四国電力の電気料金はなぜ高い？原因・料金確認・簡単な見直し方を解説

「最近、四国電力の電気料金が急に高くなったけれど、どうしてだろう」「このまま値上がりが続くと家計が苦しい」と感じていませんか。

結論から述べると、四国電力の電気料金の高騰は、全国的な燃料費の上昇が主な原因です。

しかし、原因がわかっても、具体的な対策をおこなわなければ不安は解消されません。

本記事では、四国電力の電気料金が高い理由から、Webサイトを利用した料金の確認方法、そして誰でもできる具体的な節約術までをわかりやすく解説します。

四国電力の電気料金が高いと感じている方や、電気料金を節約したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

【結論】四国電力の電気料金が高いのは全国的な燃料費高騰が主な原因

「四国電力の電気料金が目に見えて高くなった」と感じている方は少なくないでしょう。

電気料金が高いと感じる感じる大きな原因は、電気を使用し過ぎているからではなく、世界的な燃料価格の高騰にあります。

ここでは、電気料金が決まる仕組みや値上げの背景、四国エリアの平均的な電気料金について詳しく解説します。

電気料金が決まる基本的な仕組み

毎月の電気料金は、主に基本料金と電力量料金の2つの要素で構成されます。

基本料金は、契約しているアンペア数によって決まる固定費です。電力量料金は、実際に使用した電気の量、つまりkWhに応じて変動する費用となります。

さらに、毎月変動する燃料費調整額と、年に一度見直される再生可能エネルギー発電促進賦課金が加算されて、最終的な請求額が決まります。

とくに燃料費調整額は、発電に使用する燃料の価格変動を電気料金に反映させるためのもので、近年の料金高騰に大きく影響している要素といえるでしょう。

最近の電気料金が値上げされた背景

近年の電気料金の値上げは、個人の電気の使い方よりも、社会的な要因が大きく影響しています。

最も大きな原因は、発電に使われる液化天然ガスやLNG、石炭など燃料の価格が世界的に高騰していることです。

燃料価格のコスト増が燃料費調整額として、電気料金に直接反映されています。

また、2023年6月には、燃料価格の高騰分を料金に転嫁するため、国からの認可を受け、規制料金（従量電灯プランなど）が平均28.74%値上げされました。

このように、電気料金はさまざまな外部要因によって変動するため、「自身の使い方が悪いわけではなかった」と理解することが重要です。

参照：規制料金の値上げ認可について｜四国電力株式会社

四国エリアの電気料金は全国的に見て高いのか

「四国電力の電気料金は、他の地域と比べて高いのだろうか」という疑問を持つ方もいるでしょう。

結論から述べると、料金水準は全国の大手電力会社の中で見ると、平均的かやや高めの水準に位置づけられています。

一例として、二人以上の世帯における電気料金の平均を四国エリアと全国で比較してみました。

年	四国エリア	全国
2024年	12,557円	12,008円
2023年	13,359円	12,265円
2022年	13,450円	12,678円

電気料金に差が生じる理由は、各電力会社が持つ発電所の種類や構成比、燃料の調達方法などがエリアごとに異なるためです。

そのため、四国エリアにお住まいの方が料金を高いと感じるのは、決して特別なことではないといえるでしょう。

【参考】四国電力の世帯人数別・平均電気料金（月額）

全国的に見ても、四国電力の電気料金は平均的かやや高めの水準です。そのため、料金を高いと感じるのは決して特別なことではありません。

参考として、世帯人数別の平均的な電気料金を以下の表にまとめました。自身の状況と比較し、見直しの目安として活用してみてください。

年	単身世帯	二人以上の世帯
2024年	7,437円	12,557円
2023年	7,394円	13,359円
2022年	7,449円	13,450円
2021年	6,593円	11,782円
2020年	6,186円	11,750円

