックボード（GPU）などのパーツがフル稼働に近い状態で動作するため、通常時よりも多くの電力が必要になります。
通常時の消費電力が50W程度のノートパソコンでも、高負荷な処理が必要となる作業中は、消費電力が倍以上になるケースも珍しくありません。
高負荷な処理が必要となる作業を長時間続ける場合は、電気代が高くなることを意識しておくとよいでしょう。
複数アプリ・ディスプレイ使用時
複数のアプリを同時に立ち上げて作業したり、複数のディスプレイを接続して使用したりする場合も、消費電力が増加します。
同時に多くの処理をおこなうため、CPUやメモリへの負荷は高まり、接続するディスプレイの数だけ電力を消費するためです。
たとえば、Webブラウザで多くのタブを開きながら、文書作成ソフトや表計算ソフト、コミュニケーションツールなどを同時に使用すると、パソコンへの負荷が高まります。
また、外付けディスプレイを1台追加すれば、消費電力も追加されます。
複数のアプリやディスプレイを使用すると作業効率は上がるかもしれませんが、消費電力も増えることを念頭に置いておきましょう。
古いパソコンや劣化したバッテリーの使用
長年使用しているパソコンや、バッテリーが劣化したノートパソコンは、消費電力が大きくなる傾向にあります。
部品の経年劣化による動作効率の低下や、発熱リスクが高まることなどが主な理由です。
また、冷却ファンの性能が落ちると内部の熱をうまく排出できなくなり、パソコン内部のパーツは高温になります。
パーツが高温になるとパソコンは性能を維持しようとするため、多くの電力を消費します。
さらに、劣化したバッテリーは充電効率が悪く、充電に必要な電力が多くなったり、充電時間が長くなったりする場合もあることに注意が必要です。
使用中のパソコンが古く、動作が遅かったり発熱がひどかったりする場合には、新しいパソコンに買い替えを検討しましょう。
今日からできる！パソコンの電気代節約術9選
パソコンの電気代は、日々の工夫次第で節約が可能です。
ここからは、今日からすぐに取り組める節約術を9つ紹介します。
できることから試して、賢く電気代を節約しましょう。
ディスプレイの輝度（明るさ）を調整
ディスプレイの輝度を下げることは、最も手軽で効果的な節約術の一つです。
ディスプレイはパソコンの部品の中でも消費電力が大きいパーツであるため、輝度を高く設定すれば多くの電力を消費します。
画面が明るすぎると感じる場合は、輝度を少し下げるのみで、年間で見ると無視できない節約効果が期待できるでしょう。
なお、多くのパソコンでは、キーボードのファンクションキーや設定画面で簡単に輝度を調整できます。
作業環境にあわせて、支障のない範囲の明るさに調整することをおすすめします。
省電力モード・節電機能を活用
多くのパソコンには消費電力を抑えるための「省電力モード」や「節電機能」が搭載されています。
これらの機能を活用すれば、パソコンのパフォーマンスを抑えて消費電力を削減できます。
省電力モードでは、CPUの動作速度を制限したり、一定時間操作がない場合に自動でスリープ状態に移行したりするなど、さまざまな方法で電力消費を抑えることが可能です。
ノートパソコンでバッテリーを長持ちさせたい場合や、最大のパフォーマンスが不要な作業をおこなう場合に有効な手段となります。
スリープとシャットダウンの使い分け
パソコンを使用しない時間の長さに応じて、スリープモードとシャットダウンを使い分けることも重要です。
| スリープ | シャットダウン | |
|---|---|---|
| 起動・復帰速度 | 非常に速い | 遅い |
| 電力消費 | 微量 | ほぼなし |
| 作業状態の保持 | メモリに保持 | 保持されない |
| 推奨される 離席時間 | 短時間 （数分～1時間程度） | 長時間 （1時間以上） |
スリープモードでは、作業状態をメモリに保存したまま低消費電力状態になるため、素早く復帰できます。
パソコンの作業中断時間が短い場合には、シャットダウンよりもスリープモードのほうが消費電力を抑えられ、作業の再開もスムーズです。
一方、パソコンの電源を完全に切るシャットダウンでは、スリープモードよりも待機電力を消費しません。
長時間パソコンを使用しない場合や、就寝前、外出前などは、シャットダウンがおすすめです。
