電気をあまり使用していない月でも、電気代が高くて悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
電気代が高くなるケースは電気の使用量に限らず、さまざまな原因が考えられます。
本記事では、電気を使用していない月でも電気代が高くなる原因と、対策となる節約方法について解説します。
原因を突き止める方法や、電気代を抑えたい方におすすめの新電力も紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
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※燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まず
使ってないのに電気代が高い原因は?簡単セルフチェック

「電気を使っていないのに電気代が高い」と感じる原因は、家庭によってさまざまです。
まずは以下のリストから、自身の状況に当てはまる項目がないかをチェックしてみましょう。
- 10年以上使っている冷蔵庫やエアコンがある
- 家にいない時間帯でも、常にコンセントに挿しっぱなしの家電が多い
- 契約している電気のアンペア(A)数を把握していない
- 家族の人数やライフスタイル(在宅ワークなど)が最近変わった
- まれに、理由なくブレーカーが落ちることがある
- 電気の検針票(請求書)の内訳を詳しく見たことがない
上記の項目に一つでも当てはまる方は、気づかないうちに電気代を損している可能性があります。
本記事で原因を特定して、効果的な対策を見つけていきましょう。
電気代が使ってないのに高い6つの原因

電気を使用していないにもかかわらず、電気代が高いときは次の6つの原因が考えられます。
- 待機電力が多い
- 電気料金プランが適切でない
- 古い家電を使用している
- ライフスタイルが変化した
- 電気料金が値上がりした
- 漏電している
これらの原因が自身に当てはまるか、確認してみましょう。
待機電力が多い
家電の多くは、完全に電源をオフにしない限り、電力を微量に消費します。
そのため、自宅に待機電力を消費している家電が多い場合は、電気を使用していない状態でも電気代が高くなりがちです。
たとえば、電源プラグを差したままにしていたり、テレビを待機モードに設定していたりする場合などが挙げられます。
電気代を抑えたい方は、家電の使い方が上記の状態になっていないかを確認してみるとよいでしょう。
冷蔵庫のような、常に電源を入れておかなければならない家電もありますが、常に電源を入れておく必要がない家電も多くあります。
日常的に見落としやすい部分であり、待機電力は微量の電力を消費するのみですが、待機状態の家電が多くなると電気代が高くなりやすいため注意しましょう。
電気料金プランが適切でない
自身の生活に対して電気料金プランが適切でない場合は、無駄なコストがかかります。
電気料金プランが適切でない例は、次のとおりです。
- 一人暮らしの方が契約電流を40A以上で契約している
- 夜間の使用が安くなるプランで昼間に電気を使用している
契約電流のアンペア数が高いと基本料金が高くなることから、電気の使用量にかかわらず電気代が高くなります。
また、夜間に電気代が安くなるプランに加入している場合は、昼間の電気使用料は割安にはならないため、可能な限り昼間の電気使用を控える必要があります。
日中電気の使用を控えているつもりでも、家電の電源を切り忘れて気づかないうちに電気使用量が増えている可能性があるため、注意が必要です。
現在の電気料金プランが、自身のライフスタイルにあっていない場合は、プランの見直しを検討しましょう。

古い家電を使用している
古い家電は、新しいモデルに比べると省エネ性能が低いことから、電気代が高くなりがちです。
省エネ性能が低いと、使用する際に多くの電力が必要となります。
たとえばエアコンの場合、室内が設定した温度に達するまでにかかる時間や消費する電力そのものが異なり、炊飯器であればご飯を炊く際の消費電力や保温状態の消費電力が違います。