平均額と比べて自身の電気料金が高い場合、見直しの余地があるかもしれません。

まずは次の章で、自身の正確な料金を確認する方法を見ていきましょう。

【実践】自身の電気料金はWebサイトよんでんコンシェルジュで簡単に確認できる

電気料金が高い原因がわかったところで、次に自身の現在の契約内容や使用状況を正確に把握することが大切です。

四国電力の会員向けWebサイト「よんでんコンシェルジュ」を利用すれば、スマートフォンやパソコンからいつでも簡単に料金を確認できます。

まず現状を把握し、節約への第一歩を踏み出しましょう。

四国電力の料金確認に必要なもの

自身の電気料金をWebサイトで確認するためには、四国電力の会員向けサービス「よんでんコンシェルジュ」のIDとパスワードが必要です。

まだ登録が済んでいない方は、公式サイトから新規登録の手続きをおこないましょう。

もしIDやパスワードを忘れてしまった場合も、サイト上で再設定の手続きができるため安心です。

また、手元に紙の検針票があると、お客さま番号や契約番号などの契約情報がすぐにわかり、登録や確認がよりスムーズに進みます。

まず上記の情報を準備することからはじめてみてください。

よんでんコンシェルジュでの確認手順

よんでんコンシェルジュで電気料金を確認する際の手順は次のとおりです。

• 「よんでんコンシェルジュ」にログインする
• メニューから「料金・使用量」を選ぶ
• 月別の料金や使用量をグラフで確認できる

よんでんコンシェルジュを利用すれば、過去の電気料金や使用量の推移をグラフで視覚的に確認できるため、家庭の電気の使い方が一目でわかります。

よんでんコンシェルジュは、パソコンのみならずスマートフォンの専用アプリからも利用できます。

通勤中や休憩時間など、すきま時間を活用して手軽に料金をチェックできるのは大きなメリットです。

操作も直感的でわかりやすく設計されているため、Webでの手続きに不慣れな方でも安心して利用できるでしょう。

料金明細（検針票）で見るべき3つの重要ポイント

料金明細や検針票を確認する際は、とくに3つのポイントに注目することが大切です。

まず一つ目は、自身がどの契約プランで契約しているかです。契約しているプランが今の生活に合っているかどうかが、電気料金を見直す出発点となります。

二つ目は、毎月の電気の使用量（kWh）です。月ごとの使用量を把握すれば、どの季節に電気を多く使用しているのかがわかり、節約の計画が立てやすくなります。

三つ目が、適用されている電力量料金の単価です。料金単価は段階的に高くなるため、自身の使用量がどの単価に当てはまっているかを知ることで、より具体的な節約意識につながるでしょう。

【参考】従量電灯Aの料金単価

料金明細でとくに注目したいのは、自身の契約プランと料金単価です。電気は使用量が増えるほど単価が上がる仕組みになっています。

ここでは、多くの方が契約している標準プラン「従量電灯A」の料金単価を紹介します。どの段階の単価が適用されているかを知ることが、節約への第一歩です。

区分	対象使用量	単価
最低料金	最初の11kWhまで	666.89円（定額）
電力量料金	11kWh超〜120kWhまで	30.65円/kWh
	120kWh超〜300kWhまで	37.27円/kWh
	300kWh超	40.78円/kWh

このように、使用量が一定を超えると単価が上がります。自身の使用量がどの段階にあるかを知ることで、より効果的な対策が見えてきます。

電気料金を今より安くするには大きく3つの方法がある

自身の電気料金の現状を把握できたら、次はいよいよ具体的な対策です。

電気料金を安くするためには、大きく分けて次の3つの方法が考えられます。

• 日々の電気の使い方を見直して使用量を減らす
• 自身のライフスタイルに合った料金プランへ変更する
• より安い料金設定の電力会社へ乗り換える

どれか一つのみならず、複数を組み合わせることで、より大きな節約効果が期待できるでしょう。

ここでは、それぞれの方法について具体的に解説します。

方法1：日々の電気の使い方を見直して使用量を減らす

最も基本的な節約方法は、日々の電気使用量そのものを減らすことです。

たとえば、エアコンの設定温度を夏は1度上げ、冬は1度下げるのみでも大きな効果があります。

また、使用していない家電のコンセントを抜いて待機電力をカットしたり、照明をLEDに変えたりすることも有効な対策です。

とくに電気使用量が増える夏や冬には、こうした小さな工夫の積み重ねが重要になります。

ただし、節約を意識するあまり過度に我慢をしてしまうと、長続きせず、健康を害する可能性もあります。

無理のない範囲で、楽しみながら取り組むことが、家庭での省エネを成功させるコツといえるでしょう。

方法2：自身のライフスタイルに合った料金プランへ変更する

現在契約している料金プランが、自身のライフスタイルに合っていない可能性も考えられます。

四国電力では、一般的な従量電灯プランの他にも、特定の時間帯の電気料金が割安になるプランを提供しています。

プラン名	特徴	おすすめの方
おトクeプラン	昼夜で単価が変わらない標準的なプラン	・昼間に在宅していることが多い方 ・電気の使用量が少ない方
昼トクeプラン	昼間の電気料金が割安に設定されているプラン	・おひさまエコキュートを設置している方 ・昼間に家事をすることが多い方
でんかeプラン	1夜間の料金が割安に設定されているプラン	・深夜に電気給湯器を利用する方 ・夜に在宅していることが多い方

たとえば、在宅勤務で日中の電気使用量が多い家庭は昼トクeプラン、反対に夜間に電気を多く使用する家庭ではでんかeプランに変更すれば、料金を抑えられる可能性があります。