使わない周辺機器の電源オフ
パソコン本体のみでなく、周辺機器の電源にも注意が必要です。
プリンターや外付けハードディスク、スピーカー、Webカメラなど、電源が入った状態の周辺機器は多くありますが、待機電力を消費し続けています。
個々の待機電力は小さくても、数が増えれば待機電力も増えるため、こまめに電源をオフにしましょう。
定期的な掃除と放熱対策
パソコン内部のホコリは、電気代が増加する原因の一つです。
ホコリが吸気口や冷却ファンに溜まると、パソコン内部の熱を効率的に排出できなくなります。
内部温度が上昇すると、冷却ファンは高速で回転しようとするため、消費電力が増加します。
また、パソコン内部の高温状態が続くと、パーツの動作効率も低下し、余計な電力消費につながるかもしれません。
パソコン内部や通気口周りを定期的に掃除し、ホコリを取り除くことが重要です。
なお、パソコン周りの風通しをよくしたり冷却台を使用したりするなど、放熱対策をおこなうことも節電につながります。
音声はスピーカーよりイヤホン・ヘッドホン
パソコンで音楽を聴いたり動画を視聴したりするときは、音声の出力方法を調整すれば消費電力が変わります。
一般的に、内蔵スピーカーや外付けの大型スピーカーを使用するよりも、イヤホンやヘッドホンを使用するほうが消費電力を抑えることが可能です。
スピーカーは音を出すために比較的多くの電力を必要としますが、イヤホンやヘッドホンは耳元で直接音を鳴らすため、より少ない電力で済みます。
小さな工夫ではあるものの、日常的におこなうことで節約効果に期待できるでしょう。
使わない時は電源プラグを抜く
パソコンや周辺機器などのガジェットの電源プラグがコンセントに接続されていれば、わずかながら待機電力を消費しています。
待機電力による電気代を削減する簡単な方法の一つは、使用しないときに電源プラグをコンセントから抜くことです。
長期間家を空ける場合や就寝前などは、電源プラグを抜く習慣をつけるとよいでしょう。
プラグの抜き差しを面倒に感じる場合は、スイッチ付きの電源タップを活用してみてください。
省エネ性能が高い最新機種への買い替え
使用しているパソコンが古いモデルであれば、省エネ性能が高い最新機種への買い替えも有効な節約手段です。
技術革新により、近年はCPUやメモリ、ストレージなど、パソコンの各パーツの省電力性能は大幅に向上しています。
とくに、CPUはパソコンの頭脳であり、消費電力に大きく影響します。
性能は同じでも、古いモデルよりも消費電力が格段に抑えられていることが大半です。
買い替えを検討する際は、消費電力の少なさを示す「TDP（熱設計電力）」という値が低いCPUを搭載したモデルや、省エネルギー製品の国際的な基準である「エネルギースター」認証を取得している製品を選ぶとよいでしょう。
初期費用はかかるものの、長期的に見れば元が取れる可能性もあるため、新しいパソコンへの買い替えを検討してみてください。
根本的な見直し！電力会社・料金プラン変更
パソコン本体や使い方のみでなく、契約している電力会社や料金プランそのものを見直すことも電気代節約の大きなポイントです。
2016年の電力小売全面自由化以降、さまざまな企業が電力事業に参入し、多様な料金プランが登場しました。
自身のライフスタイルや電気の使用量にあわせて電力会社を変更すれば、電気料金単価そのものを下げられる可能性があります。
各電力会社のWebサイトで料金シミュレーションをおこない、お得なプランがないか比較検討してみましょう。
電気代見直しに！おすすめ新電力サービス3選
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電力会社の切り替えを検討している方に向けて、おすすめの新電力サービス3社を紹介します。
- お得電力
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- のむシリカ電力
比較検討し、自身の電気の使い方に適したサービスを選びましょう。
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料金プランの選択肢を重視する方や、大手電力会社からの変更を考えている方には、お得電力がおすすめです。