家電は長く使用し続けるほうがよいと思われがちですが、古い家電を使用している方は、買い替えることも視野に入れてみてください。
一つひとつの家電ごとに消費電力を調べることはできないものの、古い家電を使用している場合は、電気代が高い原因になっている可能性があります。
ライフスタイルが変化した
ライフスタイルが変化したことで、電気代が高くなることもあります。
電気代が高くなりやすいライフスタイルの変化には、次のケースが挙げられます。
- 会社勤務からテレワークに変わった
- 専業主婦が在宅ワークをはじめた
- オンラインでできる子どもの習い事をはじめた
- コーヒーメーカーや自動掃除ロボットなどの家電を購入した
自身や家族のライフスタイルが変化したと考えられる場合は、電気をどの程度使っているかを一度確認してみましょう。
電気代の増額が不可避なこともあれば、節約できるものもあります。
ライフスタイルの変化により電気代が高くなった場合は、節約できる部分がないかを探してみましょう。
電気料金が値上がりした
電気の使用量は一定であるにもかかわらず、電気代が高くなった場合は電気料金の値上がりが考えられます。
近年の電気料金の値上がりは、燃料費の高騰による燃料費調整額の変動が主な原因とされています。
燃料費調整額とは、火力発電に必要な原油や液化天然ガス(LNG)、石炭など、発電するために必要な燃料の単価の変動に応じて支払うものです。
2022年以降、円安基調やロシアのウクライナ侵攻などにより、燃料費が高騰しました。
そのため、燃料費調整額も値上がりし、電気を使用していない場合でも電気代が高くなる現象が起きています。
このように、電気を使用していなくても電気代が高い原因は、自身の使い方ではなく電気料金の値上がりの可能性もあります。
漏電している
電気を使用していないにもかかわらず、電気代が高いときは漏電の可能性もあるため、確認が必要です。
漏電は、家電や住宅の電気配線に問題があると発生しがちで、とくに使用頻度が少ない家電を使用する際に注意しましょう。
たとえば、季節ごとに使用する家電は使用していない間に電源コードが劣化し、漏電につながるおそれがあります。
電気ストーブや扇風機などの季節家電は、使用する前に不具合がないかを必ず点検しましょう。
基本的には、戸建ても集合住宅も漏電が発生するとブレーカーが落ちるように設計されています。
ブレーカーが正常に作動しないケースは、分電盤が故障しているか、建物が非常に古いかつ電気関連をメンテナンスしていない場合です。
漏電の疑いがある場合は、まずは契約している電力会社に相談してみましょう。
【実践編】高い電気代の原因を突き止める方法

「何が原因かわからない」という方は、次のような方法で調査を進めることで、原因を絞り込める可能性があります。
まずは、手元にある検針票の「基本料金」と「燃料費調整額」を確認しましょう。
基本料金は契約アンペア数が大きいほど高くなり、燃料費調整額は市場の燃料価格が反映されて毎月変動し、電力会社によっては上限設定がありません。
上記の2つが明らかに高い場合、原因は「電気料金プランが適切でない」ことや「社会情勢」にある可能性が高いです。
また、資源エネルギー庁の発表によると、次のような家電は待機電力が大きいとされているため、可能であれば長期間使用していないときは電源プラグを抜いた方がよいでしょう。
- ガス温水器
- テレビ
- 冷暖房兼用エアコン
- 電話機
- BD、HDD、DVDレコーダー
- 温水洗浄便座 など
漏電の可能性は自身でクランプメーターを使うとチェックできますが、不安な場合やしっかりと調査したい場合は、専門の業者に依頼しましょう。
ほかにも「日中と夜間のどちらかはほとんど家にいないのに、昼夜均一料金のプランではないか」といったライフスタイルと契約プランの相違も損をする可能性があるため、契約の見直しをおこなってみてください。
参照元:平成24年度エネルギー使用合理化促進基盤整備事業(待機時消費電力調査)報告書概要 – 資源エネルギー庁
電気代の内訳と仕組み

電気代は、一般的に次の要素で構成されています。
- 基本料金
- 電力量料金
- 燃料費調整額
