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ENEOSでんきは高くなった?値上げ理由・他社料金プラン比較・解約方法などを解説

「最近ENEOSでんきの電気代が高くなった気がする…」「料金プランや値上げの理由を詳しく知りたい」「このまま契約していて大丈夫?解約も考えるべき?」などの疑問や不安を抱えている方もいるでしょう。

実際、ENEOSでんきでは2022年11月に燃料費調整額の上限撤廃が実施され、2023年~2024年にかけて複数回の電気料金の値上げがおこなわれています。

たとえば2024年5月は託送料金改定に伴う料金単価の改定が実施され、エリアによっては400kWhあたり50円ほどの値上がりとなりました。

本記事では、ENEOSでんきの最新の料金プラン、値上げの具体的な理由、大手電力会社との料金を比較して電気代をシミュレーションします

さらに、今後の対策や解約を検討する際の注意点、新しい電力サービスの選択肢についてもあわせて紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

【料金実態】ENEOSでんきは本当に高くなった?料金表と他社比較で検証

ENEOSでんきの電気料金が「高くなった」と感じる方が増えているようです。実際に料金改定はあったのでしょうか。

ENEOSでんきの最新の料金状況や、値上げの背景、そして主要な電力会社との料金比較を通じて、その実態を検証していきます

電気料金の変動に不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。

ENEOSでんきの料金改定とその影響

ENEOSでんきでは、近年の燃料価格高騰や託送料金の見直しなどの影響を受け、複数回にわたって料金改定がおこなわれています。

過去に実施されたENEOSでんきの料金改定は、次のとおりです。

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年月日料金改定の内容電気料金の値上げ幅
(東京電力の場合)
2022年11月燃料費調整額の上限撤廃+882円/300kWh
2023年5月一般送配電事業者の託送料金改定に伴う電気料金の値上げ+60円/300kWh
2023年11月各地域の電力会社の規制料金改定に伴う電気料金の値上げ+362円/400kWh
2024年5月一般送配電事業者の託送料金改定に伴う電気料金の値上げ-30円/400kWh
※電気料金の値上げ幅は参考値です。

とくに影響が大きいのは、電気の使用量に応じてかかる電力量料金や、燃料価格の変動を電気料金に反映させるための燃料費調整額です。

上記の単価が上昇したことにより、電力使用量の多い家庭や特定の料金プランを契約している場合に、請求額が以前より大幅に上がったと感じやすくなっています

料金改定の内容を正しく理解し、自身の契約プランへの影響を確認しておきましょう。

【料金表チェック】実際のENEOSでんきの料金プラン詳細

ENEOSでんきで提供されている、一般家庭向けの料金プランは次のとおりです。

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プラン基本料金電力量料金
Vプラン10Aあたり311.75円29.80円~36.90円/1kWh
オール電化プラン10Aあたり280.57円27.85円~35.75円/1kWh
EV夜とくプラン10Aあたり311.75円27.85円~35.40円/1kWh
自家消費応援プラン6kVA以下:1,400円
6kVA超10kVAまで:2,400円
10kVA超:+300円/kVA
32.50円/1kWh
※料金はすべて税込表示です。

Vプランは一般家庭向けのスタンダードなプランであり、大手電力会社からの切り替えで電気料金を抑えたい方に向いています。

オール電化プランは夜間の電力量料金が安くなるプランであるため、深夜に電気給湯器を動かしている家庭であれば、電気料金を安く抑えられるでしょう。

EV夜とくプランは電気自動車を持っている家庭向けのプランであり、EVタイムと呼ばれる深夜の電力量料金が安くなります

自家消費応援プランは太陽光発電を導入している家庭向けのプランであり、日中は自家発電でまかないつつ、必要な分のみ電力会社から供給を受けるスタイルに向いています。

ENEOSでんきの公式サイトでは、郵便番号や直近の電気代などを入力することで料金シミュレーションが可能なため、ぜひ活用してみてください。

ENEOSでんきと東京電力の電気料金を比較してシミュレーション

一例として、ENEOSでんきの「東京Vプラン」と、東京電力の「スタンダードS」を比較してみましょう。

30Aで契約をしていると仮定し、電気使用量ごとに月々の電気代をシミュレーションしました。

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電気使用量ENEOSでんき東京電力差額
200kWh約7,299円約7,423円124円
300kWh約10,784円約11,063円279円
400kWh約14,474円約15,112円638円

