電力会社の解約は、状況により電力会社への連絡が必要になる場合と不要な場合があり、非常に複雑です。
Looopでんきの解約を検討する場合「解約の申請は必要なのか」「Looopでんきの解約方法は電話とアプリどちらなのか」と悩むかもしれません。
引越しを機にLooopでんきを解約する際は、解約の申請手続きが必要ですが、他の状況で解約したい場合は、手続き不要です。
本記事では、4つの状況ごとに解約方法や解約金、違約金の有無、おすすめの電力会社などについて解説します。
Looopでんきの解約を検討している方は本記事を参考にし、スムーズに手続きを進めてください。
Looopでんきの解約方法

Loopでんきの解約は、自身で解約を申請する方法と自動解約の2通りがあります。
- 他の新電力会社に乗り換える
- 旧一般電気事業者に戻す
- 引越しする
- Looopでんき+ガスを解約する
具体的に4つの場面別に解約方法を紹介します。
他の新電力会社に乗り換える
現在と同じ住所でLooopでんきから他の新電力会社に乗り換える場合は、新しく契約する新電力会社が解約手続きを代行します。
そのため、基本的には契約者からLooopでんきへの解約申請は不要です。
旧一般電気事業者に戻す
現在と同じ住所で東京電力や関西電力などの旧一般電気事業者への契約に戻す場合も、解約手続きを代行してもらえます。
契約者からの解約申請は必要ありません。
しかし、引っ越しの関係でLooopでんきから旧一般電気事業者に乗り換える際は解約の方法が異なります。詳しくは次の章で確認してみてください。
引越しする
引越しを機にLooopでんきを解約したい場合は、Looopでんきに解約の旨を伝え、手続きが必要です。
解約の手順は、次のとおりです。
- 新たに契約する電力会社を選ぶ
- 契約する
- 電話で解約する
解約は、Looopでんきコンタクトセンターへの電話でおこないます。窓口は次の2つです。
電話番号 | 営業時間 | |
---|---|---|
低圧 | 0120-707-454 | 9:00〜20:00 (年中無休) |
高圧 法人 | 0120-606-861 | 9:30〜17:30 (平日) |
一般家庭の契約は、低圧の窓口に電話して解約を申し込みます。
引越しする場合は、他の電力会社に乗り換える場合とは異なり、自動で解約されない点に注意が必要です。
解約は、遅くても10日ほど前までの申し込みがおすすめです。
Looopでんき+ガスを解約する
現在の住所でLooopでんきとガスの利用をやめる際は、新たに契約する電力会社やガス会社で解約手続きが代行されるため、Looopでんきへの連絡は不要です。
しかし、引越しを機にLooopでんきとガスの利用を中止し、他社のサービスに乗り換える際は、解約手続きが必要です。
コンタクトセンターに電話連絡し、解約手続きを進めてください。

Looopでんきの解約は違約金が必要?

これまでに電力会社を解約した経験がない方の中には、解約に伴う違約金について不安を持つ方がいるかもしれません。
Looopでんきの解約時の違約金について解説します。
解約金や違約金は不要
Looopでんきには契約期間の縛りが存在しないため、解約時の解約金や違約金の支払いは発生しません。
自身が必要とするタイミングで解約できます。
解約月は日割りで請求される
Looopでんきを解約する月の利用料金は、日割り計算で請求されます。
日割りではない場合はどのタイミングで解約しても満額が請求されますが、Looopでんきは日割り計算を採用しており、どのタイミングで解約しても損はしません。
自身の都合にあわせて解約できる点がメリットと言えるでしょう。
Looopでんきを解約する際の注意点