- 再エネ賦課金
電気代の内訳や仕組みを把握すると、電気代が高い原因を判別しやすくなります。
使用していない場合に電気代が高いと感じた際は、検針票や請求明細書を確認し、どの項目が高いのかを確認してみてください。
基本料金
基本料金は、契約アンペア数により決定される料金です。
一般的に10A~60Aで提供される場合が多く、どのアンペア数で契約するのかにより、同時使用できる電力量が決定します。
東京電力の従量電灯Bを例に挙げると、アンペア数による基本料金の違いは次のとおりです。
東京電力エナジーパートナー 従量電灯Bの基本料金(1契約あたり)
アンペア数 | 料金 |
---|---|
10A | 311円75銭 |
15A | 467円63銭 |
20A | 623円50銭 |
30A | 935円25銭 |
40A | 1,247円00銭 |
50A | 1,558円75銭 |
60A | 1,870円50銭 |
※2025年6月時点
参照元:従量電灯B・C – 東京電力エナジーパートナー
基本料金は、電気を使用していなくても支払わなければなりません。
アンペア数が高ければ、同時に使用できる電力が大きくなり、ブレーカーが落ちにくくなります。
ただし、アンペア数が高ければ高いほど料金も高くなるため、自身のライフスタイルにあったプランを契約しましょう。
また、電力会社により基本料金ではなく最低料金として明示されている場合や、最低月額料金が別途設けられている場合もあります。
確認する際は、基本料金または最低料金の項目を探してみてください。
電力量料金
電力量料金は、使用した電力量に応じて加算される電気使用料金です。
一般的には従量課金制で、使用した電力量が増えるほど電力量料金単価も高くなります。
例として、東京電力の従量電灯Bの電力量料金を紹介します。
月間使用電力量 | 単位 | 料金 |
---|---|---|
120kWhまで (第1段階料金) | 1kWh | 29円80銭 |
120kWhから300kWhまで (第2段階料金) | 1kWh | 36円40銭 |
301kWh以上 (第3段階料金) | 1kWh | 40円49銭 |
※2025年6月時点
参照元:従量電灯B・C – 東京電力エナジーパートナー
上記の例をもとに計算すると、120kWhの電気を使用した場合は29.8円×120kWhとなるため、電力量料金は3,576円です。
加えて、基本料金や後述する燃料費調整額と再エネ賦課金が含まれ、月間の電気料金が確定します。
また電力量料金は、契約する電力会社や電気料金プランにより異なる部分です。
使用量が少ないと割高になるファミリー向けプランや、夜間の使用は料金が安くなるプランなどもあります。
自身のライフスタイルにあわせて選べば、お得に電気を使用できる可能性があるでしょう。
燃料費調整額
燃料費調整額は、発電にかかるコストを公平に請求するための料金です。
原油、LNG、石炭それぞれの3か月間の貿易統計料金に基づき、毎月の平均燃料料金を算定します。
算定された平均燃料料金と、基準燃料料金による差分に基づいて決定され、2か月後の電気料金に反映する仕組みです。
そのため、世界情勢や為替変動により燃料の単価が高騰すると電気料金が高くなり、燃料の単価が下落すると電気料金が安くなります。
平均燃料料金が基準燃料料金を下回る場合は、マイナス調整される料金でもあるため、電気代が高い原因が必ずしも燃料費調整額であるとは限りません。
再エネ賦課金
再エネ賦課金は、正式名称を「再生可能エネルギー発電促進賦課金」と呼び、再生エネルギーを普及させるための国の制度です。
太陽光や風力、水力や地熱発電のような再エネが対象となり、地球温暖化対策の一環としておこなわれています。
国が定めた全国一律の単価に、電力使用量をかけあわせて負担する仕組みです。
再エネで発電した電気を、決まった期間の決まった料金で電力会社が買い取り、国民が電気料金として支払います。
買い取りにかかる費用は年々増加傾向にあるため、電気を使用していない場合に電気代が高いと感じた際は、再エネ賦課金が原因である可能性も考えられます。
電気代の平均はいくら?

