新電力会社に乗り換えれば節約になると聞いて契約したものの、 料金の急な値上げや倒産、撤退などのトラブルに巻き込まれて後悔する場合があります。
また「新電力会社はやばい会社?」「危ないのではないか」と不安に感じる方もいる方もいるでしょう。
結論から述べると、運営基盤が安定しており、さらに大手電力会社よりも安く料金プランを提供している新電力であれば、安心して電気代を節約できる可能性があります。
本記事では、新電力会社がやばいといわれる理由や優良な電力会社の選び方、おすすめの新電力会社などを詳しく解説します。
電気代を安くしたい方は、自身にあった新電力会社を選び、毎月の電気料金の節約につなげてみてください。
サービス | サービスの特徴 | 電気料金シミュレーション | おすすめな方 |
---|---|---|---|
お得電力 詳細を見る | ・今のプランのまま電気代が安くなる可能性大 ・乗り換えはスマホで簡単・工事も不要 | 【例:4人家族の場合】 東京電力 従量電灯B 50A 月間平均電気使用量 600kWh 月額 約23,834円 ▼ お得電力 従量電灯Bプラン 年間 約8,553円 お得! | ・手間やプラン変更なく電気代を安くしたい方 ・今の電力会社に不満はないが節約はしたい方 |
市場電力 詳細を見る | ・電気の市場価格に合わせて料金が変動 ・使う時間を工夫すれば 電気代を大幅に節約可能 | 【例:4人家族の場合】 Loopでんき スマートタイムONE(電灯) 月額 約11,119円 ▼ 市場電力(電灯)プラン 年間 約3,180円 お得! | ・ゲーム感覚で積極的に節電を楽しみたい方 ・電気を使う時間を調整できるライフスタイルの方 |
のむシリカ電力 詳細を見る | ・契約するだけで 「のむシリカ」がもらえる ・電気を使えば使うほどもらえる特典が増量 | 【例:4人家族の場合】 東京電力 従量電灯B 50A 月間平均電気使用量 600kWh 月額 約23,834円 ▼ のむシリカ電⼒ 従量電灯Bプラン 年間 約2,844円 お得! | ・電気代の節約と一緒に 健康にも気を配りたい方 ・毎月の電気使用量が 多い家庭 |
※燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まず
新電力会社がやばいといわれる理由

新電力会社とは、2016年の電力自由化により、一般家庭や小規模事業者向けの電力販売市場に新たに参入できるようになった事業者のことです。
近年「やばい」「危ない」といった評判が増えており、その原因には倒産や市場撤退、電気料金の値上げ、不透明な料金請求などが挙げられます。
次の項目から、新電力が「やばい」と言われる理由について、具体的にみていきましょう。
倒産や市場撤退したケースがある
新電力会社の中には、電力需要の急増や市場価格の高騰により経営が悪化し、倒産や事業撤退に追い込まれるケースがあります。
実際、過去には次のような新電力会社が倒産や市場撤退に追い込まれました。
- ISエナジー:2022年に倒産
- Nature:2022年に撤退
- ウエスト電力:2022年に廃止
2022年はロシア・ウクライナ情勢の悪化により燃料費が高騰したため、上記の企業に限らず、多くの新電力会社が事業の継続を断念する事態となりました。
また、次のように新電力は撤退・倒産の件数が増えているという実情もあります。
年月 | 登録件数 | 事業廃止件数 |
---|---|---|
2021年10月 | 734件 | 42件 |
2022年10月 | 733件 | 75件 |
2023年10月 | 731件 | 99件 |
2024年9月 | 734件 | 123件 |
事業の廃止件数は年々増加しており、新電力の事業を継続することの難しさを示しています。
このように、新電力会社の倒産や撤退が相次いだことで、新電力全体に対する信頼やイメージが悪化したと考えられます。

