毎月の電気代明細を見て、「中部電力のままでいいのか」「話題のオクトパスエナジーに乗り換えるべきか」と悩む方も多いでしょう。
新電力への切り替えは固定費削減の有効な手段ですが、仕組みを正しく理解していないと、かえって割高になったり解約手続きに追われたりするリスクがあります。
そこで本記事では、オクトパスエナジーと中部電力の料金プランや評判などを徹底比較し、世帯人数別の料金シミュレーションも紹介します。
さらなる電気代の節約が期待できるお得な電力会社も紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
【結論】オクトパスエナジーと中部電力の比較一覧表

オクトパスエナジーと中部電力の違いを理解するためには、料金単価のみならず、契約条件や特典を含めた全体像を把握することが重要です。
両社の主な違いを次の表にまとめました。
| 時期 | 中部電力(従量電灯B) | オクトパスエナジー (グリーンオクトパス) |
|---|---|---|
| 基本料金 | アンペア制 (標準的) | アンペア制 (中部電力より割安な設定) |
| 電力量料金 | 3段階料金 (使用量に応じて単価上昇) | 3段階料金 (中部電力より割安な設定) |
| 燃料費調整額 | 上限あり (規制料金の場合) | 上限なし (市場価格の影響を受ける) |
| 解約金・違約金 | 原則なし | 原則なし |
| 環境配慮 | 一般的な電源構成 | 実質再エネ100% |
| ポイント特典 | カテエネポイント | 独自の紹介割引など |
| 供給エリア | 愛知・岐阜・三重・静岡・長野 (一部) | 沖縄県と一部離島を除く全国 |
※燃料費調整額および再エネ賦課金は、時期によって変動するため、比較には最新の単価確認が必要です。
基本的な料金設定はオクトパスエナジーの方が安いといえますが、燃料費調整額に上限がない点に注意が必要です。
また、オクトパスエナジーの「グリーンオクトパス」であれば、実質再エネ100%の電気を使っていて環境にも配慮できる点が魅力といえます。
参照元:従量電灯A・B・C – 中部電力
参照元:「グリーンオクトパス」プラン – オクトパスエナジー
オクトパスエナジーと中部電力の料金プラン詳細

オクトパスエナジーと中部電力は、それぞれ異なる戦略で料金プランを設計しています。
ここでは、両社の主力プランの特徴について解説します。
オクトパスエナジーの特徴|基本料金の安さと再エネ100%
オクトパスエナジーは、イギリス発のテクノロジー企業が運営する新電力であり、環境負荷の低減とコストパフォーマンスの両立を掲げています。
最大の特徴は、多くのプランで基本料金が大手電力会社よりも割安に設定されている点です。
また、「グリーンオクトパス」プランでは、非化石証書を活用することで、実質的に再生可能エネルギー100%の電気を供給しています。

AI技術を活用した需給管理によりコストを削減し、環境価値を付加しながらも競争力のある価格を実現しているといえるでしょう。
参照元:「グリーンオクトパス」プラン – オクトパスエナジー
中部電力ミライズの特徴|安定性と豊富なプランバリエーション
中部電力ミライズは、中部エリアで長年の供給実績を持つ、信頼性の高い大手電力会社です。
最も標準的な「従量電灯B」をはじめ、ライフスタイルにあわせた幅広いプランを展開しています。
オール電化向けの「スマートライフプラン」や、ガスとのセット契約による割引、ポイントサービス「カテエネ」など、付帯サービスが充実している点が強みです。

燃料費が高騰した際でも、規制料金プランであれば燃料費調整額に上限が設けられているため、急激な価格高騰のリスクを抑えられる安心感があります。
【実質コスト比較】表面的な単価のみで選んではいけない理由

電気代を比較する際、基本料金や電力量料金の単価のみを見て判断するのは危険です。
実際の請求額には「燃料費調整額」や「再エネ賦課金」が含まれており、これらが最終的な支払額に大きな影響を与えるためです。
とくにチェックすべきポイントは、次の2つです。
- 基本料金と電力量料金の単価比較
- 燃料費調整額の上限設定の有無
それぞれのポイントを詳しく解説します。
基本料金と電力量料金の単価比較
まずは、電気代のベースとなる基本料金と電力量料金を確認しましょう。
一般的に、オクトパスエナジーは中部電力と比較して、基本料金の設定が低く抑えられています。
電力量料金についても、使用量が多い第3段階の料金(301kWh〜)においても、オクトパスエナジーの方が割安になる傾向があります。
そのため、電気をたくさん使うファミリー世帯や、ペットがいてエアコンを常時稼働させる家庭では、ベースの料金部分でメリットが出やすい構造となっている点が魅力です。
見落としがちな「燃料費調整額」の変動リスク
オクトパスエナジーを検討するうえで最も注意が必要なのが、燃料費調整額の取り扱いです。
燃料費調整額とは、原油やLNG(液化天然ガス)などの燃料価格の変動を、電気代に反映させる仕組みのことです。
中部電力の「従量電灯B」などの規制料金プランには、燃料費調整額に上限が設けられており、仮に燃料価格が一定以上高騰しても上限以上の負担増はありません。
一方、オクトパスエナジーを含む多くの新電力では上限が設定されていないケースが一般的です。
世界情勢により燃料価格が急騰した場合、基本料金の安さを燃料費調整額の上昇分が上回り、結果として中部電力より高くなるリスクがあることを理解しておく必要があります。
世帯人数・スタイル別シミュレーション|損益分岐点はどこ?