電気代の平均は世帯人数や季節ごとに異なるため、それぞれの平均を紹介します。
電気代の平均額を把握すれば、自宅の電気代が高いかどうか判断できるでしょう。
世帯人数別
まずは、世帯人数別で電気代の平均を紹介します。
世帯人数 | 月間平均電気代 (2024年1月~12月) | 年間平均電気代 (2024年1月~12月) |
---|---|---|
1人 | 6,756円 | 81,072円 |
2人 | 10,878円 | 130,536円 |
3人 | 12,651円 | 151,812円 |
4人 | 12,805円 | 153,660円 |
5人 | 14,413円 | 172,956円 |
6人以上 | 16,995円 | 203,940円 |
年間平均電気代は、月間平均電気代×12をおこない、算出したものです。
世帯人数が多いほど電気の使用量も増加するため、電気代も増えています。
しかし、3人世帯と4人世帯では大きな差がなく、電気使用量の変化が少ないといえるでしょう。
対して、1人世帯と2人世帯では差額が著しく、人数が1人増えるのみで年間5万円も増額しています。
自身の状況と比較してみてください。
参照元:家計調査 家計収支編 単身世帯 – e-Stat
参照元:家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 – e-Stat
季節別
季節別の電気代の平均額は、次のとおりです。
季節 | 月間平均電気代 |
---|---|
春(2024年4月~6月) | 9,133円 |
夏(2024年7月~9月) | 10,013円 |
秋(2024年10月~12月) | 9,645円 |
冬(2024年1月~3月) | 10,974円 |
冷暖房の使用頻度が上がる夏や冬の季節は、電気代が増額しやすいといえます。
近年は、季節が過ぎても暑い日が続いたり寒い日が続いたりするケースが多く、年々差額が縮まりつつあります。
上記の平均額を自身の電気代と比較すれば、節約すべき季節が判断できるでしょう。
使っていないのに電気代が高い時の節約方法

使用していない場合に電気代が高いときは、次の節約方法を実践してみてください。
- 家電の使い方を見直す
- 省エネ家電に買い替える
- 適切な契約プラン・アンペア数を選ぶ
- 自家発電を取り入れる
- 電力会社を変更する
一度にすべて実践せずとも、一つひとつ生活に取り入れることで、電気代を節約できる可能性が高まります。
電気代が高いと感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。
家電の使い方を見直す
家電の使い方を見直す際は、主に次の内容を意識してみましょう。
- 待機電力を減らす
- エアコンの設定温度を見直す
電気代を節約したい方は、待機電力を減らすことを意識しましょう。
使用していない充電器や炊飯器などをコンセントから抜いておくことで、電気代の節約につながります。
ほかにも、冷暖房を使用する方は設定温度を見直してみてください。
設定温度を±2℃にするのみでも、節約が可能です。家電の使い方を見直して、電気代の節約につなげましょう。
省エネ家電に買い替える
家電を省エネタイプに買い替えることも、電気代の節約につながります。
古い家電のほか、エネルギー効率が悪い家電も、省エネモデルへの買い替えを検討しましょう。
最新の省エネ家電は初期投資が高くなりがちですが、長期的に考えるとお得になるケースがあります。
省エネ家電にすればエネルギー効率がよくなり、従来よりも少ない電力で同じ働きを期待できるかもしれません。
電力使用量の多いものや、常に電気を使用するものから買い替えるとよいでしょう。
たとえば、冷蔵庫は常に電気を使用するため、省エネタイプに変えると電気代の節約につながりやすいです。
使用頻度が高い洗濯機や、電力使用量が多いエアコンなども、省エネタイプへの買い替えを検討してみてください。
適切な契約プラン・アンペア数を選ぶ
自身が契約しているプランやアンペア数を見直すことで、電気代を節約できる可能性があります。
夜間に電気を使用する頻度が高い方や、これから夜間に使用する生活に変える方は、夜間料金プランを契約しましょう。
また、これまで電気を使用し過ぎてブレーカーが落ちたことがない家庭では、アンペア数を下げることも検討してみてください。
ただし、アンペア数を下げた結果、頻繁にブレーカーが落ちることになる可能性もあるため注意が必要です。
電気代を節約する際は、自身や家族の状況やライフスタイルにあわせてプランを契約し、適切なアンペア数を選びましょう。
自家発電を取り入れる
太陽光発電をはじめ、自家発電を取り入れることも電気代の節約につながります。