プラン変更は、四国電力のWebサイトや電話での申し込みで手続きが可能です。

自身の生活リズムを見直し、最適なプランに変更することも検討してみてください。

方法3：より安い料金設定の電力会社へ乗り換える

最も効果的な節約方法として考えられるのは、電力会社の乗り換えです。

2016年にはじまった電力自由化により、お住まいのエリアにかかわらず、四国電力以外の電力会社、いわゆる新電力を自由に選べるようになりました。

多くの新電力は、大手電力会社よりも割安な料金設定をしています。

日々の節約努力には限界がありますが、契約する電力会社を見直すのみで、毎月の電気料金を大きく削減できる可能性があります。

手続きも基本的にはオンラインで完結するため、一度検討してみる価値はあるでしょう。

東北電力のままでいい？電力会社の乗り換えによる節約効果

電力会社の乗り換えと聞くと、「手続きが面倒そう」「電気が不安定になったらどうしよう」といった不安を感じる方もいるかもしれません。

しかし、実際にはサービスの品質は変わらず、簡単な手続きで電気料金のみを安くできる可能性があります。

乗り換えへの不安を解消し、賢い電力会社を選ぶためのポイントを解説します。

電力会社を乗り換えても停電が増えることはない

電力会社を乗り換えても、停電が増えたり電気の品質が落ちたりすることは一切ありません。

なぜなら、契約する電力会社が変わっても、家庭まで電気を届ける電線や電柱などの送配電網は、これまで通り四国電力のグループ会社が管理するからです。

電気の供給ルートは変わらないため、供給の安定性や安全性はこれまでと全く同じです。

新しい電力会社が倒産するような場合でも、電気が止まることはなく、四国電力が供給を継続する仕組みになっています。

突然電気が止まることはないため、安心して乗り換えを検討できるでしょう。

電力会社を乗り換えるメリットとデメリット

区分	内容
メリット	・電気料金が安くなる ・電力会社によってはポイントや割引特典を受けられる
デメリット	・契約期間や解約金の縛りがある場合も ・支払い方法が限定されることがある

電力会社を乗り換える最大のメリットは、毎月の電気料金が安くなる可能性がある点です。生活スタイルを変えることなく、固定費を削減できるのは大きな魅力といえるでしょう。