ここでは、中部電力とオクトパスエナジーで実際の電気代がどの程度変わるのか、次の世帯人数やライフスタイルごとのモデルケースでシミュレーションをおこないます。
- 一人暮らし・二人暮らし(低使用量)の場合
- ファミリー世帯(高使用量)の場合
- オール電化住宅の場合
自身の状況に近いケースを参照して、乗り換えの判断材料にしてみてください。
一人暮らし・二人暮らし(低使用量)の場合
電気使用量が少ない一人暮らしや共働きの二人暮らし世帯では、乗り換えによるメリットは限定的となる可能性があります。
オクトパスエナジーは基本料金が安いものの、使用量が少ない第1段階料金(〜120kWh)の単価差が小さいため、劇的な削減効果は見込みにくいためです。
| 中部電力 (従量電灯B) | オクトパスエナジー (グリーンオクトパス ・中部電力エリア) | ||
|---|---|---|---|
| 基本料金 | 10A | 321.14円 | 10.54円/日 |
| 15A | 481.71円 | 15.81円/日 | |
| 20A | 642.28円 | 21.08円/日 | |
| 30A | 963.42円 | 31.62円/日 | |
| 40A | 1,284.56円 | 42.16円/日 | |
| 50A | 1,605.70円 | 52.70円/日 | |
| 60A | 1,926.84円 | 63.24円/日 | |
| 電力量料金 | ~120kWh | 21.20円 | 20.2円 |
| 120kWh~300kWh | 25.67円 | 24.1円 | |
| 300kWh~ | 28.62円 | 26.7円 | |
| 燃料費調整額の上限 | あり(自由料金プランを除く) | なし | |
月々の使用量が200kWh以下の場合は、数百円程度の差、あるいは同等レベルになることも考えられます。
解約金などのリスクがないため試しに乗り換えるのも一つの手ですが、手間を考慮すると慎重な判断が必要です。
参照元:従量電灯A・B・C – 中部電力
ファミリー世帯(高使用量)の場合
3人以上のファミリー世帯や、ペットを飼っている家庭など、電気使用量が多い場合は、オクトパスエナジーのメリットが大きくなります。
使用量が増えるほど単価が高くなる第3段階料金において、オクトパスエナジーの割安な単価設定が効いてくるためです。
月間使用量が400kWhを超えるような家庭では、年間で数千円から1万円以上の節約につながる可能性があります。
ただし、前述のとおり燃料費調整額の高騰リスクはあるため、情勢を注視する必要はあります。
オール電化住宅の場合
オール電化住宅の場合も、オクトパスエナジーに乗り換えることで割安になる可能性があります。
| 中部電力 (スマートライフプラン) | オクトパスエナジー (オール電化オクトパス ・中部電力エリア) | |
|---|---|---|
| 基本料金 10kVAまで | 1,838.44円 | 60.44円/日 |
| 基本料金 契約容量10kVAを超える 1kVAにつき | 321.14円 | 10.56円/日 |
| デイタイム | 38.80円 | 38.26円/kWh |
| ホームタイム | 28.61円 | 28.31円/kWh |
| ナイトタイム | 16.52円 | 16.47円/kWh |
中部電力の「スマートライフプラン」とオクトパスエナジーの「オール電化オクトパス」を比べると、オクトパスエナジーの方がやや料金設定が割安になっています。
ただし、両者のどちらのプランも燃料費調整額の上限設定がなく、場合によっては料金が高くなる可能性がある点に注意が必要です。
今のプランそのままで確実に安くするなら
オクトパスエナジーは怪しい?評判・口コミから見るメリット・デメリット