使用電力を自家発電したものから補うことで節約できるほか、余った電力は売電も可能です。
ほかにも、お得な活用方法として、蓄電池の設置があります。
夜間の電気料金が安くなるプランと相性がよく、夜間に蓄電池へ電力を貯めて日中に蓄電池の電気を使用すれば、電気代を節約できる可能性があります。
太陽光発電と併用する場合は、日中に太陽光発電で貯めておき、夜間に蓄電池の電気を使用して、余った電力を日中に回すことも可能です。
どちらも電気代を大幅に節約できる可能性が高いものの、導入費用は高額となりやすいため、導入する際は慎重に検討しましょう。
電力会社を変更する
現在契約中の電力会社を変更すると、電気代を節約できる場合があります。
以前は、決められた地域ごとに指定の電力会社と契約しなければならなかったものの、現在は自由に電力会社を選べます。
そのため、料金がお得になる電力会社に変更するのみで、電気代を節約できる可能性があります。
電力会社を変更する際は、次の内容を比較して自身に合う電力会社を選びましょう。
- プランの特徴
- 料金体系
- 特典
新電力は、基本料金が無料の電力会社や豪華な特典が受け取れる電力会社が多くあります。
とくに株式会社Qvouが提供するお得電力や市場電力、のむシリカ電力などがおすすめです。
それぞれ提供するプランに魅力的な特徴があり、電気代の節約に期待できます。
電気代を節約する際は、電力会社の変更も視野に入れてみてください。
電気代を抑えたい方におすすめの新電力3選

電気代を抑えたい方には、次の3つの新電力がおすすめです。
- お得電力
- 市場電力
- のむシリカ電力
それぞれの特徴を解説するため、自身にあう会社を選びましょう。
お得電力
お得電力は、大手電力会社の料金がお得になる可能性が高い新電力です。
全国に対応しており、北海道から沖縄県まで電気を提供しています。
お得電力の特徴は、各地域にある大手電力から乗り換えることで、電気料金がお得になる可能性が高い点です。
東京電力を例に挙げると、ほとんどのプランに対応しており、同等のプランを提供しながらも料金を下げられる可能性があります。
ただし、すべてのプランが安くなるわけではなく、対応しているプランが限られている点に注意が必要です。
たとえば、東京電力では次のプランに対応できます。
- 従量電灯B
- 従量電灯C
- プレミアムS
- プレミアムL
- スタンダードS
- スタンダードL
- 夜トク8
- 夜トク12
- スマートライフS
- スマートライフL
- 低圧電力
- 動力プラン
上記のプランからお得電力に乗り換えると、電気料金を下げられる可能性があるため、該当する方はぜひ検討してみてください。
市場電力
市場電力は、市場連動型の電気プランを提供する新電力です。
市場連動型を採用しており、使用方法によっては電気料金をさらに節約できます。
市場電力がお得な理由は、次のとおりです。
- サービス料が業界最安値水準
- 電気の単価が安いときがある
サービス料は電力会社ごとに請求される料金で、電気代に含まれている場合が多くあります。
電気使用料金とは別に請求されますが、市場電力はサービス料が業界最安値水準なため、お得になる可能性が高いです。
さらに、市場連動型プランを提供する新電力のため、日本卸電力取引所(JEPX)の単価に応じて電気料金が変動します。
単価が高騰する可能性もありますが、最安値は0.01円/1kWhと非常にお得です。
電気代を節約したい方は、市場電力を検討してみましょう。
のむシリカ電力
のむシリカ電力は、電気を使用すればするほどお得な特典が受け取れる新電力です。
毎月の電気料金がお得になる可能性があるほか、ナチュラルミネラルウォーターののむシリカがもらえます。
契約時には、500ml×24本入りののむシリカを1箱もらえるほか、前年の年間電気代に応じて無制限でのむシリカを受け取れます。
月間平均電気使用量に応じたのむシリカのプレゼント早見表は、次のとおりです。
月間平均電気料金 | のむシリカ プレゼント箱数 |
---|---|
4,200円以上 | 1箱 |
8,400円以上 | 2箱 |
12,600円以上 | 3箱 |
16,800円以上 | 4箱 |
21,000円以上 | 5箱 |
さらに、前年度の年間電気代5万円ごとにのむシリカが1箱もらえるため、電気を使用すればするほどお得になります。
のむシリカ電力は、日常的にナチュラルミネラルウォーターを飲む方や、電気料金が高くなりがちな大人数の世帯におすすめです。
電気代に関するよくある質問

最後に、電気代に関するよくある質問に回答します。
- 家にいないのに電気代が高い原因は?