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「市場電力」は、電力取引市場の価格変動が直接電気料金に反映されるユニークな仕組みを持つ電力会社です。
「在宅ワークで日中も電気を使う」「夜間にゲームや動画編集をする」など、電気を使う時間帯をある程度自分でコントロールできる方に適しています。
深夜や早朝など、市場価格が安い時間帯に洗濯や食洗機、パソコンでの高負荷な作業を集中させることで、電気代を効果的に削減できる可能性があります。
積極的に節電に取り組みたい方や、電気の使い方を工夫して大きな節約効果を得たい方は、市場電力を検討してみてください。
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パソコンの電気代に関するよくある質問
最後に、パソコンの電気代に関するよくある質問を紹介します。
パソコンの電気代に関して疑問がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
パソコンをつけっぱなし（24時間）での電気代は？
パソコンを24時間つけっぱなしにした場合の電気代は、使用するパソコンの消費電力により異なります。
たとえば、消費電力45Wのノートパソコンの場合、1日の電気代は約33.4円（45W ÷ 1000 × 24時間 × 31円/kWh）です。
また、消費電力が200Wのデスクトップパソコンの電気代は、1日あたり約148.8円です。
一方、消費電力が800Wのゲーミングパソコンであれば、1日約595.2円もの電気代がかかる計算になります。
実際にパソコンを24時間フル稼働させるケースは少ないかも知れませんが、パソコンのつけっぱなしには相応の電気代がかかることを理解しておきましょう。
スリープ中の待機電力はかかる？
スリープモード中でも、待機電力は消費されます。
スリープモード中は作業状態をメモリに保持しており、完全に電源が切れているわけではありません。
パソコンを長時間使用しない場合には、電源をコンセントから抜いておくとよいでしょう。
デスクトップとノートPC、電気代の差は？
一般的に、デスクトップパソコンのほうがノートパソコンよりも電気代が高くなる傾向です。
パソコンを1日8時間、1か月（30日）使用した場合、ノートパソコン（想定45W）の電気代が約334円であるのに対し、デスクトップパソコン（想定200W）では約1,488円と、4倍以上の差があります。
ただし、高性能なノートパソコンは消費電力が高くなるため、あくまで一般的な傾向として捉え、個々の製品の消費電力を確認しましょう。
ノートパソコンを充電しながら使うと電気代は高くなる？
ノートパソコンを充電しながら使用すると、電気代は高くなります。
ノートパソコンは、バッテリーへの充電をおこないながら本体を動作させるため、バッテリー駆動時よりも消費電力は大きくなることが特徴です。
また、常に充電ケーブルを接続しているとバッテリーの劣化を早める可能性があり、劣化したバッテリーは充電効率が悪くなるため、結果として余分な電気代がかかる原因にもなります。
ノートパソコンは、なるべく充電しながら使用しない方がよいでしょう。
まとめ：パソコンの電気代を把握して賢く節約しよう！
本記事では、パソコンの電気代の基本知識をはじめ、パソコンの種類別の電気代目安、パソコンの電気代が高くなる原因、パソコンの電気代の具体的な節約術について解説しました。
パソコンの電気代は、ノートパソコン、 デスクトップパソコン、 ゲーミングパソコンの順に高くなる傾向があります。
ただし、消費電力が大きいパソコンでも、ディスプレイの輝度調整や省電力モードの活用、こまめな電源オフなどの工夫をすれば電気代の節約が可能です。
また、電力会社や料金プランの見直しも、大きな節約につながる可能性があります。
賢く節約して、快適なパソコンライフを送りたい方は、本記事で紹介した電力会社3社の中から選んでみてください。
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日々の節約術とあわせて電力会社を見直せば、効果は最大に。
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