電気料金を値上げした
新電力会社の電気料金の値上げも、評判の悪さに大きく関係しています。
電力会社は、市場から電気を調達して契約者に電気を供給しており、大手電力会社も新電力会社も仕組みは同じです。
市場の電気単価が高騰する中、大手電力会社も従来の料金で電気を供給できなくなり、相次いで電気料金を引き上げています。
新電力会社も利益を担保するために、電気料金を値上げせざるを得ない状況となりました。
しかし、契約者の中には上記のような状況を知らずに、単純に電気料金が大幅に値上げされたと思い、不信感を抱いた方がいるかもしれません。
新電力会社のみならず大手電力会社も値上げするほど、電気の市場単価が高騰しています。
法外な料金を請求された
過去に予想以上の法外な利用料金の請求をおこなった新電力会社が存在したため、業界全体に対する消費者の不信感が大きくなりました。
たとえば、過去にグランデータが2人暮らしの家庭に月約4万円の高額な電気料金を請求していた事例があります。
しかし、すべての新電力会社が上記のような高額な請求をおこなうわけではありません。
グランデータは、独自の計算で電気料金を算出しており、他の新電力よりも電気料金が高くなりやすいシステムでした。
一方、電力量単価や基本料金が明確に設定されている一般的な料金体系の新電力会社であれば、グランデータのように高額な料金を請求される可能性は低いといえます。
新電力会社を契約する際は、どのような方法で電気料金を算出しているのかを事前に調べ、安心して利用できる会社との契約がおすすめです。
新電力と大手電力会社のどちらを選ぶべき?

新電力会社と大手電力会社のどちらを選ぶのかは、電気料金の安さや安定性、サービス内容などを比較して検討する必要があります。
新電力をおすすめできる方
新電力会社がおすすめの方は、次のとおりです。
- 電気料金を抑えたい方
- 特典や割引を受けたい方
- セット割でお得に利用したい方
新電力に乗り換えると、現在契約している大手電力会社よりも月々の電気料金を抑えられる可能性があります。
ポイント還元や割引、特典などを提供している会社もあり、さらに節約をしたい方に向いたサービスです。
たとえば「のむシリカ電力」は、契約時と継続時にミネラルウォーターの「のむシリカ」がもらえます。
また、新電力会社では電気とガスをセットで契約すると割引が適用されるケースが多く、電気とガスをまとめて利用したい方にも向いています。
今よりも電気代を抑えたい、節約をしたい方は新電力への乗り換えを検討しましょう。
大手電力会社をおすすめできる方
大手電力会社をおすすめできるのは、倒産や撤退のリスクが少ない会社と契約したい方です。
大手電力会社は、倒産や市場撤退のリスクが極めて低く、安定して電力が供給されやすいことが特徴です。
新電力会社の場合、世界情勢の悪化や円安などの影響で燃料費が高騰すると、倒産や市場撤退のリスクが生じます。
倒産や市場撤退の不安がない会社を選びたい方には、大手電力会社が向いています。
やばい新電力会社を選ばないために確認すべきこと

新電力会社を選ぶ際は、料金プランや契約条件、運営会社の信頼性に関する確認が大切です。
新電力会社選びに失敗しないためにチェックポイントを詳しく解説します。
料金プラン
新電力会社の料金プランには、大きくわけて固定単価プランと市場連動型プランの2つがあります。
料金プランの種類 | 概要 |
---|---|
固定料金プラン | ・固定の電力量料金と電気使用量に基づいて電気料金が決まる仕組み ・電力市場価格に左右されず、料金が安定しやすい ・燃料費調整額の影響を受ける可能性あり |
市場連動型プラン | ・市場の電気の単価に応じて電気料金が変動する仕組み ・市場価格が安い時間帯は電気代を抑えやすい ・需給ひっ迫や燃料価格高騰時には電気代が急騰するリスクがある |
このように、固定料金プランと市場連動型プランは料金の仕組みが全く異なるため、同じ量の電気を使用しても電気代に差が生じます。
たとえば、電力使用量の多い時間帯や季節は市場価格連動型プランの方が電気代が高くなる傾向にあります。
一方、昼間や夜間など電気の料金単価が安い時間帯にまとめて利用する場合、市場価格連動型プランを契約した方が安くなる可能性が高いでしょう。
新電力会社を契約する際は、どのようなプランを提供しているのか、自身にメリットがあるプランかどうかを考えて契約してみてください。