- 漏電の調べ方は?
- 国からの補助金は終了した?
誰もが気になる質問に回答するため、ぜひ参考にしてみてください。
家にいないのに電気代が高い原因は?
家にいないのに電気代が高い原因は、待機電力が多い場合や電気料金プランが適切ではないケースなどが考えられます。
待機電力は電源を入れていなくても、コンセントの差しっぱなしで発生する微量な電力です。
たとえば、エアコンのタイマー機能や自動掃除ロボットの充電なども含まれます。
使用しないときはできる限り電源プラグを抜いておくと、改善できる可能性があります。
ほかにも、電気料金プランがライフスタイルにあっていない可能性があるため、電気料金プランの見直しや電力会社の乗り換えも検討しましょう。
漏電の調べ方は?
漏電は次の手順で確認できます。
- ブレーカーをすべて落とす
- アンペアブレーカーを上げる
- 漏電ブレーカーを上げる
- 安全ブレーカーを一つずつ上げる
- 漏電ブレーカーが落ちた箇所を確認する
安全ブレーカーを一つずつ上げる際に、漏電ブレーカーが落ちなければ問題ありません。
万が一漏電ブレーカーが落ちた場合は、落ちた際に上げた安全ブレーカーの場所が、漏電している箇所となります。
上記の方法で確認できない場合や危険を感じる場合は、絶対に無理をせず、すぐに契約している電力会社や専門業者に調査を依頼してみてください。
国からの補助金は終了した?
2025年1月~3月に実施された電気・ガス料金負担軽減支援事業は終了しましたが、暑くなる夏への対応として、2025年7月使用分~9月使用分の3か月間で支援が再開されます。
電気代の値引き単価は、次のとおりです。
対象 | 2025年 7月使用分 | 2025年 8月使用分 | 2025年 9月使用分 |
---|---|---|---|
低圧 (一般家庭・企業など) | 2.0円/1kWh | 2.4円/1kWh | 2.0円/1kWh |
高圧 (企業など) | 1.0円/1kWh | 1.2円/1kWh | 1.0円/1kWh |
割引を受けるための申請や手続きなどは不要で、電力会社から自動で適用されます。
参照元:電気・ガス料金負担軽減支援電気・ガス料金支援|経済産業省 資源エネルギー庁
まとめ

電気を使っていないのに高い場合には、待機電力が多い場合や電気料金プランが適切ではないことなどが原因として挙げられます。
万が一、本記事で紹介した方法を試しても原因が特定できない場合や、明らかに請求額がおかしいと感じる場合は、まずは契約している電力会社に相談してみましょう。
電気代が高いと感じた際は、家電の使い方の見直しや適切な契約プラン・アンペア数を選ぶことで節約できます。
また、今よりも電気代を安くできる可能性がある新電力会社への乗り換えもおすすめです。
大手電力会社で電気を契約している場合は、新電力会社に乗り換えることで電気料金がお得になる可能性が高いため、ぜひ検討してみてください。