いずれも基本料金は10Aにつき311.75円ですが、電力量料金​単価については、使用量が増えるほどENEOSでんきのほうが安く設定されています。

そのため、電気の使用量が多い家庭では、ENEOSでんきの利用を続けたほうが電気料金を抑えられる可能性があるでしょう。

ただし、ENEOSでんきは燃料費調整額に上限がないため、燃料価格が高騰すると大手電力会社よりも高くなるケースも考えられます。

それぞれのメリット・デメリットを理解し、自身の状況にあわせて比較検討することが重要です。

電気料金が全体的に高騰している背景

近年、ENEOSでんきに限らず、日本の電気料金全体が高騰している傾向にあります。

主な原因として、発電燃料である液化天然ガス、LNGや石炭などの国際的な価格高騰が挙げられます。

ウクライナ情勢の緊迫化や世界的な原油需要の高まりなども、燃料価格に大きな影響を与えていると考えられるでしょう。

また、再生可能エネルギーの普及を支えるための再エネ賦課金も年々上昇しており、家計への負担増の一因となっています。

上記のような世界情勢や国内のエネルギー政策が、電気料金に直接的な影響を及ぼしています。

【原因深掘り】ENEOSでんきの電気代が高くなった主な理由を解説

ENEOSでんきの電気料金が「高くなった」と感じる背景には、いくつかの具体的な理由が考えられます。

とくに影響が大きいのは、燃料費調整額の変動や電気を調達するためのコスト増加です。

また、料金プラン自体の見直しも定期的におこなわれており、ENEOSでんきの電気代が高くなったと感じる方が増えているようです。

上記の要因がどのように電気料金に影響しているのかを詳しく見ていきましょう。

燃料費調整額の変動が電気料金に与える影響

燃料費調整制度とは、発電に必要な燃料の価格変動を電気料金に反映させる仕組みのことです。

ENEOSでんきでは、燃料価格の高騰に伴い、2022年11月に燃料費調整額の上限が撤廃されました

上限が設定されていない場合、燃料価格が上昇すると、その分が直接的に電気料金に上乗せされるため、請求額が大幅に増加するリスクがあります。

とくに、世界的に燃料価格が高止まりしている状況下では、燃料費調整額の変動が電気代を押し上げる大きな要因となり得ます。

参考:「ENEOSでんき」における燃料費調整額の変更について(2022年11月1日実施)

ENEOSでんきの電源調達コストと料金への反映

ENEOSでんきでは、自社発電に加え、他の発電事業者や卸電力市場を通じて電気を調達しています。

上記のような電源調達のコストは、近年の世界的な燃料価格の高騰や電力市場の価格変動によって上昇傾向にあります。

とくに、日本の電力は液化天然ガス(LNG)のような輸入燃料に依存しているため、国際情勢や為替などの影響を受けやすい構造です。

調達コストが上がれば、その影響は最終的に小売電気料金にも反映されることになります。

ENEOSでんきもこのようなコスト構造の中にあるため、電気料金が上昇した一因として、電源調達コストの増加が挙げられるでしょう。

料金プラン改定や新規受付停止はあった?現状を確認

ENEOSでんきでは、社会情勢や電力市場の変化などの影響を受け、一部プランの新規申し込み受付を停止していたことがあります。

2025年5月現在はどのプランも新規受付が再開されており、申し込みが可能ですが、プランごとに対象エリアが異なる点には注意が必要です。

プラン対象エリア
Vプラン北海道、東北、関東、中部、北陸、関西、中国、四国、九州
オール電化プラン北海道、東北、関東、
EV夜とくプラン北海道、東北、関東、中部、北陸、関西、中国、四国、九州
自家消費応援プラン北海道、東北、関東、