対応エリア
新電力会社の中には、特定の地域以外で利用できない会社もあるため、事前に自身が住んでいる地域で利用できるのか確認が必要です。
とくに、地方は新電力会社のサービス提供エリアに含まれていない場合があります。
提供エリアは、新電力会社の公式サイトに記載されているため、事前に確認しておくと安心です。
運営事業者
新電力会社を選ぶ際は、運営会社の信頼性の確認も大切なチェックポイントです。
新電力の中には、過去に問題を起こして業務改善勧告を受けている会社もあります。
たとえば、高額な電気料金を請求してニュースでも取り上げられたグランデータは、2023年に契約内容の説明が不十分だったことから業務改善勧告を受けています。
このようなリスクを避けるためにも、新電力を選ぶ際には次のようなポイントをチェックしましょう。
- 会社設立から3年以上経過しているか
- 運営母体に大手企業やインフラ関連会社が関与しているか
- 過去に行政処分・業務改善勧告などを受けていないか
- 公式サイトに会社概要や問い合わせ先が明記されているか
- 実際の利用者による口コミや評判がよいか
とくに運営年数と親会社の安定性は、会社の継続性を判断するうえで重要なポイントとなります。
ポイント還元や割引制度
新電力会社により、電気料金の支払いに応じてポイント還元が受けられるポイント還元制度や割引制度を提供している会社もあります。
例を挙げると、CDエナジーは電気料金の支払いに充てられるカテエネポイントが100円(税込)につき1ポイント、TERASELでんきは200円(税込)につき1ポイントの楽天ポイントが付与されます。
電気とガスをセットで契約すると、毎月割引が受けられる新電力会社もあります。
普段からポイントを貯めている方は、目当てのポイントが還元される会社を、電気とガスをまとめて利用したい方は、セット割がある新電力会社を選んでみてください。
支払い方法
新電力会社を選ぶ際は、利用できる支払い方法も確認が必要です。
新電力会社の利用料金の支払い方法には、クレジットカード払いや口座振替、請求書払い(コンビニ支払い)などがあります。
しかし、なかには特定の支払い方法に対応していない新電力会社もあるため注意が必要です。
また、新電力会社ごとに口座振替にかかる手数料が異なる場合もあり、たとえ100円程度の違いでも、年間1,200円となります。
口座振替を利用したい方は、数社の手数料も比較してみてください。
契約期間
新電力会社やプランにより、契約期間が定められている場合があります。
契約期間内に解約すると、解約金を請求される場合もあるため、新電力会社を契約する際は契約期間の確認も必要です。
一例として、契約期間がある一部の新電力会社を紹介します。
契約期間 | |
---|---|
ENEOSでんき (にねんとく2割) | 2年 |
アースインフィニティ | 3年 |
エネワンでんき | 1年 |
なかには、3年間の契約期間を設けている新電力会社もあります。
契約してすぐに解約しないよう、契約期間や料金プランなどの全体の情報を考慮してから契約することが大切です。
解約金の有無
契約期間中に解約すると、数千円から1万円程度の解約金が発生する場合があるため、解約金の有無を必ず確認しましょう。
短期間で乗り換えを考えている方は、解約金がかからないプランがおすすめです。
一例として、数社の新電力会社の解約金を紹介します。
契約期間 | 解約金 | |
---|---|---|
ENEOSでんき (にねんとく2割) | 2年 | 1,100円 |
アースインフィニティ | 3年 | 1万1,000円 |
エネワンでんき | 1年 | 3,300円 |
Looopでんき | なし | なし |
楽天でんき | 1年 | なし |
なかには、アースインフィニティのように1万を超える高額な解約金が設定されている場合もあります。
無駄な手数料を払いたくない方は、解約金なしの新電力会社を選んでみてください。
安心して契約できる新電力会社おすすめ10選

「新電力はやばい」という声もありますが、なかには長年にわたって安定的に運営されている企業や、大手企業が母体となっており信頼性の高い新電力会社も存在します。
ここでは、安心して契約できるおすすめの新電力会社を10社厳選して紹介します。
それぞれの特徴を比較し、自身のライフスタイルや使用状況に合った会社を選ぶ際の参考にしてみてください。
お得電力
お得電力は、大手電力会社を契約している方におすすめの新電力会社です。
大手電力会社と同等のプランを提供しつつ、基本料金と電力量料金は安く設定されているため、電気料金を抑えられる可能性があります。
現在契約しているプラン内容を変えず、料金を抑えたい方におすすめです。
東京や大阪などの都市部はもちろん、北海道から沖縄まで全国の地域で利用できます。
お得電力は、累計1億本以上を販売している「のむシリカ」で知られる創業39年の株式会社Qvouが運営しており、信頼性の高い企業です。
市場電力
市場電力は、Looopでんきを契約している方の乗り換え先としておすすめです。
Looopでんきと同じく市場連動型を採用していますが、利用料金として請求されるサービス料を低く設定しています。
そのため、利用する時間帯にもよりますが、同じ量の電気を利用する場合、電気代を安くできる可能性が高いでしょう。
また、市場連動型を採用している影響で時間帯により電気の単価が変動しますが、最安値が0.01/kWhに設定されている点も安く利用できるポイントです。
反対に、価格の変動によっては電気代が高くなる可能性がある点に注意しましょう。
現在Looopでんきを利用しており料金が高いと感じている方は、市場電力への乗り換えを検討してみてください。
のむシリカ電力
のむシリカ電力は、契約者にのむシリカがプレゼントされる特典が魅力のサービスです。
契約時に500mlを24本分(5,200円相当)、その後は年間電気利用量に応じてのむシリカを無制限に受け取れます。
年間5万円以上の支払いで1箱受け取れる仕組みになっており、月間電気料金4,200円以上の利用で1箱、月間1万2,600円以上の利用で3箱受け取れる計算です。
のむシリカに魅力を感じない場合はメリットが少なく感じられますが、のむシリカはミネラルウォーターであるため、生活の中に簡単に取り入れられます。
信頼できる運営会社の新電力を利用したい方や、のむシリカを普段から購入している方は、のむシリカ電力への乗り替えがおすすめです。
Looopでんき
Looopでんきは、経済産業省が発表している電力需要実績において第一位を獲得している新電力会社です。
多くの方がLooopでんきに乗り換えて良かったと感じており、これまでに新電力会社を契約した経験がない方も安心して利用できます。
基本料金が設定されておらず、30分ごとに電気の単価が変わる料金システムを採用している点が特徴です。
新電力会社に乗り換える場合、契約期間の縛りや解約金が気になる方も多いですが、Looopでんきは契約期間の縛りがなく、いつ解約しても解約金は発生しません。
ただし、市場価格が上がりやすい夏場や冬場は電気代が高くなりやすい点に注意が必要です。