「オクトパスエナジー」と検索すると「怪しい」「やばい」といった関連ワードが表示され、不安に感じる方もいるかもしれません。
ここでは、実際の利用者の口コミや企業の背景から評判の真偽を検証して、メリットとデメリットを紹介します。
オクトパスエナジーのメリットとよい評判
よい評判として多く挙げられるのが、やはり電気代の削減効果とユニークなキャンペーンです。
「乗り換えて安くなった」「友達紹介キャンペーンで特典がもらえた」といった声がSNSなどで見受けられます。
また、外資系特有の「怪しさ」については、同社が東京ガスとの合弁会社によって日本での事業を展開している事実が、安心材料として評価されています。
世界各国で事業展開するエネルギー企業であり、日本国内でも法的手続きに則って運営されているため、サービス自体に違法性や危険性はありません。
参照元:グリーン革命に加速を。次の舞台は日本! – オクトパスエナジー
オクトパスエナジーのデメリットと気になる口コミ
ネガティブな口コミとしては、主に燃料費調整額の影響による料金変動への不満があげられます。
「燃料費が高い月の請求が怖い」といった声は、市場連動の影響を受けたユーザーの実感でしょう。
万が一の際も上限設定がある大手電力会社と比較すると、不安要素になる可能性があります。
エナジー
(従量電灯)
お得電力
※安定かつ節約効果が高い「右上のエリア」にあるのが中部お得電力です。
中部電力ユーザーには「中部お得電力」という選択肢も!
ここまでオクトパスエナジーと中部電力を比較してきましたが、「安くしたいけれど、大幅な変動リスクは避けたい」と感じた方もいるのではないでしょうか。
そのような方におすすめなのが、第三の選択肢である「中部お得電力」です。
中部お得電力は、中部電力よりも基本料金と電力量料金が毎月約3%安く設定されており、確実に電気代を安くすることが可能です。

また、電気の供給は中部電力の送配電網を使用しておこなわれるため、乗り換えたからといって供給が不安定になったり停電が起きたりする心配はありません。
現在契約中の中部電力のプランから、品質を変えずに料金設定のみを確実に安く見直すことができるため、「リスクゼロで節約したい」というニーズに合致したサービスです。
中部電力エリアでの具体的な削減額シミュレーション
実際に「中部お得電力」に切り替えた場合の削減額を見てみましょう。
独自の試算データによると、中部エリアの従量電灯B相当のプランを利用している場合、次のような削減効果があります。
| 世帯人数・使用量目安 | 年間削減額(約) | 5年間削減額(約) |
|---|---|---|
| 1人世帯 (30A・200kWh) | 2,008円 | 10,038円 |
| 2〜3人世帯 (40A・350kWh) | 3,563円 | 17,816円 |
| 4〜6人世帯 (50A・600kWh) | 6,259円 | 31,294円 |
※上記数値は、2025年10月時点の公式サイト掲載情報に基づく試算です。
※燃料費調整額および再エネ賦課金は、時期により変動するため上記試算には含まれていません。
とくに、2人以上の世帯や電気使用量が多い家庭ほど、削減幅が大きくなる傾向があります。
「オクトパスエナジーへの乗り換えはハードルが高い」と感じる方は、まずは検針票を用意して、どれくらい安くなるか確認してみることをおすすめします。
参照元:中部お得電力
オクトパスエナジーと中部電力に関するよくある質問

最後に、オクトパスエナジーと中部電力の比較検討において、よくある質問をまとめました。
- オクトパスエナジーに解約金はありますか?
- 賃貸マンションでも乗り換えられますか?
- 災害時の復旧対応に違いはありますか?
それぞれの質問に詳しく回答します。
オクトパスエナジーに解約金はありますか?
原則として、オクトパスエナジーには契約期間の縛りや解約金はありません。
そのため、一度試してみて、もしあわなければ再度中部電力に戻すことも可能です。
ただし、キャンペーン適用時など特定の条件で短期解約した場合の規定については、念のため申し込み時に確認することをおすすめします。
賃貸マンションでも乗り換えられますか?
賃貸マンションやアパートに住んでいる方でも、個別に電力会社と契約している場合は乗り換えが可能です。
ただし、マンション全体で一括受電契約をしている場合(管理費に電気代が含まれている場合など)は、個別の切り替えができないため、管理会社への確認が必要です。
災害時の復旧対応に違いはありますか?
どの電力会社と契約していても、災害時の復旧対応や停電のリスクに違いはありません。
電線や電柱などの送配電設備は、引き続き中部電力パワーグリッドが管理と保守をおこないます。
オクトパスエナジーだからといって停電しやすくなったり、復旧が遅れたりすることはないため安心してください。
まとめ:リスク許容度とライフスタイルに合わせて最適な電力を選ぼう

電気代を安くするためには、目先の基本料金だけでなく、燃料費調整額のリスクや自身の生活スタイル(使用量・オール電化など)を考慮して選ぶことが大切です。
電力会社選びの最終チェックリストとして、次の項目も確認してみてください。
- 大幅な節約を狙うなら: リスクを理解したうえで「オクトパスエナジー」
- 安心と安定を重視するなら: そのまま「中部電力」
- リスクなしで安くしたいなら: 第三の選択肢「中部お得電力」
それぞれの特徴を理解し、自身にとってベストな選択をしてみてください。
とくに「中部お得電力」は、手続きが簡単で解約金のリスクもないため、手軽に節約を始めたい方にとって有力な選択肢となるでしょう。
(切り替え先が自動で手続きを行います)
<参考>
お得電力