エリアごとの料金プランの詳細については、ENEOSでんき公式サイトの料金プラン一覧のページで確認できます。

新規申し込みが可能なプランが表示されるため、ぜひチェックしてみてください。

【ENEOSでんきの電気料金】今後の対策と見直しポイント

ENEOSでんきの電気料金が高くなったと感じている場合、具体的な対策を講じることが大切です。

現在の契約プランのままでできる節約方法から、契約の継続・見直し、さらには他の電力会社への乗り換えまで、幅広い選択肢を検討しましょう。

ここでは、それぞれのポイントや注意点を解説します。

まずは実践!ENEOSでんき契約中にできる電気代節約術

電気代を少しでも抑えるためには、日々の節電が基本です。すぐにでも実践できる節電アイデアは次のとおりです。

  • エアコンの設定温度を適切に保つ(夏は28℃、冬は20℃目安)
  • 冷蔵庫の開閉回数を減らし、食品を詰め込みすぎない
  • 照明をこまめに消す、LED照明に交換する
  • 長時間使用しない家電はプラグを抜いて待機電力をカットする

上記のほか、ENEOSでんきのマイページで毎月の電気使用量や時間帯別の使用状況をチェックし、電気をよく使う時間帯を把握する方法も有効です。

マイページにログイン後、ページ下部の「ご使用量」ボタンを選択すると時間帯別の電気使用量が表示されるため、一度確認してみてください。

ライフスタイルにあわせて電気の使い方を工夫するのみでも、無理なく節約効果が期待できるでしょう。

ENEOSでんきを継続するメリットとデメリット

ENEOSでんきを継続するかどうかは、メリットとデメリットを総合的に比較して判断することが重要です。

メリット・ENEOSカードでの支払いでガソリン代や灯油代が割引になる
・長期利用による割引特典がある(にねん とく2割
デメリット・燃料費調整額に上限がないため、燃料価格高騰時に料金が大幅に上がるリスクがある
・他の新電力と比較して、基本料金や電力量料金単価が必ずしも最安ではない

上記の点を踏まえ、自身のライフスタイルや特典の利用状況、そして料金への納得度を考慮し、継続が最適か、あるいは乗り換えを検討すべきかを見極めましょう。

【乗り換え検討】電力会社を見直す最適なタイミングとチェックポイント

電力会社の乗り換えを検討するのに適したタイミングと、確認すべきポイントを理解しておきましょう。

たとえば、現在契約している電力会社の契約更新月が近づいてきたときは、他社への切り替えを検討しやすいタイミングです。

また、大幅な料金改定の通知が届いた場合は、より安いプランを探すきっかけになるでしょう。

さらに、引っ越しや家族構成の変化、在宅時間の増加などライフスタイルの変化も、電気の使い方が変わるため、乗り換えを考えるよい機会といえます。

電力会社を切り替える際には、次のポイントをチェックしましょう。

  • 料金単価(基本料金、電力量料金)が現在の契約より安いか
  • 燃料費調整額に上限が設定されているか
  • 契約期間の縛りや解約金の有無、金額
  • ポイント制度や付帯サービスの内容

上記の情報を複数の電力会社で比較し、自身の電気使用量や重視するポイントに合う会社を選ぶことが大切です。

ENEOSでんきの解約手続き方法と違約金の有無

ENEOSでんきを解約し、他の電力会社へ乗り換える場合、通常は新しい電力会社へ申し込むのみで、ENEOSでんきへの解約手続きは新しい電力会社がおこなってくれます。

一方、引っ越しに伴う解約の場合は、自身で手続きをおこなう必要があります。

マイページにログインし、メニュー内「お引越しのお手続き」から解約手続きを進めましょう。

ENEOSでんきでは原則として解約金は発生しませんが、「にねん とく2割」に加入している場合のみ、解約手数料として1,100円(税込)が発生します

「にねん とく2割」で解約手数料が発生しないタイミングは更新月(適用開始から23か月目〜24か月目)のみであるため、注意しておきましょう。

【新しい選択肢】電気代の見直しで注目したい電力サービス

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お得電力
・料金が大手より安い
・自社の太陽光発電を利用
【例:4人家族の場合】
東京電力 従量電灯B 50A
月間平均電気使用量 600kWh

月額 約23,834円

お得電力 従量電灯Bプラン
年間 約8,553円
お得!
・大手から乗換検討中の方
・電気料金節約したい方
・切替手続きが面倒な方



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市場電力
・サービス料が安い
・市場連動型で
積極的に節約可能
【例:4人家族の場合】
Loopでんき
スマートタイムONE(電灯)