Looopでんきを解約する際は、次の点に注意が必要です。
- WEBサイト、アプリでは手続きできない
- セット契約の場合はガスも解約される
順番に解説します。
WEBサイトやアプリでは手続きできない
Looopでんきは、WEBサイトやアプリからの解約に対応していないため、電話で連絡します。
契約者専用WEBサイトのご契約者さまマイページやLooopでんきアプリはありますが、解約の申し込みは受け付けていません。
引越しによる住所のみ、ご契約者さまマイページで変更可能です。
解約を申請する際は、Looopでんきコンタクトセンターの0120-707-454(9:00〜20:00)に電話します。年中無休で土日も対応しているため便利です。
セット契約の場合はガスも解約される
Looopでんきで電気とガスをまとめて利用している場合は、電気を解約するとガスも利用できなくなります。
突然ガスが利用できなくなると非常に不便なため、Looopでんきで電気とガスをまとめて利用している方は、あらかじめガス会社も選んでおくことが大切です。
とくに、冬場の寒い時期に解約する場合は、できるだけ早めに自身に最適なガス会社を契約しましょう。
Looopでんき解約後は「市場電力」がおすすめ
Looopでんきの料金が高いと感じ、解約して他の電力会社に乗り換えたいと考えている方には、市場電力がおすすめです。
Looopでんきより料金のさらなる節約が可能
市場電力を契約すると、Loopでんきと同じ内容のプランを利用しながら、毎月の電気料金を抑えられる可能性があります。
市場電力のメリットは、次のとおりです。
- サービス料が安い
- 最安値は0.01円/kwh
サービス料とは、電力会社の運営費として毎月の請求に加算される費用です。
市場電力のサービス料は安く設定されているため、同じ量の電気を利用しても毎月の請求額が安くなる可能性があります。
また、時間帯により電源料金が0.01円/kwhになる点もメリットです。安く電気を利用できる時間帯に家事を済ませれば、電気料金を節約できます。
自身のライフスタイルを考慮し、市場電力への契約変更を検討するのもおすすめです。
切り替えは最短5分で工事不要
市場電力への切り替え手続きはスマートフォンから最短5分で完了し、Looopでんきへの解約の連絡や工事は不要です。
特別な準備や費用などが一切発生せず、同じプランで電気料金を安くできる可能性があるため、乗り換えを検討する価値は十分にあります。
市場連動型の注意事項
市場電力の料金プランは、市場連動型を採用しています。
市場連動型とは、市場の取引状況に応じて電気の単価が変動する仕組みで、電気の需要が高い時期や時間帯は電気料金が安くなる可能性があります。
昼間は比較的電気の単価が安くなりやすい傾向にあるため、昼間に電気を使い家事をまとめて済ませられる方にはおすすめです。
しかし、夏や冬などの電気が多く使われる時期や時間帯は電気の単価が上がります。
大手電力会社が採用している固定単価プランよりも、電気代が高くなる可能性があるため注意が必要です。
市場連動型を採用しているプランを利用したからといって、必ずしも電気代が安くなるわけではない点に気をつけましょう。

Looopでんきの解約に関するよくある質問

ここでは、Looopでんきの解約に関するよくある質問に回答します。
Looopでんきの電気料金が高いと感じるため解約したい
Looopでんきは市場連動型を採用しているため、電気料金は電気の使い方により大きく異なります。
たとえば、電気の需要が比較的高くなる夕方から夜の時間帯に集中して電気を利用する方は、市場連動型の特性上、電気料金が高くなる傾向です。
Looopでんきのプランが自身にあっている方は、同じようなプランで安く利用できる可能性が高い市場電力への乗り換えがおすすめです。
市場電力は、電気料金の請求金額に含まれているサービス料を抑えているため、Looopでんきと同様のプランの場合、電気料金を抑えられる可能性があります。
申し込みはスマートフォンから5分で完了し、解約の連絡も不要で手続きが簡単です。
解約時の立ち会いは必要?
Looopでんきの解約時の立ち会いは、基本的に不要です。
しかし、作業員が自宅に設置されているメーターを確認する必要があるため、部屋の中にメーターがあったりオートロックの住宅だったりする場合は、立ち会いが必要になる可能性があります。
不明点は、Looopでんきコンタクトセンターの0120-707-454(9:00〜20:00)に電話で確認してみてください。
新規申し込みを停止している?
Looopでんきは、エネルギー資源の高騰の影響を受け、2022年4月1日に新規申し込みを一時停止していました。
しかし、2023年3月22日に現在提供されているプランの「スマートタイムONE」への新規申し込みを再開しており、2025年2月現在も新規申し込みを受け付けています。
まとめ

Looopでんきの解約方法は、状況により次のように異なります。
パターン | 解約方法 |
---|---|
他の新電力会社に 乗り換える場合 | 解約の連絡は不要 |
旧一般電気事業者に 戻す場合 | 解約の連絡は不要 |
引越しする場合 | コンタクトセンター 0120-707-454に電話 |
Looopでんき+ガスを 解約する場合 | 解約の連絡は不要 |
上記の解約連絡が不要な場合において引越しを伴う際は、Looopでんきコンタクトセンターに電話して解約する必要があります。
契約者専用のWEBサイトやアプリからの解約はできません。
Looopでんきからの乗り換え先としておすすめなのは、市場電力です。
市場電力にはLooopでんきと同じプラン内容があり、サービス料が低く設定されていたり、時間帯により電源料金が0.01円/kWhになったりします。
電気の単価が低くなりやすい昼間に電気を使う方はとくにおすすめです。自身のライフスタイルにあっている方は、ぜひ検討してみてください。
<参考>
Looopでんき