楽天でんき
楽天でんきは、基本料金が設定されておらず、利用した分のみ利用料金を支払う仕組みのプランを採用しています。
楽天でんきの利用により200円(税込)につき1ポイント、電気とガスとセット利用で100円(税込)につき1ポイントの楽天ポイントが貯まります。
さらに、楽天カードで毎月の料金を支払うと100円(税込)につき1ポイントが追加で貯まるため、普段から楽天ポイントを貯めている方や楽天カードを利用している方に向いているでしょう。
切り替え工事や立ち会い、書類の記入などは一切不要でWeb上ですべての申し込みが完結するのも、楽天でんきのメリットです。
楽天ユーザーの方や、面倒な切り替え手続きを避けたい方は、楽天でんきを検討してみてください。

シン・エナジー
シン・エナジーでは、個人向けに最大5つのプランが提供されており、自身にあったプランを契約できます。
大手電力会社が提供しているような基本的なプランのほか、夜間や昼間などに電力量料金が安くなるプランも提供されており、ライフスタイルに応じて自由に選択が可能です。
なお、シン・エナジーでは電気とガスのセットプランは提供されていないため、ガス代も安くしたいと考えている方は、別の電力会社を検討する必要があります。
自身のライフスタイルにあったプランを契約したい方や、電気代を節約したい方にあった新電力会社です。
CDエナジーダイレクト
CDエナジーダイレクトは、中部電力と大阪ガスが共同出資する信頼性の高い新電力会社で、料金の安さとサービスの充実度に定評があります。
一人暮らし向け、二〜三人暮らし向け、四人暮らし以上向けプランのほか、夜間に電気を使う方やポイントを貯めたい方向けのプランなど、多様なプランを提供してることが特徴です。
電気の支払いによりポイントが貯まるポイントでんきプランに加入すると、最大6.0%の還元率で楽天ポイントやVポイント、dポイントが貯まります。
他社のポイント還元制度よりも還元率が高いため、電気の支払いでお得にポイントを貯めたい方に向いています。
auでんき
auでんきは、とくにauやUQ mobileユーザーに向いている電力会社です。
auやUQ mobileユーザーであれば、毎月の電気料金に応じてPontaポイントが還元され、貯まったポイントは1ポイント=1円相当で買い物に利用可能です。
ポイントの還元率は、8,000円(税抜)未満で0.5%、8,000円(税抜)以上で1.0%が適用されます。
一方、auやUQ mobileユーザーでない場合、メリットが少なくなる点に注意が必要です。
auユーザー、UQ mobileユーザーは、auでんきでポイントを賢く貯めて、買い物に活用してみてください。
オクトパスエナジー
オクトパスエナジーは、イギリスで契約件数No.1の電力会社として知られています。
解約金や解約手数料がかからないため、引越しする可能性がある方や、自身に向いていないと思った際にすぐに乗り換えたい方に便利です。
海外で人気の電力会社ですが、オクトパスエナジーは東京に会社があり、代表取締役社長は日本人です。
また、東京ガスからの出資を受け、多くのメディアに露出しているため安心して利用できます。
燃料費調整額の上限が設定されておらず、場合により大手電力会社よりも電気代が高くなる可能性がある点には注意してください。