一方、デメリットは、一部の会社では契約期間内に解約すると違約金が発生する可能性がある点が挙げられます。

しかし、最近では契約縛りのない会社も増えており、デメリットを上回る恩恵を受けられるケースが多いものです。

事前に条件を十分に確認すれば、安心して乗り換えられます。

失敗しない電力会社の選び方のポイント

数ある電力会社の中から、自身に合った会社を選ぶためのポイントは次のとおりです。

• 料金体系が自身の使い方に合っているか
• 契約期間の縛りや解約金がないか
• 申し込み手続きが簡単で、サポートがしっかりしているか

まず、料金体系を確認しましょう。基本料金が0円のプランや、電気を多く使用するほど単価が安くなるプランなど、自身の使用量にあわせて選ぶことが重要です。

次に、契約期間の縛りや解約金の有無は必ず確認すべき項目です。

そして、意外と見落としがちなポイントが、申し込みの手軽さや問い合わせ時のサポート体制です。

四国電力から乗り換える際には、なるべく上記のポイントをすべて満たしている電力会社を選びましょう。

【結論】四国電力から乗り換えるなら四国お得電力がおすすめ

ここまで電気料金を安くする方法を見てきましたが、最も簡単で効果的な方法は、安心できる電力会社へ乗り換えることです。

数ある選択肢のなかでも、とくに四国電力を利用中の方におすすめしたい電力会社は、四国お得電力です。

なぜおすすめなのか、その具体的な理由と魅力を3つのポイントに絞って紹介します。

おすすめ理由1：今の契約プランのままで確実に電気料金が安くなる

四国お得電力が最もおすすめな理由は、料金プランの圧倒的なわかりやすさにあります。

現在契約中の四国電力の料金プラン内容はそのままに、請求額から一律で割引が適用されるという非常にシンプルな仕組みです。

つまり、電気の品質や使い勝手、そして大手電力会社ならではの安心感は一切変わらず、純粋に支払う金額のみが安くなります。面倒なプランの比較検討は一切不要です。

「今のままで、とにかく安くしたい」というニーズを満たしている、誰にとってもわかりやすくお得な選択肢といえるでしょう。

おすすめ理由2：年間で数千円単位の節約になる可能性も

四国お得電力の公式サイトでは、簡単な情報入力で、年間の電気料金がいくら節約できるかの目安を確認できます。

一例として、世帯の人数別に電気料金がどの程度節約できるのかの目安は次のとおりです。

世帯の人数	年間節約額	5年間の節約額
1人	2,519円	12,593円
2人～3人	4,595円	22,973円
4人～6人	8,255円	41,273円

1人暮らしの方なら年間で約2,500円、夫婦や家族の方なら年間で約4,500円〜8,200円も電気代の削減が可能です。

上記はあくまでもシミュレーションですが、四国電力よりも基本料金や電力量料金は安く設定されているため、電気料金が節約できる可能性は高いでしょう。

おすすめ理由3：Webで5分で完結するストレスフリーな切り替え手続き

「手続きが面倒そう」という心配も、四国お得電力なら不要です。

申し込みはWebサイトから最短5分で完了し、必要なものは手元にある電気の検針票のみです。

現在契約中の四国電力への解約連絡は一切不要で、四国お得電力がすべて代行します。

工事の立ち会いや特別な機器の設置も必要ありません。切り替えに必要なことは、四国お得電力のWebサイト上での簡単なフォーム入力のみです。

忙しい毎日を送る方や、手続きが苦手な方にとって、手軽に申し込みできる点は大きなメリットとなるでしょう。

四国電力の電気料金や乗り換えに関するQ＆A

ここまで電力会社の乗り換えについて解説してきましたが、まだ細かい疑問や不安が残っている方もいるでしょう。

ここでは、四国電力から他の電力会社へ乗り換える際によくある質問をQ＆A形式でまとめました。

疑問を解消し、安心して次のステップへ進むための参考にしてみてください。

四国電力から乗り換える際に解約金や違約金はかかりますか

四国電力の主要な家庭向け料金プランには、契約期間の定めや解約金、違約金といった設定はありません。

そのため、基本的には費用を気にすることなく、無料で他の電力会社へ乗り換えることが可能です。

ただし、法人契約や特殊な割引が適用されている一部のプランについては、個別の条件が設定されている場合があります。

自身の契約内容に不安がある場合は、念のため「よんでんコンシェルジュ」で契約内容を確認しておくとより安心です。

オール電化住宅でも乗り換えはできますか

オール電化住宅にお住まいの場合、乗り換えは可能ですが、注意が必要です。

オール電化住宅は、夜間の電気料金が安くなる特殊な料金プランを契約していることが多いものです。

そのため、乗り換え先の電力会社が、オール電化向けのプランを提供しているかを確認する必要があります。

オール電化向けのプランがない電力会社に乗り換えてしまうと、夜間の割引が受けられなくなり、かえって電気料金が高くなる可能性があります。

本記事で紹介した四国お得電力を含め、検討中の電力会社がオール電化に対応しているかは、必ず公式サイトで事前に確認しましょう。

賃貸住宅に住んでいても電力会社は変更できますか

アパートやマンションなどの賃貸住宅にお住まいの場合でも、電力会社の変更は原則として可能です。

重要なのは、電気の契約を誰の名義でおこなっているかという点です。

自身の名前で四国電力と契約しているのであれば、持ち家と同じように、自由に電力会社を選び、乗り換えられます。

ただし、建物全体でオーナーが一括して電力契約を結んでいる、いわゆる「高圧一括受電」の物件の場合は、個人での変更はできません。

どちらの契約形態か不明な場合は、大家さんや建物の管理会社に一度確認してみることをおすすめします。

申し込みから利用開始までどのくらいかかりますか

新しい電力会社に申し込みをしてから、実際に電気が切り替わるまでの期間は電力会社によって異なりますが、一般的には約2週間から1か月程度が目安となります。

なお、自宅の電気メーターが遠隔で検針できる「スマートメーター」でない場合は、切り替えの前に交換工事が必要です。

交換工事は原則として無料で、立ち会いも不要な場合がほとんどですが、その分少し時間がかかることもあります。

仮に時間がかかったとしても、切り替えが完了するまではこれまで通り四国電力の電気が使用できるため、電気が使用できない期間はありません。

その他の疑問や詳細なプランの相談はどこにすればよいですか

本記事で解決しない専門的な質問や、自身の状況にあわせた最適なプランの相談は、四国電力の公式窓口へ直接問い合わせましょう。

Webサイトからのお問い合わせや、電話での相談が可能です。

なお、電話での問い合わせ先はお住まいのエリアによって異なるため、検針票や公式サイトなどで確認してみてください。

まとめ：四国電力の料金見直しで賢く家計を守る

本記事では、四国電力の電気料金が高い原因から、具体的な料金確認方法、そして最も効果的な節約策である電力会社の乗り換えについて解説しました。

近年の電気料金の値上げは、個人の努力のみでは避けられない外部要因が大きく、根本的な解決のためには契約そのものを見直すことが有効です。

まず「よんでんコンシェルジュ」で自身の正確な使用状況を把握し、シミュレーションを試してみてください。

そのうえで、今のサービス品質を維持したまま料金が安くなる四国お得電力のような新しい選択肢を検討することが、家計の負担を賢く軽減する一歩となるでしょう。

＜参考＞
お得電力