月額 約11,119円

市場電力(電灯)プラン
年間 約3,180円
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のむシリカ電力
・初回契約特典がある
・電気料金に応じた特典あり
【例:4人家族の場合】
東京電力 従量電灯B 50A
月間平均電気使用量 600kWh

月額 約23,834円

のむシリカ電⼒ 従量電灯Bプラン
年間 約2,844円
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・お得な特典が欲しい方
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※消費税込みの価格です
※燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まず

ENEOSでんきの料金が高いと感じている方は、電力会社そのものを見直すことも視野に入れてみましょう。

電気代を賢く抑えるためには、料金プランの仕組みを理解し、自身のライフスタイルにあったサービスを選ぶことが重要です。

ここでは、注目したい電力サービスの選び方のポイントや、具体的な選択肢について紹介します。

【重要】今後の電力会社選びで押さえておきたい3つのポイント

電力会社を選ぶ際には、表面的な安さのみならず、次の3つのポイントをしっかりと確認することが大切です。

  • 料金体系がわかりやすいか
  • ライフスタイルにあうプランがあるか
  • 契約期間の縛りや解約金の有無

まず、燃料費調整額の計算方法や上限設定の有無が明確にされているかを確認しましょう。料金の変動要因がわかりやすい会社を選ぶことが重要です。

次に、電気をよく使う時間帯や総使用量にあった料金プランがあるかを確認します。時間帯別料金プランや、使用量に応じた段階制料金などを比較検討しましょう。

契約期間の縛りが短いか、あるいは解約金が発生しないか、発生する場合でも納得できる金額かを確認することが大切です。

上記のポイントを踏まえることで、長期的に見て納得感のある電力会社選びが可能になるでしょう。

【賢く節約】電気代を積極的に節約したいなら市場電力がおすすめ

市場電力
おすすめな方
  • 市場連動型を検討している方
  • 市場価格が安い時間帯に電気を使う方
  • 切り替え手続きが面倒な方

電気代シミュレーション

現在の電気料金
月額 約4,849 円
条件(例):Looopでんき スマートタイムONE(電灯)

市場電力に切り替えると…
年間の電気代:約1,360円お得!
5年間の電気代:約6,800円お得!
※消費税込み
※2024年4月時点
※再生可能エネルギー発電促進賦課金は含んでおりません

電気代をより積極的に、そして賢く節約したいと考えている方に向いている電力会社が、株式会社Qvouが提供する市場電力です。

市場電力の大きな特徴は、サービス料が低く設定されている点です。

電気の仕入れ値である日本卸電力取引所、JEPXの市場価格に、Qvouのサービス手数料と送配電事業者の託送料金などを加えたものが電気料金となる仕組みだからです。

電力市場の価格は時間帯によって変動するため、市場価格が安い時間帯に電気の使用をシフトさせることで、電気代を大幅に削減できる可能性があります。

たとえば、日中の太陽光発電量が多い時間帯や、比較的電気の需要が少ない深夜などに家電の使用を集中させるという工夫が効果的です。

新電力を契約中の方や、積極的に節電に取り組みたい方、電気を使用する時間をある程度コントロールできる方に向いている電力サービスといえるでしょう。

【その他のおすすめ】ライフスタイルに合わせた電力プランも検討

お得電力
おすすめな方
  • 大手電力会社から乗り換えを検討中の方
  • 電気料金の節約をしたい方
  • 切り替え手続きが面倒な方

電気代シミュレーション

現在の電気料金
月額 約7,423 円
条件(例):東京電力 従量電灯B 30A
月間平均電気使用量 200kWh

お得電力に切り替えると…
年間の電気代:2,665円お得!
5年間の電気代:13,324円お得!
※消費税込み
※燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金は含んでおりません

株式会社Qvouでは、「市場電力」以外にも魅力的な電力サービスを提供しています。

お得電力は、現在大手電力会社と契約している方が、プラン内容はほぼそのままに電気代を安くできる可能性があるサービスです。

切り替え手続きもオンラインで完結するため、手軽に見直しをしたい方に向いています

また、のむシリカ電力は、契約時や毎月の電気代に応じて人気のミネラルウォーター「のむシリカ」がプレゼントされるユニークな電力会社です。

一部地域を除きオール電化向けプランも用意されているため、電力使用量が多い家庭や、健康に関心のある方におすすめです。

お得電力やのむシリカ電力などの選択肢も比較検討し、最適な電力会社を見つけてみてください。

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ENEOSでんき料金に関するQ&A

ENEOSでんきの料金に関して、多くの方が抱える疑問についてQ&A形式で回答します。

値上げの時期や理由、他の電力会社との比較など、気になる点を解消していきましょう。

ENEOSでんきの値上げはいつからですか?