TERASELでんき
TERASELでんきは、固定単価プランと市場連動型プランの両方を提供しています。
TERASELでんきの運営会社は伊藤忠エネクスグループで、60年以上の歴史があるエネルギー商社グループとして知られています。
長きにわたり、法人や一般家庭に電気やガスなどを供給してきた実績があるため、安心して契約できるでしょう。
また、TERASELでんきを契約すると、6つの特典の中から好みのものを選べます。
たとえば、最大8,000ポイント分の楽天ポイントやPayPayポイント、Amazonギフトカードなどがラインナップされています。
安心の大手企業と契約したい方や、特典に魅力を感じる方は、TERASELでんきを検討してみてください。
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新電力会社に関するよくある質問

ここでは、新電力会社に関するよくある質問に回答します。
新電力会社への乗り換え方法は?
新電力会社へ乗り換える方法は、現在の住所で乗り換えるか引越し先で乗り換えるかにより、次のように異なります。
現在の住所で乗り換える | 1:乗り換え先の電力会社を選ぶ 2:契約する |
---|---|
引越し先で乗り換える | 1:乗り換え先の電力会社を選ぶ 2:契約する 3:乗り換え前の電気を解約する |
現住所で新電力に乗り換える場合、乗り換え先の電力会社が解約手続きを代行するため、自身で解約の連絡をする必要はありません。
しかし、引っ越しに伴って契約先を変更する場合、乗り換え前の電力会社に自身で解約の連絡が必要です。
解約は電話やWeb上からできる場合が多いですが、電力会社ごとに解約方法が異なるため、公式サイトで確認してみてください。

電気料金が高騰している原因は?
電気料金が高騰する主な原因は、次のとおりです。
- 電力の需給バランスが崩れている
- 発電に必要な燃料費の高騰
電気の需要が高まると、電気の市場単価が高騰して、電気料金が高くなる仕組みです。
また、国際的な情勢の問題により火力発電に必要な燃料費が高騰すると、発電にかかる費用も高騰し電気料金が影響を受けます。
電力会社が利益のために電気料金を引き上げているわけではなく、上記のようなさまざまな要因により高騰しています。
停電が起きやすくなる?
新電力会社に乗り換えたことで、停電が起きやすくなるわけではありません。
電力の供給は、地域の一般送配電事業者が管理しており、どの電力会社と契約しても同じ送配電網で電気が供給されます。
新電力会社と契約しても、特別な送配電網で電気が供給されるわけではなく、停電のリスクは大手電力会社と変わりません。
賃貸マンションやアパートでも切り替えはできる?
賃貸マンションやアパートでも、新電力への切り替えは原則として可能です。
各家庭が個別に電力会社と契約している場合、入居者が自由に電力会社を選べます。
ただし、建物全体で一括して電気を契約している「高圧一括受電契約」の場合は、個人での切り替えはできません。
お住まいのマンションやアパートの契約形態が不明な場合、管理会社に確認を取りましょう。
オール電化住宅におすすめの電力会社は?
オール電化住宅は夜間の電気使用量が多いため、専用の料金プランを提供している新電力を選ぶと、より節約効果が高まる可能性があります。
たとえば、記事内で紹介しているお得電力は大手電力会社と同等のプランを提供しており、オール電化住宅向けのプランも提供されています。
現在の契約内容と比較しながら、自宅のライフスタイルに合った料金プランを選ぶことで、さらに電気代を抑えられるでしょう。
切り替えの際に工事や費用はかかる?
原則として、新電力への切り替えに伴う工事や初期費用はかかりません。
ただし、自宅の電気メーターが旧式のアナログメーターの場合、スマートメーターへの交換工事が必要になります。
交換工事も基本的には無料でおこなわれますが、日程調整などが発生する場合があります。
まとめ

新電力会社が「やばい」といわれる原因は、急な倒産や市場撤退、電気料金の値上げ、法外な料金の請求などが起こったためと推測できます。
しかし、すべての新電力会社に上記のようなリスクがあるわけではありません。
運営母体が大きな企業であったり、何十年もサービスを提供し続けていたりする新電力会社もあります。
たとえば、記事内で紹介したお得電力や市場電力、のむシリカ電力を運営している株式会社Qvouは、創業39年の歴史ある企業です。
販売開始6年で累計1億本以上を販売している「のむシリカ」が有名で、安心感があります。
大手電力会社から新電力に乗り換えようか迷っている方は、まずは料金体系がシンプルでわかりやすい「お得電力」への乗り換えを検討してみてください。