ENEOSでんきの電気料金は、燃料価格の変動や電力市場の状況に応じて、過去に複数回改定されています。

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年月日料金改定の内容電気料金の値上げ幅
(東京電力の場合)
2022年11月燃料費調整額の上限撤廃+882円/300kWh
2023年5月一般送配電事業者の託送料金改定に伴う電気料金の値上げ+60円/300kWh
2023年11月各地域の電力会社の規制料金改定に伴う電気料金の値上げ+362円/400kWh
2024年5月一般送配電事業者の託送料金改定に伴う電気料金の値上げ-30円/400kWh
※電気料金の値上げ幅は参考値です。

とくに近年では、2022年頃から燃料費調整額の上限撤廃や料金プランの見直しが段階的におこなわれ、実質的な値上げとなるケースが多く見られました

今後も電気料金の改定が実施される可能性があるため、公式サイトの最新情報をチェックしておきましょう。

燃料費調整額の上限が設定されていないのはなぜですか?

多くの新電力が燃料費調整額の上限を設定していない主な理由は、燃料価格の急激かつ大幅な変動リスクを、電力会社自身がすべて吸収することが困難になっているためです。

上限がない場合、燃料の仕入れ価格が上昇すれば、その分が直接的に電気料金に反映されます

電力会社にとっては安定的な経営を維持するために必要な措置である一方、消費者にとっては電気料金が青天井になるリスクを伴います。

ENEOSでんきも同様の理由から、市場環境の変化に対応するために上限を撤廃したと考えられます。

ENEOSでんきから東京電力など地域電力会社に戻すメリットはありますか?

ENEOSでんきから東京電力のような地域電力会社に戻すメリットとして考えられるのは、東京電力の「従量電灯B」「従量電灯C」などの規制料金プランを契約する場合です。

規制料金プランには、現在も燃料費調整額に上限が設定されているため、燃料価格が著しく高騰した場合でも、料金の上昇幅が一定範囲内に抑えられるという安心感があります

ただし、すべての家庭に規制料金プランが適しているわけではありません。

また自由料金プランを選択する場合は、ENEOSでんきと同様に燃料費調整額に上限が設けられておらず、電気料金が高騰するリスクがあります。

必ずしも安くなるとは限らないため、乗り換え先の料金プランの詳細や条件をしっかり比較検討してみてください。

ENEOSでんきを解約する際に解約金はかかりますか?

ENEOSでんきを解約する際、原則として解約金は発生しません。

ただし、「にねん とく2割」のオプション契約をしている場合、更新月以外に解約をすると1,100円(税込)の解約手数料がかかります

更新月は、電気の適用開始から23か月目および24か月目と短期間であるため、解約を検討している場合は忘れないようにしましょう。

まとめ

ENEOSでんきの電気料金が「高くなった」と感じる方に向けて、料金改定の実態、値上げの背景、他社比較、そして今後の対策について詳しく解説しました。

ENEOSでんきは、燃料費調整額の変動や電源調達コストの上昇などにより、実際に料金が以前より高くなっている可能性があります

自身の契約プランや電気使用状況を確認し、現状の料金に納得できるか、他の電力会社と比較してメリットがあるかを冷静に判断することが重要です。

今後の選択肢として、節電を心がける、契約プランを見直す、あるいは他の電力会社への乗り換えを検討するなどの方法が考えられます。

本記事で紹介した電力会社選びのポイントや、株式会社Qvouが提供する「市場電力」のような、サービス料が安く時間帯別節約で電気代を抑えられる電力会社も視野に入れ、家計に合った賢い選択をしてみてください。

<参考>
ENEOSでんき

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